内向型という気質や性格は変えられるのか?←変えなくてOKです!
どうも、Webマーケティング専門家/内向型人間研究家のユウキです( ´ ▽ ` )ノ

どうも、Webマーケティング専門家/内向型人間研究家のユウキです( ´ ▽ ` )ノ

- 内向型という気質や性格に自信が持てない…。
- 内向型という気質や性格は変えられるの?
- 外向型に強い憧れを持っている!
こんな悩みを抱えている場合は、この記事を読んでみてください^^
スーパー内向型人間であり内向型人間研究家の僕が、「気質と性格の違いとは?」「気質や性格は変えられるのか?」「気質や性格を変える必要はあるのか?」をお伝えします!
記事を最後まで読んでもらえると、内向型という気質や性格に自信を持って生きられるようになります^^
内向型の気質と性格の違いとは?

夫よ、教えてくれ!
わたしは内向的な性格があまり好きになれないから、外向的な性格に変えたいと思っておるよ。
そもそも、性格って変えられるものなのかい?
ふむふむ、なるほど。
結論を言うと性格は変えられるよ。
…ただし、気質を変えるのは難しいね!
えっと・・・気質と性格って同じ意味じゃないの?
同じ意味に捉えている人は多いんだけど、実は違うんだよ。
まず大前提として、気質と性格の違いを説明するね!
僕は内向型を、気質と性格の二つに分けて考えています。
気質とは生まれ持った特性のようなもので、性格とは生まれた後の環境によってつくられたものです。
Check
・気質…生まれ持った特性
例1.騒がしい環境が苦手で、静かな環境を心地良く感じる
例2.積極的に活動するよりも、一人でゆっくり過ごすことで体力が回復する
・性格…生まれた後の環境によってつくられたもの
例1.明るくていつもニコニコしている
例2.物静かでおっとりしている
内向的な気質と内向的な性格の例は、次の通りです。
内向的な気質の例 | 内向的な性格の例 |
---|---|
一人でゆっくり休むと体力が回復する | 大人しくて落ち着いている |
刺激に敏感で低刺激を心地よく感じる | マイペースで一人で過ごすのが好き |
情報を処理するのに時間がかかる | 口数が少なくよく考え事をする |
生まれ持った気質を基盤としながらも、環境・教育・経験などを経て性格がつくられます。
先天的に備わっているのが気質で、後天的につくられたのが性格というイメージですね!

つまり、内向型の気質を持っているとしても、一人でいることが好きな大人しい性格をした人もいれば、おしゃべり好きな明るい性格をした人もいるのです。
しかし、多くの人は内向型や内向的な人と聞くと、教室の隅で大人しく本を読んでいるような人をイメージするでしょう。
僕はその原因が、生まれ持った気質がものすごく強力であり、性格の形成にも多くの影響を及ぼすからだと考えています。
アメリカに、ジェローム・ケーガンという著名な心理学者がいます。
Note
ケーガンは1989年に生後4ヶ月の乳児を500人集め、一人ひとりの乳児が内向的に育つか、外向的に育つかを研究しました。
生後4ヶ月の乳児に、録音した声を聞かせるなどして反応を見たところ、20%の乳児は手足をばたつかせるなどの高反応を示し、40%は落ち着いた低反応を示し、残りの40%はその中間だったといいます。
そして乳児が2歳、4歳、7歳、11歳の時に再び反応テストをしたところ、20%の高反応組の多くは思慮深く慎重な性格に成長し、40%の低反応組の多くは大らかで自信家な性格に成長しました。
参考文献:内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法(著:スーザン・ケイン)p98〜100より
この研究結果から考えられるのは、生まれ持った気質が内向型であれば、内向的な性格の人間に成長する可能性が高く、生まれ持った気質が外向型であれば、外向的な性格の人間に成長する可能性が高いということです。
それだけ、生まれ持った気質は強力であると考えられます!
内向型の気質と性格は変えられるのか?

なるほどー!
気質と性格は似ているけど、同じ意味ではないんだね。
うん。
そして最初にも言ったように、性格を変えることはできるけど気質を変えるのは難しい。
これは、RPGなどファンタジーの世界に出てくる職業の「戦士」と「魔法使い」で考えてみると、わかりやすいと思うよ!
先天的に備わっているのが気質で、後天的につくられたのが性格と定義した場合、戦士と魔法使いの気質や性格は次のようになります。
戦士 | 魔法使い | |
---|---|---|
気質 | HP・力が伸びやすい | MP・魔力が伸びやすい |
性格 | 負けず嫌いの熱血漢 | 優しくて仲間思い |
戦士がどれだけ修行をしても、魔法使いのようにバンバン魔法は使えません。
魔法使いがどれだけ修行をしても、戦士のような力を身につけるのは難しいです。
努力では、どうにもならない部分があります。

しかし、性格は変えられます。
「誰よりも仲間を大事にしなさい」と教育された戦士は、「優しくて仲間思い」という性格になったかもしれません。
「誰にも負けないぐらいの強い人間になりなさい」と教育された魔法使いは、「負けず嫌いの熱血漢」という性格になったかもしれません。
人間の気質や性格も、これと同じようなものです。
僕は幼い頃から大勢の人に囲まれた空間が苦手で、学校では息苦しさを抱えていました。
性格はかなり落ち着いており、積極的に人と話をするような子どもではなかったです。
成長と共に性格は多少変わり、落ち着きはあるものの、誰とでも分け隔てなく話ができるようになりました。
現在はコミュニケーション能力も高いですし、仕事関係者に「人と関わるのが好きではない」と言うと、かなり驚かれます。
しかし、どれだけ年齢を重ねようと、コミュニケーション能力を高めようと、大勢の人に囲まれた空間が苦手なのはほぼ変わりません!
特に顕著だったのが、外回りをしていた会社員時代です。
少数精鋭で現場に向かうのですが、事務所に帰ってきた時は部屋に60~80人近くの社員さんがいます。
この空間が何とも息苦しかったです。
同僚とも上司ともお客さんとも、上手にコニュニケーションが取れる。
それでも、大人数の空間は息苦しく、一人でいる方が心地良いのです。
また、どれだけ気心の知れた親しい人間であっても、外で活発に遊んだ後はどっと疲れます。
妻と一緒に休息する時間が必要です。
恐らくこれは、僕の生まれ持った気質なので仕方ありません。
内向型は自分の才能だとプラスに捉えて、上手く付き合っています^^
Point
性格は変えられても、根本的な特性である気質を変えることはできません!
内向型の気質と性格は変える必要はあるのか?

なるほどね。
それじゃあ内向型という気質を変えることは、諦めるしかないんだね。
そうだね。
そもそも僕は、内向型という気質や性格を無理に変える必要はないと思っているよ。
その理由は次の3つ!
Check
1.内向型は素晴らしい個性だから!
2.内向型には強みがたくさんあるから!
3.内向型の弱点はスキルでカバーできるから!
1.内向型は素晴らしい個性だから!
僕も昔は、内向的な自分の気質や性格が嫌いで、外向的な人間になりたいと思っていました。
しかし、内向型・外向型とは気質の違いであり、そこに優劣は存在しません。
HPと力が優れた戦士やMPや魔力が優れた魔法使いのように、得意な分野が違うだけの話です。
内向型とはすばらしい個性なんです!
それでも外向的な人に憧れてしまうのは、自己肯定感の低さが大きな原因だと思います。
内向的な自分が好きではありません。
内向的な自分は人より劣っていると思います。
内向的な自分を見せるのが嫌で外向的な自分を演じてしまいます。
少なくとも昔の僕は、こんな風に思っていました^^;
下記の記事でも詳しく解説していますが、僕たちの多くは「外向的な人間が理想である!」という価値観を持っています。
関連記事:内向型(内向的な人)が社会で生きづらいと感じる4つの理由!
だからこそ内向型の人間は、自己肯定感が低くなりがちです。
しかし、
内向的な自分が大好きです!
内向的な自分には強みがたくさんあります!
内向的な自分を人に見せても全く問題ありません!
という状態であれば、無理に気質や性格を変える必要はありません。
実際、僕が内向的な気質や性格を変えずに堂々と生きられているのは、自分の気質や性格を受け入れて肯定しているからです。
- 友人は一人もいませんが、その分一人の時間や大切な人と過ごす時間を楽しめます。
- 会社勤めは大嫌いですが、自分で会社を経営して生きていくので問題ありません。
- 大勢の人がいる空間は苦手ですが、一人でコツコツ物事を進めるのはめちゃくちゃ得意です。
こんな風に自分を受け入れ、肯定して、自分の適性に合った生き方をすることで、僕は人生が楽しくなりました^^
実は、内向的な気質や性格を受け入れることで幸福度が上がるというのは、研究結果でも現れているんです!
Note
オーストラリアのメルボルン大学が、349人の男女を対象に、内向型と幸福度の関係性を調査しました。
その結果わかったのは、自分には外向性が足りないからこのままではダメだと思っている人ほど幸福度が低く、内向的な性格に引け目を感じずに受け入れている人は総じて幸福度が高いということです。
参考文献:Quiet Flourishing: The Authenticity and Well-Being of Trait Introverts Living in the West Depends on Extraversion-Deficit Beliefs
https://daigoblog.jp/introverted-talent/
つまり、幸福度の高さにおいて、外向的か内向的かは関係ありません。
重要なのは、自分の気質や性格を受け入れられるかどうかです!
外向的な気質や性格でも、自分を受け入れられないと幸福度は低くなりますし、内向的な気質や性格でも、自分を受け入れられれば幸福度は高くなります。
だからこそ「内向型の自分はダメだ!外向的な人間になりたい!」ではなく、「内向型の自分でもOK!強みがたくさんある!」と考え方を変えみましょう^^
2.内向型には強みがたくさんあるから!
内向型にはたくさんの強みがあります。
強みは一人ひとり違いますが、下記のような強みを持っている傾向が強いです。
Check
・思考力がある
・集中力がある
・分析力がある
・忍耐力がある
・創造力がある
・落ち着きがある
・一人の時間を大事にできる
・文章を書くのが上手である
・聞き上手である
・大切な人を大切にできる
・人の気持ちをよく理解できる
・少しの刺激で満足できる
関連記事:内向型は強みがすっごい沢山あります!【内向的な人の長所12選】
自分の強みって、なかなか目につきにくいと思います。
自分が意識せずにできてしまうことなので、こんなの強みでも何でもないって思っちゃうんですよね^^;
反対に自分の弱点にばかり目を向けてしまうのですが、弱点のない人間なんてこの世に存在しません。
苦手なことはあって当たり前です!
僕は自分の強みに気づいたことで、生きるのがすごく楽になりました!
自分の弱点に目を向けるのではなく、強みに目を向けてみましょう^^
3.内向型の弱点はスキルでカバーできるから!
「内向的な自分の性格を肯定しよう!」「内向型の強みに目を向けてみよう!」とはいうものの、「弱点をできるだけ克服したい!」という場合もあると思います。
そんな時はスキルでカバーしましょう^^
例えば、僕は「人と関わるのが苦手・嫌い」という弱点がありますが、コミュニケーション能力はそれなりに高いです。
学生生活や社会人生活の中で、コミュニケーションスキルを向上させたからです。
コミュニケーションスキルを身につけたおかげで、「人と関わるのが苦手・嫌い」という弱点はそれほど気にならずに生活できています。
気質や性格などの根本的な要素を無理に変えなくても、弱点はスキルで補えるんです!

内向的な自分を受け入れながらも、必要なスキルを高めていく。
そうすることで、気楽に人生が送れて、尚且つ人間的にも成長ができると思います^^
弱点も強みと同様に一人ひとり違いますが、下記のような弱点を持っている傾向が強いです。
Check
・自己肯定感が低くなりやすい
・不安を感じやすい
・完璧主義になりやすい
・繊細すぎる
・競争が苦手
・人と関わるのを避けたがる
関連記事:内向型は弱みを受け入れるのも大事です!【内向的な人の短所6選】
自分の弱点を知ることで、上手くカバーできるようになります。
そのためにも、弱点とも向き合ってみましょう^^
内向型の気質と性格の違いまとめ

気質とは生まれ持った性質のことで、性格とは生まれた後の環境によってつくられたものです。
内向的な自分を変えたいと思い、もがき苦しんでいる人は多いと思います。
性格は変えられますが、根本部分の気質を変えるのは難しいです。
持って生まれた気質は、受け入れて生きていくことが重要である。
今ではそう考えるようになりました。
「内向的な気質や性格は個性である!たくさんの強みがある!」
こんなふうに自分を受け入れ、肯定することで、僕は生きるのが楽になりました^^
ぜひ、自分の強みに目を向けるようにしてみましょう!