- 何かビジネスを始めたいけど、まず何をしたら良いのか分からない!
- ビジネスに興味があるけど、自分に向いていることが分からない!
- ビジネスの始め方や、収益化の方法が分からない!
そんな悩みを抱えている場合は、記事を最後までご覧ください。
2014年から起業家として生き抜いてきた筆者が、ビジネスの選び方から収益化までの方法をお伝えさせて頂きます。
ビジネスとは何か?
まず、大前提として「ビジネスとは何か?」を理解しておきましょう。
一般的には、
- 商売をすること
- 個人で起業をすること
- 物を売ること
- 顧客を創り出すこと
- 利益を生み出すこと
など、様々な意見があるかと思います。
私としては、
「お客さんの問題を解決したり喜んでもらうこと」
というように捉えています。
一言で表せば、
「価値提供」
です。
例えば、私はこの記事で、「ビジネスの始め方がわからない」という方の問題を解決する為に、
- ビジネスの意味
- ビジネスの選び方
- ビジネスの収益化の方法
などをお伝えしています。

これが、価値提供です。
つまり、何かビジネスを始める場合、

を考える必要があります。
ビジネスに実績は必要あるか?
実績とは、そのビジネスに関する偉業のことです。
- 芸人の実績:M-1グランプリ優勝
- 作家の実績:このミステリーが凄い!大賞受賞
- ブロガーの実績:月間100万pv達成
- ユーチューバーの実績:チャンネル登録者数150万人突破
- コピーライターの実績:○○のCMのキャッチコピー担当
売り上げ,販売個数,出版歴,メディア出演歴,大会優勝歴など、実績は様々です。

と言う方がいます。
当然、実績はないよりはあった方が良いです。
ただ、実績の有無はビジネスを開始する段階では関係ありません。
例えば、医者は何の実績もない状態から、研修医として患者さんの診察や手術を繰り返し、経験のある医者へと成長します。
小説家は何の実績もない状態から本を出版し、執筆活動を繰り返し、有名な作家へと成長します。


となった場合、社会が成り立たなくなります。
実績とは、ビジネスを進めていきながら身に付けていくものです。
私は2014年に、Webマーケターとして独立をしました。
元々はWebマーケティングと全く関係のない業界からの独立だったので、当時は何の実績もなかったです。
活動を続けていくうちに、売り上げが伸びたり、コピーライティングの腕が磨かれたり、法人を設立したりと、実績や経験が増えていきました。
ビジネスを進めていきながら、実績を増やしていきましょう。
実績に対する考え方は、下記の記事でも解説しています。
更に詳しい情報を知りたい場合は、参考にしてみてください。
ビジネスの選び方とは?
では、具体的にどんなビジネスを選べば良いのか?
これは、人によって変わります。
何故ならば、人はそれぞれ適性が違うからです。
例えば、何かスポーツを極めようと思った時に、

キックボクシングは一人でコツコツできるし、ダイエットにも最適だから!
と言われたとしましょう。
しかし、
- 一人でコツコツやるのが苦手
- スポーツだとしても人を蹴るのが嫌い
- ダイエットに興味がない
という状態で、キックボクシングが極められるでしょうか?
努力次第ではできるでしょうが、流石に厳しいと思います。
人を蹴るのが嫌いな時点で苦痛に感じるでしょうし、一人でコツコツやるのが苦手でダイエットにも興味がないとなれば、もはや何の為にキックボクシングをやっているのかがわかりません。
人は「性格」「価値観」「好きなこと」「得意なこと」などが違います。
ビジネスにおいても、あなたに合ったジャンルを選ぶことが大切です。

という方に向けて、適正なビジネスの見極め方をお伝えします。
あなたに最適なビジネスの見極め方
私の考えとしては、
- 好きなこと
- 得意なこと
- 稼げること
- 目的
この4つが重なっているビジネスを選ぶのがおすすめです。

好きなこと
好きなこととは、やっていて楽しいこと。
何時間でも熱中して、ワクワクしながら行えることです。
例:ギターが大好きで、時間を忘れて丸一日中演奏していられる。
こんな風に、ワクワクドキドキしながら取り組めるのが、好きなことです。
得意なこと
得意なこととは、才能やセンスに溢れ、簡単にこなせること。
少ない努力で、大きな結果を出せることです。
例:スピーチが上手で、自分が話を始めると大勢の人が注目してくれる。
こんな風に、優れた技術や感性を持って取り組めるのが、得意なことです。
稼げること
稼げることとは、特別な才能がなくてもお金を得やすい分野のこと。
売り上げを上げる戦略を考えた、マーケティングも含まれます。
例:インターネットで集客をして、商品を販売をするWebマーケティング。
こんな風に、特別な才能や実績がなくてもお金を得やすいのが、稼げることです。
目的
目的とは、「何の為にビジネスを行うのか?」ということです。
言い換えると、「人生の目的」「成し遂げたいこと」「ビジョン」とも言えるでしょうか。
目的とは、ビジネスの軸だと思ってください。
例えば、次のAさんとBさんでしたら、どちらがビジネスを長期的に続けられそうですか?
- Aさんは、ただお金を稼ぎたいという理由だけで、作家になりました。
- Bさんは、過去に自分が思い悩んでいた時、ある一冊の本に出会い救われました。自分も本を執筆して、思い悩んでいる人たちを助けたいという目的を持ち、作家になりました。
明確な目的を持っているBさんの方が、それだけ誇りを持ってビジネスを続けられるでしょうし、お客さんから信用や共感を得やすいです。
Aさんはお金が稼げなかったら、すぐに作家を辞めてしまうかもしれません。
ビジネスを途中で諦める人が多いのは、軸がしっかりとしていないからです。

細い軸は、ちょっとしたストレス・トラブル・挫折で簡単に折れてしまいます。
だからこそ、ビジネスの目的を明確にして、太い軸を持つことが大切です。
なぜこの4つが重なったビジネスがおすすめなのか?
理由は単純。
楽しみながら、お金が稼げるからです。
大抵の人は何かビジネスを始めようと思った場合、次の2つを主軸に選ぶと思います。
- 好きなこと
- 稼げること
好きなことをビジネスにする場合

好きなことだけをやっていても、残念ながら売り上げには繋がりません。

自宅にグランドピアノがあるから、経費も掛からずにビジネスにできるわ!
こんな理由から、ピアノの先生になったとしましょう。

価格設定は…そうね。
週1回のレッスンで、1ヶ月5万円ぐらいにしましょう。
ひたすら繰り返したところで、恐らくお客さんは増えません。
週1回のポスティングでは集客力が低すぎる上に、レッスン料も高額すぎるからです。
私も昔、ちょっとリアルでの集客を試してみようと思い、ポスティングに挑戦した経験があります。
4,000枚巻いて一件も反応がなかったので、これは費用対効果が最悪だと思い、即座にWeb集客に戻しました。
ビジネスをする以上、マーケティング(売り上げを作る為の流れや戦略)は必要不可欠です。
- どんな切り口で、どんな層をターゲットにするのか?
- どうやって集客し、価格設定はいくらにするのか?
- 如何にリピーターを増やしていくか?
マーケティングを完全に無視して、ひたすら好きなことだけを突き詰めても、売り上げに繋げるのは難しいです。
自己啓発本に、「好きなことだけやって、ワクワクした毎日を送ろう!」みたいな文章が書かれていることがあります。
それで成功する人は、きちんと戦略を考えて「好きなこと」と「稼げること」を掛け合わせた人か、運が良かった人でしょう。
趣味でビジネスを行うのであれば、何も言いません。
しかし、ビジネスとして売り上げを立てるのであれば、「好きなこと」に対して「稼げること」や「マーケティング」を組み合わせてください。
稼げることをビジネスにする場合

続いて、稼げることをビジネスにするパターン。
今の時代はインターネットの普及により、アフィリエイトやYoutubeなど、個人で稼げることがかなり増えました。

しかし、「動画撮影が嫌い」「しゃべりや編集が苦手」という状態で、果たしてユーチューバーとしての活動を続けられるでしょうか?
単純に「お金を稼ぐ」という目的のみでYoutubeに参入したところで、成功するのは難しいでしょう。
数回動画を投稿した後で、

もっと楽に稼げる方法があるはずだ!
と諦めてしまう可能性が高いからです。

今の世の中は、インターネット上に稼げる情報が溢れています。
そんな情報に振り回されて、結局何をやってもビジネスで結果が出ない…という人もいるでしょう。
そんな状態に陥っているのであれば、せめて自分の好きなことに挑戦した方が良いんじゃないか?と思う訳です。
(もちろん、「好きなこと」と「稼げること」を掛け合わせる必要があります。)

好きなことを突き詰めて、それを人に提供する。
毎日お金の為と割り切った気持ちで動画配信をするよりは、毎日イキイキとしながらパンをこねてお客さんに提供している方が、本人もお客さんも幸せだと思います。
「お金を稼ぐこと」に執着しすぎてしまうと、「とりあえずお金さえ稼げれば良い!」と価値提供を厳かにしてしまう危険性もあります。
それでは、結局は何も得られません。
お金とは、お客さんへの価値提供の対価である。
これだけは忘れないようにしてください。
せめて3つが交わる分野をビジネスに選ぶ
「目的」「好きなこと」「得意なこと」「稼げること」の、4つ全てが交わる分野を見つけるのは、もしかしたら難しいかもしれません。

その場合は、「目的」「好きなこと」「稼げること」が交わる分野。

もしくは、「目的」「得意なこと」「稼げること」が交わる分野を見つけると良いです。

これだけ聞いてもイマイチピンとこないと思うので、私の実体験を元に解説させて頂きます。
私の例
私は2014年に独立をしてWebマーケターとして活動してきたのですが、会社をやめた直後はWebマーケターになる気はありませんでした。
「とりあえず組織と人間関係から解放されて、自由な生活を送りたい!」
そんな漠然とした理由で独立したものの、何をすれば良いのかわからず、貯金だけがひたすら減ってく状況でした。

生活を食いつなぐ為に、ホストのアルバイトをしよう!
と思い面接を受けたのですが、結局ホストになるのは辞めました。
冷静に考えると、私の適性に合っていないからです。
人の話を聞くのは得意ですし、それなりのコミュニケーション能力はあります。
しかし、それ以上にチームプレイが嫌いですし、何よりお酒が飲めません。
ホストで稼げるイメージが、全くつきませんでした。
この時のホストクラブの社長さんとのやりとりは、今の私のビジネスにも活きています。
その後、たまたま出会った人から「良い話がある!」と如何にも胡散臭そうな誘いに乗り、ネットワークビジネスのセミナーに参加しました。
セミナー講師の巧みな話術により、

と一瞬だけやる気になりましたが、すぐに冷静になって断りました。
人付き合いやチームプレイが嫌いな私にしてみれば、ネットワークビジネスは苦痛なだけです。
ホスト以上に、稼げるイメージが湧きませんでした。
そして、Web事業に出会います。
私は幼い頃から文章を書くことが得意でした。
一人で黙々と作業をするのが得意ですし、人と関わらないで仕事ができるのも魅力的です。
Web事業は仕組みを作れば、自動で集客と商品販売ができるようになるので、「お金」と「時間」の両方が手に入ります。

Web事業は自分の適性にバッチリ合っていると思い、Webマーケターとして独立。
5年ほど活動を続け、2018年に法人成りを果たします。
しかし、この頃は自分が何の為にビジネスをしているのかわからなくなりました。
経営者の先輩に相談したところ、

それが、ユウ君のビジネスの目的になるよ。
とアドバイスを受け、自分のやりたいこと(ビジネスの目的)を考えるようになりました。
私は昔から人と関わることが嫌いで、新卒で入社した会社も1年で辞めています。
そんな時に、Web事業に出会い人生が大きく変わりました。
自分の生き方に自信が持てなかった時は、「生き方は自由だから、他人と比べる必要はない。ユウ君の目的に沿った人生を歩むことが大事。」と、経営者の先輩に方向性を示してもらいました。
「過去の自分のように、生き方に悩んでいる人に自分の知識や経験を伝えたい。」
そう気づいてからは、「個人が理想とする人生を明確化して、実現させる為の気づきやきっかけを与えること」という目的を持ち、「理想の人生の送り方」や「やりたいことをビジネスに変える戦略」などを発信するようになりました。
今は「好きなこと」「得意なこと」「稼げること」「目的」が重なった分野を、ビジネスにしています。

これが、私のビジネス人生の歩みです。
まずは、「好きなこと」「得意なこと」「目的」を明確にしてみてください。
- どんなことをしている時がワクワクするのか?
- どんなことを難なくこなせるのか?
- どんなことを成し遂げたいのか?
それが、あなたのビジネスの軸となります。
Webマーケティングは必須

ギターの先生として、音楽の楽しさを世の中に広めたいと思っています。
…でも、稼げることって、一体何をすれば良いのでしょうか?
こんな風に、「稼げることがわからない」という方も多いでしょう。
今の時代であれば、Webマーケティングは必須だと思ってください。
Webマーケティングとは、簡単に言えばWeb上で集客を行い、商品を販売する流れです。
基本的にビジネスは、お客さんを集客して商品を販売できれば成り立ちます。
それを、インターネット上で行ってください。

【目的】×【好きなこと】×【稼げること(Webマーケティング)】
【目的】×【得意なこと】×【稼げること(Webマーケティング)】
この図式に当てはめて、しっかりと戦略を考えれば、「好きなこと」や「得意なこと」をビジネスにするのは簡単です。

という方も、中にはいるかと思います。
今の時代にインターネットを使わないでビジネスをするのは、洗濯機があるにも関わらず、タライで洗濯物を手洗いするような感覚です。
尋常じゃなく効率が悪いです。
それでも作業をしたくない場合は、人に任せるという手もあります。
正社員やアルバイトを雇わないでも、クラウドソーシングで外注さんを募集すれば、作業を任せられます。
クラウドソーシングとは、インターネット上で人を募集して、あなたの代わりに作業をしてもらうことです。

私の会社は人を雇っていませんが、ちょっとした作業は外注さんを雇ってお願いすることがあります。
クラウドワークスというサービスが使いやすいので、自分でやる必要のない作業や、専門的な力が必要な場合は活用してみてください。
⇒ クラウドワークス
ビジネスの始め方
それでは、具体的にビジネスを初めて、収益化するまでの流れを書いていきます。
- 事業の届け出
- 融資を受ける(必要な場合)
- コンセプトの決定
- Webメディアの制作
- お客さんの集客
- 商品の作成(アフィリエイトでも可)
- 商品の販売
- リピーター化
それぞれの工程について、詳しく書かれた関連記事にリンクを飛ばしています。
1.事業の届け出
まず、役所で開業届を提出します。
▼こんな紙▼
まずは個人事業主としてビジネスをスタートして、売り上げが増えてきたら会社を設立すればOKです。

という方も多いでしょうが、年間の利益が1,000万円近くになってくると、会社を作った方が節税対策にもなります。
また、ビジネスのターゲットが個人ではなく法人の場合は、信用を得るという意味でも、最初から会社を設立した方が有利に働く場合もあります。
私の場合、個人事業主からスタートして、年間の利益が2,000万円を超えると思った段階で、法人成りしました。
税金関係の生々しい話は下記の記事で暴露しているので、「個人事業主」か「法人」かで迷っている場合は、参考にしてみてください。
2.融資を受ける(必要な場合)
インターネット上で全てが完結するビジネスの場合は、資金0でもビジネスを始められます。
しかし、店舗を構える、人を雇うなど、資金が必要な場合は、銀行からの融資を検討してみてください。
下記の記事で、融資に対する考え方や、日本政策金融公庫からの融資を受ける方法をまとめています。
3.コンセプトの決定
Webを活用して集客と販売を行う場合、Web上での情報発信が必要です。
「テーマ」「ターゲット」「理念」など、コンセプトを決めましょう。
情報発信やコンセプトの説明は、下記の記事をご覧ください。
4.Webメディアの作成と情報発信
コンセプトを決定したら、Webメディアを作成して、情報を発信していきます。
集客の基盤には、WordPressブログがおすすめです。
WordPressブログの説明や作り方などは、下記の記事をご覧ください。
5.お客さんの集客
Webメディアへお客さんを集め、顧客リストを取得します。
集客の詳しい説明には、下記の記事をご覧ください。
6.商品の作成(アフィリエイトでも可)
お客さんに販売する商品を用意します。
商品は、独自コンテンツ(自分で作って販売する)場合と、アフィリエイト(他社商品を紹介して紹介料を貰う)の2種類があります。
独自コンテンツとアフィリエイトのやり方や特徴は、下記の記事をご覧ください。
7.商品の販売
お客さんに商品を販売して、収益化します。
商品販売の流れやセールスページの作り方は、下記の記事をご覧ください。
8.リピーター化
商品販売までの流れが完了したら、お客さんをリピーター化しながらビジネスを続けましょう。
下記の記事では、リピーターを増やしたり、売り上げを伸ばす戦略をまとめています。
ビジネスの始め方まとめ
以上が、ビジネスの選び方から収益化までの一連の流れです。
重要なことを、最後にまとめます。
- ビジネスとは、お客さんの問題を解決したり、喜んでもらうこと。
- 実績は、ビジネスを進めていく上で身に付ければOK。
- 好きなこと・得意なこと・稼げること・目的の4つが重なるビジネスがおすすめ。
- 今の時代は上手くWebマーケティングを活用する。
ビジネスの始め方から、収益化までの流れは次の通り。
- 事業の届け出
- 融資を受ける(必要な場合)
- コンセプトの決定
- Webメディアの作成
- お客さんの集客
- 商品の作成(アフィリエイトでも可)
- 商品の販売
- リピーター化
ビジネスの選び方は、一つの考え方に過ぎません。
「好きなことでそこそこ稼げれば良い!」という場合は、無理に稼げることを行う必要はありませんし、「割り切って稼げることをやる!」という強い意志がある場合は、好きなことや得意なことを無視しても構いません。
どんなビジネスを選ぶにしても、軸となる目的は明確にしておきましょう。
長くなりましたが、最後までお読み頂きどうもありがとうございました!