2019年8月22日、「何となく面白そうだから」という単純な理由で、フルマラソンの大会へエントリーしました。
大会が行われる日程は、2019年の10月27日。
練習期間はわずか2ヶ月しかありません。
この短い期間でフルマラソンを走り切る体を作り上げる必要があります。
せっかくフルマラソンへ挑戦するので、練習方法や練習をして気付いたことなどを、実践記としてまとめておきます。
果たしてフルマラソン初心者が、2ヶ月の練習期間で完走まで辿り着けるのでしょうか?
〜2019年8月31日の記録〜
目次
前回のあらすじとスケジュール
前回の記事では、フルマラソンに申し込みするまでの流れをまとめています。
今回の練習は、次の通りです。
8月23日〜ランニング練習1日目〜
記念すべきランニング練習1日目。
まだランニングシューズは買っていないので、2年ぐらい前にジム用に購入した、GUの2,000円ぐらいの靴で走ってみました。
近所の川沿いを6キロほど走ってみましたが、さすがにまだまだ余裕です。
大体45分ぐらい走っていたので、1キロ7〜8分ペースってとこですね。
この日は妻に後ろから自転車でついてきてもらい、喉が渇いたら水を貰うというサポートをしてもらいました。

ほんの少し腰が痛くなりましたが、それ以外には何のトラブルもなく終了です。

8月24日〜ランニングシューズ購入〜
ちょうどジムに通う日だったので、真横にあるスポーツ用品店にランニングシューズを買いに行きました。
大会当日まで期間が短いので、早めに買って足に馴染ませないと…。

2ヶ月後にフルマラソンに出るので、ランニングシューズを買いにきました。

中々のチャレンジャーですね!
対応してくれた店員さんは、ランニング歴17年のベテランです。
これがめちゃくちゃ親切な店員さんで、色々とアドバイスをくれました。
- 練習期間は3ヶ月あった方が良い!
- 1時間7〜8キロのペースを目安に走る!
- ランニングマシンよりも道路で練習!
- 靴はめちゃくちゃ重要!
練習期間は3ヶ月あった方が良い!

できれば3ヶ月はあった方が良いですね!
筋トレや水泳でそれなりに体を鍛えてきましたし、体力にもかなりの自信があります。
…が、筋トレや水泳で鍛えた筋肉と、ランニングで使う筋肉は全く別物らしいです。
もちろん体幹など必要な要素もあるので、それまでの経験が無駄になる訳ではありませんが、とにかく走り込みが必要とのこと。

ランナーには30キロの壁が存在し、30キロを超えた辺りから一気に辛くなることがあるそうです。
30キロとはまだまだ未知数ですが、何とか練習で突破させます。
驚いたことに、店員さんは100キロや200キロのマラソン大会にも出場しています。


大会によっては、山道のコースとかもあるんですよ!
うむむ…。
そうやって聞くとフルマラソンが楽勝に思えてきます…。
ちなみにこの日の仕事終わり、店員さんは30キロのランニングに向かいました…。
1時間7〜8キロのペースを目安に走る!

私は制限時間である6時間以内の完走が目標なので、そこまでスピードを意識する必要はないとのこと。
1時間で7〜8キロを目安に走り、後半でスピードを上げられれば最高です。
1キロ7〜8分のペースですね。
タイムを狙えそうでしたら、もう少し早いスピードで練習しようと思います。

この人を追い抜きたい!とか、この人には負けたくない!とか、競争心が生まれるんですよ。
如何に周りに流されず、自分のペースを保つかがポイントですね!
私は割とマイペースな性格ですが、やはり練習中にランナーに出会うと、

思いっきり追い抜きたいなぁ…。
と思う時があります 笑
これが失速の原因になるんでしょうね…。
「周りを気にせず自分のペースを保つこと!」
これを肝に命じて練習に励みます。
ランニングマシンよりも道路で練習!

ランニングマシンと道路を走るのとでは、足にかかる負担が違うらしいです。
「ランニングマシンは使っちゃダメ!」
ということではありませんが、道路の感覚に慣れておいた方が良いですね。
靴はめちゃくちゃ重要!

たまに大会直前に新品の靴に変える人がいますが、それは靴擦れの原因にもなるので危険です!
必ず足に馴染んだ靴を使ってください。
そんな訳で足に合った靴を探すべく、4種類ほどの靴を試してみました。
万人受けしたり王道なランニングシューズはあるのですが、やはり足の形や体型によって相性があるので、何種類かは履いた方が良いです。
そして購入したのが、アシックスの「GEL-KAYANO 26」というモデル。

一概にこの靴をおすすめする訳ではないですが、一番しっくりきたのがこのモデルです。
値段は税込で18,000円ぐらいでした。

靴の履き方から紐の結び方まで、細かいポイントがあるようです。

靴紐を解けにくくする為に、二重結びにすると良いですよ。
靴下はくるぶしソックスだと靴擦れの危険性がある為、足首まで隠れるタイプのものを購入。

靴の選び方から練習方法まで、至れり尽くせりの店員さんでした。

靴を足に馴染ませる為、この日からジムの相棒もGEL-KAYANO 26になりました。
8月25日〜ランニング練習2日目〜
この日は新シューズと新靴下を履いて、10キロのマラソンに挑戦しました。
これがですね…
めちゃくちゃ走りやすいです!
やはりGUで購入した2,000円の靴とスポーツ用品店で購入した18,000円の靴では、雲泥の差があります。
ど素人でも性能の違いがわかります。
クッション性があるので、地面に足をついた時に掛かる負担が軽いです。
全く腰が痛くなりませんでした。
フルマラソンに出場する際は、できるだけ早い段階でランニングシューズを購入し、足に慣れさせておいた方が良いですね。
そしてランニングの練習におすすめなアイテムが、もう一つあります。
「Nike Run Club」という、ナイキのランニングアプリです。

これが非常に便利で、走ったコースや距離、1キロ毎の平均タイムを表示してくれます。

存在するアプリと言っても過言ではない!
ただ、当然ですがランニング中もスマホを身に付けておく必要があります。
ポケットに入れておくと走りづらいので、私の場合はアームバンドを購入して、その中にスマホを入れています。

練習で走るぐらいだったら、アームバンドを付けていてもあまり気になりません。
恐らく、AppleWatchが一番ランニングと相性が良いと思います。
持っていない場合は、スマホ+アームバンドの組み合わせはおすすめです。

この日は1キロ7分半ペース。
まだまだ余裕です。
8月26日〜ランニング練習3日目〜
この日は15キロのランニングに挑戦。
1キロ7〜8分ペースで走り続けました。
体力的にはまだ余裕がありますが、10キロを超えた辺りから喉の渇きで死にそうになります。
一度止まると走るのが辛くなりそうなので、途中で公園に立ち寄って、足踏みしながら水分補給をしました。
ただの水だと明らかに塩分が足りなくなるので、塩分を取れるタブレットを持っておくと便利です。

このタブレット、マジで大活躍します。
水だけだと、飲んでも飲んでも喉が潤わない感じがするのですが、タブレットを口に入れるとかなり楽になります。
この日から、アームバンドの中に忍ばせるようになりました。
水分補給を怠ると冗談抜きで死の危険性があるので、ランニング中の水分と塩分の摂取は必須です!
そしてもう一つ、走っていて気付いたことがあります。
髪の毛がスゲー邪魔です。
これが絶妙なストレスです。
短髪の人は気にならないと思うのですが、この時の私の髪型はやや長め。
毎回ジェルでオールバックにして走っていたのですが、大量の汗をかくので前髪が落ちてきます。
髪の毛の長さという、余計な部分でストレスをかけたくないので、後日ベリーショートヘアにしました。
女性は髪の毛を結ぶでしょうが、男性で髪の毛が邪魔な方は、帽子を被るか短髪にした方が楽です。

とりあえず15キロは達成。
この感じだと、20キロまでは余裕でいけそうです…。
8月29日〜ランニング練習4日目〜
この日は約9キロのランニングです。
平均ペースは7分ちょっと。

間違えて途中でアプリをキャンセルした為、データが2つに分かれてしまいましたが、タイムや距離は自分で編集できるようです。
ちなみにこの日は、インターネット上で耳うどんとネタにされている、AirPodsで音楽を聴きながら走りました。

汗をかくので、しょっちゅう耳から外れそうになります。
実際、途中で公園で落としてしまい、暗闇の中でiPhoneのライトを照らして探すことになりました。
全く集中できなかったので、今後は音楽無しで走ることになりそうです…。
あと、これまた細かいことなのですが、
下着が汗まみれになります。
そこまで気にならないかもしれませんが、スポーツ着と同様に、下着もメッシュタイプにした方が良いかもしれません。
普段は綿タイプのボクサーパンツを履いているのですが、メッシュタイプのボクサーパンツに変えたところ快適でした。
髪の毛とか下着とか、実際に走ってみると細かい気付きがありますね。
ちなみにランニング練習を始めてから、週3〜4ペースだったジムの頻度を週2ペースに減らしました。
フルマラソンが終わるまでは水泳をランニングに変えるので、その分ジムに通うペースが減ります。
そもそもジムで筋トレをして、お風呂で綺麗さっぱりした後でランニングで再び汗だくになる…というのは、さすがに気が乗らないです 笑
ジムの頻度を減らした代わりに、家での自主トレを増やしました。
自主トレで胸筋を鍛える際は、プッシュアップバーを使っています。

腕立て伏せをする際に、プッシュアップバーを手に持つのですが、めちゃめちゃ負荷がかかるのでおすすめです。
一度プッシュアップバーを使ってしまうと、通常の腕立て伏せには戻れないかもしれません…。
自主トレで腹筋を鍛える際には、プランクを行なっています。
プランクとは、肘を90度に曲げて手をつき、踵から方までを一直戦になるように体を浮かせ、その状態をキープし続けるトレーニングです。


と思う方もいるかもしれません。
バッキバキに効きます。
やってみればわかりますが、腹筋へかかる負荷が半端じゃないです。
初心者の方は30〜60秒を3セット。
これだけでも結構キツイと思います。
2分を超えると体がプルプルしてきます。
ジムに通っている場合は、アブドミナルやスクワットで鍛えられますが、自主トレの場合はプランクを組み込んでみてください。
道具も広さも必要ないので手軽に行えます。
腰痛にも良いですし体幹も強化されるので、ランニングのトレーニングにもなるはず!…多分。
実践記その1まとめ〜フルマラソンの道のりは続く〜

こんな感じで練習をしてきましたが、42.195キロはまだまだ程遠いです。
とりあえず15キロはクリアできたので、次は20キロのランニングへ挑戦します。
20キロを超えればようやく折り返し地点。
できれば2時間30分前後で到達したいですね。
ちなみに担当の美容師さんが、40キロウォーキングに挑戦したらしいのですが、ラスト5キロがめちゃくちゃ辛かったそうです。
やっぱり後半にかけてキツくなりますよね。
30キロの壁を超えた後、どれだけ気合を振り絞れるかが勝負だと思います。
何にしても体が資本です。
水分補給や体調管理に気を配りながら、コツコツ練習を継続していきます。
もしもマラソンに挑戦する際は、一緒に練習を頑張りましょう!
8月24日 ランニングシューズ購入
8月25日 ランニング練習2日目
8月26日 ランニング練習3日目
8月29日 ランニング練習4日目