内向型(内向的)の気質や性格を変えたい!と感じたときに読む記事。
どうも、Webマーケティング専門家/内向型人間研究家のユウキです( ´ ▽ ` )ノ
ブログをお読みいただき、どうもありがとうございます!

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- 内向型という自分の気質よりも、外向型の気質に憧れています!
- 内向的な自分の性格が好きにはなれないので、外向的な性格に変えたいです!
こんな悩みを抱えている場合は、この記事を読んでみてください^^
スーパー内向型人間の僕が、「気質や性格は変えられるのか?」「そもそも気質や性格を変える必要はあるのか?」ということに加えて、内向的な人が楽しい人生を歩む方法をお伝えします。
この記事を読んでもらえると、今よりも自分に自信を持って生きられるようになります!
内向型(内向的)の気質や性格は変えられるのか?

夫よ、教えてくれ。
わたしは内向的な性格が好きになれないから、外向的な性格に変えたいと思っておるよ。
そもそも、性格って変えられるものなのかい?
ふむふむなるほど。
結論を言うと、性格は変えられるよ。
…ただし、気質を変えるのは難しいね!
気質と性格の違いとは?
えっと・・・気質と性格って同じ意味じゃないの?
同じ意味に捉えている人は多いんだけど、実は違うんだよ。
まず大前提として、気質と性格の違いを説明するね!
Check
・気質…生まれ持った性質。
例1.騒がしい環境が苦手で、静かな環境を心地良く感じる。
例2.積極的に活動するよりも、一人でゆっくり過ごすことで体力が回復する。
・性格…生まれた後の環境によってつくられたもの。
例1.明るくて、いつもニコニコしている。
例2.物静かで、あまり口を開かない。
生まれ持った気質を基盤としながらも、環境・教育・経験などを経て性格がつくられます。
先天的に備わっているのが気質で、後天的につくられたのが性格というイメージですね!

気質はすっごく強力で、性格の形成にも多くの影響を及ぼすと言われています。
アメリカに、ジェローム・ケーガンという著名な心理学者がいます。
Note
ケーガンは1989年に生後4ヶ月の乳児を500人集め、一人ひとりの乳児が内向的に育つか、外向的に育つかを研究しました。生後4ヶ月の乳児に、録音した声を聞かせるなどして反応を見たところ、20%の乳児は手足をばたつかせるなどの高反応を示し、40%は落ち着いた低反応を示し、残りの40%はその中間だったといいます。
そして乳児が2歳、4歳、7歳、11歳の時に再び反応テストをしたところ、20%の高反応組の多くは思慮深く慎重な性格に成長し、40%の低反応組の多くは大らかで自信家な性格に成長しました。
参考文献:内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法(著:スーザン・ケイン)p98〜100より
生まれ持った気質が内向型であれば、内向的な性格の人間に成長する可能性が高く、生まれ持った気質が外向型であれば、外向的な性格の人間に成長する可能性が高いということですね!
気質と性格は変えられるのか?
なるほどー!
気質と性格は似ているけど、同じ意味ではないんだね。
うん。
そして性格を変えることはできるけど、気質を変えるのは難しい。
これは、RPGのキャラクターで考えてみると、わかりやすいと思うよ!
戦士 | 魔法使い | |
---|---|---|
特徴(気質のようなもの) | HP・力が伸びやすい | MP・魔力が伸びやすい |
性格 | 負けず嫌いの熱血漢 | 優しくて仲間思い |
戦士がどれだけ修行をしても、魔法使いのようにバンバン魔法は使えませんし、魔法使いがどれだけ修行をしても、戦士のような体力を身につけるのは難しいです。
努力では、どうにもならない部分があります。
しかし、性格は変えられます。
「誰よりも仲間を大事にしなさい」と教育された戦士は、「優しくて仲間思い」という性格になったかもしれませんし、「誰にも負けないぐらいの強い人間になりなさい」と教育された魔法使いは、「負けず嫌いの熱血漢」という性格になったかもしれません。
人間の気質や性格も、これと同じようなものです。
僕は、幼い頃から大勢の人に囲まれた空間が苦手で、学校では息苦しさを抱えていました。
性格はかなり落ち着いており、積極的に人と話をするような子どもではなかったです。
成長と共に性格は多少変わり、落ち着きはあるものの、誰とでも分け隔てなく話ができるようになりました。
コミュニケーション能力も高い方だと思いますし、仕事関係者に「人と関わるのが好きではない」と言うとかなり驚かれます 笑
しかし、どれだけ年齢を重ねようと、大勢の人に囲まれた空間が苦手なのはほぼ変わりません!
特に顕著だったのが、会社員時代です。
会社員時代は外回り(営業のような仕事)をしていました。
外回りは少数精鋭で向かうのですが、事務所に帰ってきた時は部屋に60〜80人近くの社員さんがいます。
この空間が何とも息苦しく、苦痛で仕方ありませんでした。
同僚とも上司ともお客さんとも、上手にコニュニケーションが取れる。
それでも、大人数の空間は息苦しく、一人でいる方が心地良いです。
また、どれだけ気心の知れた親しい人間であっても、外で活発に遊んだ後はどっと疲れます。
妻と一緒に休息する時間が必要です。
恐らくこれは、僕の生まれ持った気質なので仕方ありません。
自分の特性だと思って、上手く付き合っています^^
内向型(内向的)の気質や性格は変える必要はあるのか?

なるほどね。
それじゃ、内向型という気質を変えることは、諦めるしかないんだね。
そうだね。
そもそも僕は、内向型という気質や性格を無理に変える必要はないと思っているよ。
その理由は次の3つ!
Check
1.すばらしい個性だから!
2.肯定するだけで幸福度が高くなるから!
3.スキルで弱点をカバーできるから!
すばらしい個性だから!
内向型とは「内向的」や「内向性」とも表現され、1921年にスイスの心理学者であるカール・ユングが提唱しました。
下記の記事で詳しく解説していますが、簡単に言えば控えめで思慮深い人を表します。
関連記事:内向型(内向的)の意味とは?【性格・特徴をまとめました】
内向型の反対は外向型のことで、大きくは次の5つの違いがあります。
違い | 内向型 | 外向型 |
---|---|---|
刺激に対する捉え方 | 刺激を感じやすい | 刺激を感じにくい |
行動のパターン | じっくり考えて行動する | すばやく行動する |
人との接し方 | 少人数と深く関わる | 多人数と関わる |
心の惹かれ方 | 自分の思考や感情に惹かれる | 外部の活動に惹かれる |
エネルギーの充電方法 | ゆっくり休む | 積極的に活動する |
僕も昔は、内向的な自分の気質や性格が嫌いで、外向的な人間になりたいと思っていました。
下記の記事でも詳しく解説していますが、僕たちの多くは「外向的な人間が理想である!」という価値観を持っているからです。
関連記事:内向型(内向的な人)は生きづらい?【幸せな生き方を考える】
しかし、内向型・外向型とは気質の違いであり、そこに優劣は存在しません。
力と体力に優れた戦士や、魔力とかしこさに優れた魔法使いのように、得意な分野が違うだけの話です。
つまり、内向型とはすばらしい個性なんです!
僕はそれに気付いて、内向型という自分の気質や性格を受け入れるようになってからは、生きるのがだいぶ楽になりました^^
肯定するだけで幸福度が高くなるから!
「内向型の自分を変えたい!」と思っている人の最大の問題点は、自己肯定感の低さだと思います。
内向的な自分が好きではありません。
内向的な自分は人より劣っていると思います。
内向的な自分を見せるのが嫌で外向的な自分を演じてしまいます。
少なくとも僕は、昔はこんな風に思っていました^^;
「外向的な人間が理想である!」という風潮の中で生きている内向型の人間は、どうしても自己肯定感が低くなりがちです。
しかし、
内向的な自分が大好きです!
内向的な自分には強みがたくさんあります!
内向的な自分を人に見せても全く問題ありません!
という状態であれば、無理に気質や性格を変える必要なんてない訳です。
実際、僕が内向的な気質や性格を変えずに堂々と生きられているのは、自分の気質や性格を受け入れているからです。
- 友人は一人もいませんが、その分一人の時間や大切な人と過ごす時間を楽しめます。
- 会社勤めは大嫌いですが、自分で会社を経営して生きていくので問題ありません。
- 大勢の人がいる空間は苦手ですが、一人でコツコツ物事を進めるのはめちゃくちゃ得意です。
こんな風に自分を受け入れ、自分の適性に合った生き方をすることで、僕は人生が楽しくなりました^^
実は、内向的な気質や性格を受け入れることで幸福度が上がるというのは、研究結果でも現れているんです!
Note
オーストラリアのメルボルン大学が、349人の男女を対象に、内向型と幸福度の関係性を調査しました。その結果わかったのは、自分には外向性が足りないからこのままではダメだと思っている人ほど幸福度が低く、内向的な性格に引け目を感じずに受け入れている人は総じて幸福度が高いということです。
参考文献:Quiet Flourishing: The Authenticity and Well-Being of Trait Introverts Living in the West Depends on Extraversion-Deficit Beliefs
https://daigoblog.jp/introverted-talent/
つまり、幸福度の高さにおいて、外向的か内向的かは関係ありません。
重要なのは、自分の気質や性格を受け入れられるかどうかです!
外向的な気質や性格でも、自分を受け入れられないと幸福度は低くなりますし、内向的な気質や性格でも、自分を受け入れられれば幸福度は高くなります。
内向的な人間には、下記のような沢山の強みを持っているんです。
関連記事:内向型の強み(メリット)とは?【内向的な人間が12個挙げてみた】
もちろん、強みを持っている以上、下記のような弱みもあります。
関連記事:内向型の弱み(デメリット)とは?【内向的な人間が4個挙げてみた】
しかし、弱点のない人間なんて、この世に存在しません!
苦手なことはあって当たり前です!
だからこそ、内向的な自分を否定するのではなく、自分を肯定し、強みに目を向けてみましょう^^
スキルで弱点をカバーできるから!
「内向的な自分の性格を肯定しよう!」とはいうものの、「弱点をできるだけ克服したい!」という場合もあると思います。
そんな時は、スキルでカバーしましょう^^
例えば、僕は「人と関わるのが苦手・嫌い」という弱点がありますが、コミュニケーション能力はそれなりに高いです。
学生生活や社会人生活の中で、コミュニケーションスキルを向上させたからです。

コミュニケーションスキルを身につけたおかげで、「人と関わるのが苦手・嫌い」という弱点はそれほど気にならずに生活できています。
気質や性格などの根本的な要素を無理に変えなくても、弱点はスキルで補えるんです!
内向的な自分を受け入れながらも、必要なスキルを高めていく。
そうすることで、気楽に人生が送れて、尚且つ人間的にも成長ができると思います^^
内向型(内向的)の気質や性格との上手な付き合い方まとめ

気質とは生まれ持った性質のことで、性格とは生まれた後の環境によってつくられたものです。
性格は変えられますが、気質を変えるのは難しいです。
ただ、内向的な気質や性格は個性の一つなので、無理に変える必要はありません!
自分の強みだと思って肯定することで、より幸福度の高い人生が送れます^^
僕も内向的な自分を受け入れ、強みを活かして活動中です 笑