「今は集客スキルを身に付ける為に、Webマーケティングを学んでいます!何としても結果を出したいです!」
こんな風に、人から何かを教わっていたり、新しい物事に挑戦しようとしている場合は、最後まで記事をご覧ください。
あなたの成長スピードを早める為の、マインドセット(考え方)について解説させて頂きます。
筆者は2014年にWebマーケターとして独立をして、2018年に法人を設立しました。
2014年から現在まで、組織に雇われることなく生き抜いてきました。
同じ時期に独立をした人でも、現在は廃業をしてしまったり、サラリーマンに戻ってしまった方は沢山います。
現在もビジネスを続けている人の方が、圧倒的に少ないです。
私がこれまでWebマーケティング業界で生き抜いてこれたのは、人からの学び方や、物事に対する取り組み方にあると思っています。
この記事では、私のこれまでの経験を振り返りながら、「これは重要だな!」と思うマインドセットをまとめたので、参考にして頂けると嬉しいです。
目次
- 1 マインドセットによって結果は変わる
- 2 マインドセット17
- 2.1 1.相手の立場で物事を考える!
- 2.2 2.どんな意見もまずは素直に受け入れる!
- 2.3 3.知行合一を意識する!
- 2.4 4.守って破って離れる!
- 2.5 5.徹底的に真似る!
- 2.6 6.一点に集中する!
- 2.7 7.自分が主体であることを忘れない!
- 2.8 8.技術だけでなく考え方も学ぶ!
- 2.9 9.魚の釣り方を教わる!
- 2.10 10.しくじった話を積極的に聞く!
- 2.11 11.必要な物事に投資をする!
- 2.12 12.どんな物事もプラス思考で捉える!
- 2.13 13.長期的な視野を持って物事に取り組む!
- 2.14 14.不安を煽らない!
- 2.15 15.失敗を恐れない!
- 2.16 16.最初からいきなり質を求めない!
- 2.17 17.完璧を求めない!
- 3 マインドセットまとめ
マインドセットによって結果は変わる

ビジネス、スポーツ、勉学、ダイエット、筋トレ、どんな物事も、人からの学び方や物事に対する取り組み方で、結果が大きく変わります。

例えば、職場の先輩から営業のやり方を教わっている場合で考えてみましょう。

初対面の時は笑顔を忘れずに!

(はいはい。そんな当たり前のこと今更言うなよ。面倒だからさっさと終わらないかな…。)

初対面の時は笑顔を忘れずに!

(やっぱり成績の良い営業マンは、当たり前のことを当たり前に実践できているんだな!)
前者と後者であれば、後者の方が結果が出ると思いませんか?
学びに対する姿勢が意欲的だからです。
では次に、営業に向かう場合で考えてみましょう。


(いや…もう無理。俺に営業なんてできる訳ないわ…。)


(今日は絶対に契約が取れる気がする!いや、何としても契約を取る!)
前者と後者であれば、後者の方が結果が出ると思いませんか?
取り組みに対する姿勢が意欲的だからです。
私は学び方や取り組み方とは、「姿勢(心構え)」だと思っています。
小学生の頃に勉強をしている時も、親や先生から、

と言われた経験はありませんか?
私は昔、しょっちゅう言われました 笑
正しい姿勢で勉強をすると、深い呼吸ができて血液の巡りが良くなります。
その結果、集中力が上がり、頭の回転も早くなります。
学び方や取り組み方も同じです。
正しい姿勢で学ぶと人の教えを素直に吸収できるようになり、正しい姿勢で取り組むと結果が出るスピードが上がります。
姿勢の意味は違いますが、本質的な意味で言えば同じです。
いわゆるこれを、マインドセット(考え方)と呼びます。
この記事では、私のこれまでの経験から、結果を出す為に重要だと思っている学び方や取り組み方をまとめました。
- 人から直接マンツーマンで学ぶ場合
- セミナーなど大勢で一緒に学ぶ場合
- 本や動画など一人の空間で学ぶ場合
- ビジネスや勉学に取り組む場合
- スポーツや筋トレに取り組む場合
- ダイエットに取り組む場合
どんな場面でも使えるので、ぜひ参考にしてみてください!
正しい姿勢で学べば、結果が出やすくなる!
マインドセット17

私が重要だと思っているのは、次の17個です。
- 相手の立場で物事を考える!
- どんな意見もまずは素直に受け入れる!
- 知行合一を意識する!
- 守って破って離れる!
- 徹底的に真似る!
- 一点に集中する!
- 自分が主体であることを忘れない!
- 技術だけではなく考え方も学ぶ!
- 魚の釣り方を教わる!
- しくじった話を積極的に聞く!
- 必要な物事に投資をする!
- どんな物事もプラス思考で捉える!
- 長期的な視野を持って物事に取り組む!
- 不安を煽らない!
- 失敗を恐れない!
- 最初からいきなり質を求めない!
- 完璧を求めない!
一つ一つを詳しく説明していきますね。
1.相手の立場で物事を考える!
まず、一番大事なのがこれ!
相手の立場で物事を考えることです。
人から教わることに限らず、コミュニケーションが発生する全ての場面で、最も重要なことだと思っています。
相手の立場で物事を考えるとは、一言で言えば思いやりの心です。
挨拶やお礼など、最低限のマナーやルールを守るのは当然のこと、相手が気持ち良く教えられるように、思いやりの心を持つのが大切だと思います。
質問力もその一つ。
例えば、まだスマホが今のように普及していなかった頃の話になりますが、懇親会の幹事をしたことがありました。
遅れて参加する知人から、こんな電話がかかってきました。


AさんとBさん、あなたでしたらどちらの質問の方が答えやすいでしょうか?
Bさんの質問の方が答えやすいですよね?
Aさんの質問の場合、Aさんがどこにいるのかがわかりません。
そもそも、会場までの道順を知りたいのか、交通手段を知りたいのかもわからないです。
この場合は教える側が、

会場までの道順のこと?
それとも、交通手段のこと?
というように質問する手間がかかります。
これでは少し不親切です。
意識が外側に向いているのか、内側に向いているのかの違いです。

人と接する時には意識を外に向ける。
これだけは忘れないように心がけています!
2.どんな意見もまずは素直に受け入れる!
あなたは素直な人と聞くと、どんな人をイメージするでしょうか?
嘘を付かずに、何でも正直に話す人ですか?
人の頼まれ事にNoと言わずに、全てを引き受ける人ですか?
私の考える素直な人とは、どんな人の意見(価値観)も聞き入れる柔軟さを持った人です。
私は心理セラピストの資格を持ってますが、カウンセリングでは人の意見を否定することも、自分の意見を押し付けることも禁止されています。

確かにそういう考え方もありますね。
と相手の意見を全て受け入れた上で、

と別の意見を提案します。
これは、心理カウンセラーという職業に限らず、人とのコミュニケーションの基本だと思っています。
人は誰しもが自分の価値観を持っています。
相手が何か意見を述べた時に、価値観という見えないフィルターを通して、その意見を理解しようとします。
そして自分の価値観とは相反する価値観に出会った時、反射的に相手の価値観を否定しようとします。

しかし、人の意見を聴く際には、価値観フィルターを一度外してください。




人の価値観に正しいも間違っているもありません。
私は法学部出身なのですが、法学部ではしばしば議論されるテーマがあります。
それが、「死刑制度に賛成か反対か?」です。

犯罪の抑止力になるし、罪を犯した者は罰せられるべきです!
という意見もあれば、

万が一その人物が冤罪だった場合、取り返しがつきません!
という意見もあります。
二人の意見、どちらが正しくて、どちらが間違っているでしょうか?
どちらも正しいとも言えますし、どちらも間違っているとも言えます。
重要なのは「自分がどう思うか?」であり、正しい間違っているは関係ありません。
人から何かを学ぶ際も、自分の価値観からは考えられないことを教えられる可能性があります。
英会話では単語が大事だと思っていたのに、

単語なんて後回しで良いので、とにかく外国人と話しまくりましょう!
と教わるかもしれません。
ダイエットでは運動が大事だと思っていたのに、

運動はせいぜい週3程度かもしれませんが、食事は1日3食、週に21回もします!
まずはカロリー制限をしましょう!
と教わるかもしれません。
- 自分の価値観とは違うから拒絶する。
- 自分とは性別が違うから拒絶する。
- 自分とは環境が違うから拒絶する。
- 自分とは性格が合わないから拒絶する。
- 自分よりも年下だから拒絶する。
こうやって拒絶するのは簡単ですが、それではその人から教わっている意味がありません。
何か一つでも学ぶことがあるならば、まずは価値観フィルターを外して、自分の中に取り込んでみてください。
そして実践をしてみる。
実践をしてみて、自分には合っている、自分には合っていないと、わかることもあります。
大事なことなのでもう一度言います。
素直さとは、どんな人の意見(価値観)も聞き入れる柔軟さのことです。
まずは価値観フィルターを外して、人からの学びを吸収しましょう!
3.知行合一を意識する!
知行合一とは、「行動して初めて知る」という考え方です。
あなたは健康に大事な4つの事柄を、知っていますか?
- バランスのとれた食事をすること
- 定期的に運動をすること
- 良質な睡眠を取ること
- よく笑いストレスを発散すること

と思われたかもしれません。
しかし、あなたが実際にこの4つの事柄を実践しておらず、
- コンビニ弁当ばかり食べている
- 全く運動をしていない
- 毎日寝不足が続いている
- ほとんど笑っていない
という日常を送っている場合、それは知っているとは言えません。
知っていたとしても、実際に行動できていなければ意味がない。
これが、知行合一です。

勉強が大好きで、本を読んだりセミナーに出席をして、知識ばかりを増やす人は沢山います。
しかし、本を読んだだけで頭が良くなった気になったり、セミナーに参加しただけで成長した気になっていませんか?
何を隠そう、私も昔はそうでした 笑
今では必ず、学んだ内容は実践するようにしています。
知行合一を意識する為に私がやっていることは、メモの取り方を工夫することです。
まだ私が独立したばかり頃、東京で3時間のビジネスセミナーに参加したことがあります。
3時間のセミナーともなると長丁場です。
途中で集中力が切れたりするので、最後まで参加していると結構疲れます。
大半の人は出席中や参加直後は、やる気に満ち溢れていると思います。
しかし、大抵の場合は翌日には気持ちが薄れて、一週間も経つと学んだことをほぼ忘れます。
人間は忘れる生き物なので仕方ありません。

そう考えて、セミナー中にびっしりメモを取る人もいます。
もちろん、メモは大事です。
でも、セミナー中にノートに書いたことを、家で読み返すでしょうか?
恐らく、ほとんどの方がノートを取って満足してしまい、読み返さないと思います。
前にある有名なセミナー講師の方がお話ししていましたが、セミナー後、家でノートを読み返す確率は8%だそうです。
つまり、100人がセミナーを受けて、家でノートを読み返す人は、たったの8人しかいません。
私の場合、ノートの取り方が少し変わっています。
セミナーや本で学び、即実践すべきと思ったことは、ノートの右上か左上にメモします。
2~3時間という長丁場のセミナーを受けたり、200~300ページの本を読んでも、記憶に残る物事は、大抵1つや2つだと思います。
多くの物事は記憶には残りません。
そんな中でも即実践できることを、最低でも一つは決めてメモします。

かなり古いメモです。
汚くてごめんなさい… 笑
本来であれば、学んだことを全て即実践するのがベストです。
しかし、人間はそんなに完璧ではありません。
まずは最低でも1個、実践できそうなことを決めておきましょう。
2個でも3個でも、多い分には問題ありません。
本を読むにしても、セミナーに参加するにしても、人から学ぶのには労力が掛かります。
費用も時間も必要です。
教えてくれる先生は、あなたに対して時間を使ってくれています。
それにも関わらず、

と終えるだけでは勿体無いですし、先生に対しても失礼だと思います。
最低、何か一つでも、即実践できることを決めてメモしておく。
そして学んだ直後に実践する。
これが、私がずっと行なっている、
知行合一を意識する為のメモの取り方です!
4.守って破って離れる!
あなたは「守破離」という言葉をご存知でしょうか?
破…破る:自分に合ったより良いやり方を模索する。
離…離れる:自分独自のやり方を実践する。
人から何かを学ぶ時にも意識した方が良い言葉です。

基礎を身に付け、応用して、独自性を発揮する。
という意味だと思ってください。
テニスを教わる場合で考えてみましょう。
初心者の段階では、型となるフォームや打ち方など、テニスの基礎を身に付ける。
中級者レベルに昇格したら、自分なりに研究をして、身に付けた基礎を改良してみる。
十分成長したと思ったら、フォームやスマッシュの打ち方など、独自のスタイルを確立する。
これが、守破離を意識した流れです。
そして何かを学ぶ際に考えるのが、「一人の先生から学ぶのか?」「複数の先生から学ぶのか?」ということです。
私の考え方としては、まずは一人の先生から学ぶ方が、圧倒的に効率が良いと思います。
それはもちろん、数学も化学も英語も一人の先生から教われ!という意味ではありません。
「数学ならこの先生!」「化学ならこの先生!」「英語ならこの先生!」というように、ジャンル毎に一人という意味です。
一人から学んだ方が効率が良い理由は、先生によって考え方が違うからです。
例えば、あなたが5キロのダイエットをしたいとしましょう。
そして、2人の先生から学ぶことにしました。

2日に1回筋トレをしながら、たんぱく質を多く摂取して増量しましょう!

できるだけ食事の量を減らして、毎日1時間の散歩をしてください!
A先生は筋肉を付ける為に増量した後で、脂肪を落として減量する方法を提唱しています。
B先生は食事制限と有酸素運度をして、最初から脂肪を落とす方法を提唱しています。
この2人のやり方を組み合わせることは、果たしてできるでしょうか?
少し難しそうですよね。
3キロのダイエットというゴールは同じでも、そこにたどり着くための方法や考え方は、人によって違います。
これは経営者の先輩から習ったことですが、ゴールが同じでも複数のやり方を組み合わせると、ゴールまで到着できなくなることがあります。
少し想像してみてください。
あなたは駅までの道がわからないので、コンビニに立ち寄り、2人の店員さんから道順を聞きました。


突き当たりのT字路を左に曲がって、最初の十字路を右に曲がれば駅に着きます。


突き当たりのT字路を右に曲がって、デパートから2つ目の十字路を右に曲がれば、左手側に駅が見えてきます。

どちらの道順を辿っても、目的地の駅に辿り着きます。
しかし、二人の意見を組み合わせると、果たしてどうなるでしょうか?
スーパーに向かって真っ直ぐ進むと、目の前に本屋が見えてきます。
突き当たりのT字路を右に曲がって、最初の十字路を右に曲がれば駅に着きます。

全然違う場所に到着します。
二人とも何も間違ったことを言っていませんが、意見を組み合わせたが為に、ゴールまで辿り着けなくなりました。
これが、先生はジャンル毎に一人の方が良いという理由です。
守の段階では一人から学ぶ方が良いですが、破の段階からは複数から学ぶのも有りだと思います。
守は先生の言うことを、忠実に守って実践する段階です。
破は先生から教わったことはもちろん、その他の様々なやり方を考慮し、応用しながら、自分に合ったやり方を模索し、はまった型を破っていく時期です。
そして、自分なりのスタイルが確立できる、離の段階へと成長していきます。
その為、成長して基礎を身に付けたら、先生からの教えをベースとしながらも、様々な人の教えを研究し、自分のスタイルを確立するのが良いと思います。
駅までのルートの例で言えば、「色んな道順を試しながらも自分に合った道順を見つける!」と言った感じでしょうか。

「守って破って離れる!」ぜひ意識してみてくださいね。
5.徹底的に真似る!
昔、経営者の先輩から、「斜向かいのラーメン屋さん」という、例え話を聞きました。
通りにラーメン屋さんが並んでいます。
ラーメン屋Aは全く繁盛しておらず、店内はガラガラ。
それに比べて、斜向かいのラーメン屋Bは大繁盛しており、店内はお客さんで溢れている。
もしもあなたがラーメン屋Aの店主だったら、どんな対策をとりますか?
少し考えてみてください。
正解は、繁盛しているラーメン屋Bを分析して、ラーメン屋Bの真似をすることです。
実際に上手くいっている人の真似をすることが、成功への一番の近道だからです。
いきなりですが、あなたはゴーヤチャンプルを作ったことがありますか?
以前、妻が作ってくれたことがあったのですが、あまりに苦すぎて、二人で我慢しながら食べました 笑

気になったので、妻と沖縄旅行をした時に食べてきました。
…これが、むちゃくちゃ美味しかったんですよね。
苦味もありませんし、スパムとの組み合わせが最高でした。

ということで、帰宅後にゴーヤチャンプルに再挑戦しました。
当然、前回と同じ作り方をしたら失敗するので、プロの手を借りるべく、料理人である私の父親に全て作り方を聞きました。
「味付け」「苦味とり」「茹で方」
父の教えを徹底的に真似した結果、美味しいゴーヤチャンプルが完成しました。
プロのアドバイスは、効果絶大です。
せっかく教わったにも関わらず、

と自己流を絡めてしまうと、その分失敗する可能性は高くなります。
もちろん、オリジナルを追求するのが悪い訳ではありません。
挑戦するのは素晴らしいです。
ただ、効率的に結果を出したいのであれば、先生から言われたことを徹底的に真似ることです。
「守」「破」「離」の項目でも説明したように、まずは守って基礎を身に付けること。
自己流を試すのは、その次の段階で構いません。
美味しい料理を作るには、料理上手な人のレシピや作り方を真似る。
ビジネスで結果を出すには、成功しているビジネスマンのやり方やノウハウを真似る。
スポーツを上達させるには、プロのスポーツマンの練習方法やフォームを真似る。
妻がゴーヤチャンプルを美味しく作れたのも、父のレシピを真似ただけです。
料理人歴45年のプロのレシピも、たったの10分で真似できます。
6.一点に集中する!
はっきり言います。
今の世の中は情報量が多すぎです。
この情報量の多さが、成長スピードを妨げます。
例えば、食事制限と運動という、超王道なダイエットに励んでいる女性がいるとしましょう。
ダイエット情報を仕入れようと、インターネットで検索をしました。

こっちの方が、楽に痩せられそうだわ!
食事制限と運動は辞めて、炭水化物抜きダイエットを始めます。
今度は、ダイエット本を読みました。

これも良さそうね!
こんな風に次から次へと情報だけを求めて、結局全て中途半端になる。
これをノウハウコレクターと言います。
情報社会の現代だからこそ、陥りやすい罠でしょうね。
今は情報が多すぎるので、どれだけ取捨選択ができるかがポイントです。
重要なのは、一点に集中すること。
ちょっと考えてみてください。
懐中電灯とレーザーポインター、どちらのライトが強いと思いますか?
答えはレーザーポインターです。

懐中電灯はライトが広く分散されますが、レーザーポインターはライトが一点に集中しています。
一点の集中した方が、それだけ強い力が発揮できるんです。
物事を学ぶ時や、実践する時にも同じことが言えます。
私は読書が好きですが、闇雲に本は読みません。
必要な時に、必要な本を読むだけです。
コピーライティングスキルが必要だと思えば、コピーライティングの本を読んで実践します。
その時に、資産運用や自己啓発など本は読みません。
余計な本に時間を割いてしまうと、それだけ結果が出るスピードが遅くなるからです。
先ほどの「守・破・離」でも説明したように、まずは一人の先生や一つの手法に従って実践しましょう。
余計な情報はシャットアウトした方が、結果が出るスピードは早くなります。
7.自分が主体であることを忘れない!
何かを教わっている時に、「先生が何とかしてくれる!」と勘違いする人がいます。
この状態は先生に依存しています。
重要なのは、「自分自身で何とかする!」と主体性を持つことです。
主体性を持つことの重要性は、人生そのものに言えます。
例えば、私はたまにジムのパーソナルトレーナーさんに、筋トレや食事管理の指導を受けています。
先生がいくら指導に熱を入れたとしても、筋トレや栄養管理をするのは私自身です。
私が行動しない限りは筋肉は付きません。
税理士さんには、記帳代行や確定申告をお願いしています。
先生がいくらプロだろうと、会社を経営するのは私自身です。
私が行動しない限りは売上が伸びません。

ちなみに、頼ることと依存することは何が違うのでしょうか?

という違いです!

自分で考えることをせずに丸投げをして、何か問題があれば他人や社会に責任を押し付ける。
これが依存の意味だと思います。
自分で考えた上で他人の力を借りて、何か問題が起きても責任は自分で取る。
これが頼るの意味だと思います。
人を頼るのは大いにOKですが、依存するのはNGです。
自分の行動には責任を持ち、主体性を持って生きていきましょう!
8.技術だけでなく考え方も学ぶ!
人から何かを教わる時は、「技術」と「考え方」を同時に学ぶのをおすすめします。
その方が結果が出やすいからです。
「技術」と「考え方」をバスケで表現すると、次のような形になります。
考え方=諦めない心,逆境に耐え抜く心,不安に打ち勝つ心
少し想像してみてください。
あなたは今から、バスケの優勝決定戦に出場します。
ぽわわわわ〜ん(想像する時の音)
日本一のコーチからの猛特訓の結果、誰も追いつけない超高速ドリブル、予測不可能の方向へ曲がるパス、どんな場所からでも決まる3Pシュートという、チート級の必殺技を会得しました。
(某有名バスケ漫画より拝借)
しかし、技術だけを磨いて、試合で勝てるでしょうか?
ここまでチート級な必殺技を身に付ければ勝てるかもしれませんが(笑)、実際には難しいと思います。
試合をする場合は、技術の他にも、不安や緊張にも打ち勝つメンタルが必要だからです。
そうでなければ、練習で得た技術を100%の力で発揮できません。

技術と考え方の2つが合わさって、はじめて大きな結果に繋がります。
これは仕事においても同じで、ノウハウやマーケティングを身に付けていても、思うように結果が出ないことがあります。
私は今では会社を経営していますが、そこに至るまでは、
- ゲームや漫画などの甘い誘惑
- 思うように結果が出ない時の失望感
- なんとなくやる気が出ないという気持ち
など、自分の心との葛藤もありました。
こういう状況を打破できる考え方がなければ、技術だけを持っていても意味がありません。
今回の記事で説明しているようなマインド(考え方)があってこそ、マーケティング(戦略)やノウハウ(技術)が活きてきます。

土台がしっかりしていなければ、どれだけ上に岩を積み上げたとしても、耐えきれなくなっていずれ崩壊してしまいます。

だからこそ、「技術」だけではなく「考え方」を学ぶのが重要です。
ぶっちゃけて言えば、運よく結果が出てしまう時もあります。
私もたまたま調子が良くて、「1ヶ月だけ売り上げが爆発的に上がった!」なんてことも過去にありました。
ただ、考え方が身に付いていないと、売り上げが激減するなどのピンチに陥った時に、それを乗り越えていけません。
「技術」は限られた環境でしか使えませんが、「考え方」はどんな環境でも活かせます。
「バスケのドリブル」という技術は、バスケの環境でしか使えません。
「それが仕事にどのように活かせるのか?」と言われても、中々思いつきません。
では、バスケの試合で身に付けた、「どんな逆境にも耐え抜く心!」という強い精神力はどうでしょうか?
これは仕事にも活かせます。
例えば営業をしている方で、

という状況では、その精神力が活きてきます。
「この人は何をやっても上手くいく!」
そんな人に出会ったことはありませんか?
それは「技術」だけでなく、結果を出すための「考え方」が身に付いているからです。
そういう人はどんな環境にいたとしても、結果を出し続けられます。
人から何かを教わる時は、技術だけではなく、考え方も同時に学んでみてくださいね!
9.魚の釣り方を教わる!
「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ!」ということわざをご存知でしょうか?
これは、人に魚を与えてしまえば1日で食べ終わってしまうが、釣り方を教えれば生涯魚を釣って生きていけることを意味しています。
ちょっとこんな話を想像してみてください。
航海中に遭難して無人島に辿り着いた、AさんとBさんがいます。
無人島には食料が一切ありません。
海に魚が泳いでいるだけです。
Aさんは釣竿と釣りのスキルを持っています。
食料は何一つ持っていません。
しかし、釣りの技術があれば、この先も魚を釣って生き続けられます。
Bさんは釣竿は持っていますが、釣りのスキルがありません。
その代わり、魚を10匹だけ持っています。
1日1匹ずつ食べれば10日間は持つでしょう。
しかし、それ以降は食料がなくなるので、Aさんに頼らなければ死んでしまいます。
AさんがBさんに魚を与えればAさんは生きられますが、Aさんが死んでしまったら、Bさんも生きられません。
Bさんは一人で魚を釣れないからです。
しかし、AさんがBさんに魚の釣り方を教えていれば、Aさんが死んでしまったとしても、Bさんは生きられます。
Bさんは一人で魚を釣れるからです。
この話のように、人から何かを教わったり、物事に取り組む際には、人から結果を与えてもらうのではなく、自らの力で結果を出すということを意識してください。
例えば、勉強の成績を上げようと、塾の先生から数学の問題集の宿題を出されたとしましょう。
面倒だからと言って、問題集の答えを丸写ししてしまえば、考える力が身に付きません。
数学の証明問題であれば、次のような手順を踏んで答えを導き出すことで、論理的に人に物事を説明する能力が身に付きます。
- 仮定
- 根拠
- 結論
答えを丸写しして宿題を終わらせたり、答えを丸暗記してテストで良い点をとっても、何の意味もありません。
「自分の頭で考えて問題を解き明かす」という、行為そのものが重要だからです。
もう一度言います。
人から何かを教わったり、物事に取り組む際には、人から結果を与えてもらうのではなく、自らの力で結果を出すということを意識しましょう!
10.しくじった話を積極的に聞く!
意外とやらない人が多いのですが、人から何かを教わる際には、しくじった話は積極的に聞いてください!
成功談を聞く人は多いですが、失敗談を聞く人は少ないです。

どうせだったら成功談を聞いた方が良いと思うのですが…。

しかし、失敗は誰でも陥る可能性があります。
失敗談を聞くことは、失敗を避けて通れる方法が知れるので、ある意味成功談よりも貴重です!
あなたは、しくじり先生というテレビ番組を知っているでしょうか?
過去にしくじり経験のある著名人をゲストに迎えて、失敗から学んだことを授業形式で放送していく番組です。
- なぜしくじってしまったのか?
- そこからどうやって這い上がったのか?
- その経験で何を学んだのか?
など、失敗からは多くのことが学べます。
あなた自身が失敗することがあっても、それは非常に貴重な体験だと思ってください。
私は健康やボディメイクの為に、定期的にジムに通い、栄養バランスのとれた食事を意識しています。
筋肉を育てる為に重要は栄養は、たんぱく質を多く摂取し、できるだけ脂質を抑えることです。
そんな中でも手軽で最適な食品は、コンビニ等で売っているサラダチキンです。

筋トレをやっている人であれば、ほとんどの方が知っていると思います。

サラダチキンが良いんだ!
そんな訳で、スーパーで購入していたサラダチキンを、半年ほど食べ続けていました。
ある日、何気なく栄養成分をチェックしてみると…

脂質がめちゃくちゃ多かったです 笑
コンビニで売っているサラダチキンは、100gあたりのたんぱく質が20〜30gで、脂質が1〜2g程度のものが多いです。
しかし私が食べていたサラダチキンは、55gあたりのたんぱく質が9.6gで、脂質は6.8gでした。

初心者の頃にこんな失敗を経験したので、今では栄養成分をしっかりとチェックするようになりました。
更に筋トレを始める人には、同じようにアドバイスができる訳です。
失敗が人に学びを与えられるならば、その失敗は無駄になりません。
「失敗は成功の元!」という有名な言葉があるぐらいなので、先生からはしくじり話を積極的に聞くようにしましょう!
11.必要な物事に投資をする!
あなたは、「ノウハウコレクター」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ノウハウコレクターとは、ノウハウを求め続けて次々と色んな商品を購入してしまうが、一向に結果が出せない人のことです。
営業成績を伸ばしたいから、本を読んだりセミナーに出席したり、ひたすら営業テクニックを学ぶ。
…が、一向に結果が出ない。
ダイエットを成功させたいから、インターネットで検索をして、ひたすらダイエットについて学ぶ。
…が、一向に結果が出ない。

こんな風に別の情報を手に入れようと、再び新しい商品を購入する。
こんな感じで、次々とノウハウだけにお金をつぎ込んでしまう。
これがいわゆる、ノウハウコレクターの典型的なパターンです。
人から何かを学んだり、物事に取り組む際には、ノウハウコレクターに陥ってしまう人も多いです。
そんな状況に陥らない為には、「欲しい?欲しくない?」ではなく「必要か?必要ではないか?」を基準に投資をしてください。
以前、自称ノウハウコレクター界の、サラブレッドにお会いしたことがあります。
彼は私が知っている中でも、殿堂入り確実なノウハウコレクターでした。
仮にNさんと呼びます。
ビジネス系の商品であれば、販売ページを見ただけで購買意欲がそそられてしまい、ポンポン買ってしまうとのこと。
セミナーに参加しても必ず商品が欲しくなってしまい、以前にも30万円のコンサルティングを購入したと言っていました。
今までに数百万円単位の金額をつぎ込んでしまったそうです。
私とお会いした時も、

ユウキさんの商品だったら何でも買いますよ!
と言ってくれました。
しかし、Nさんは作業の継続ができないので、全く結果は出せません。
目の前にやるべき仕事があっても、誘惑に負けてしまうそうです。
Nさんにとって一番問題なのは、作業の継続ができないこと。
つまり、「事業の売り上げを伸ばす」ことにお金を使う前に、「作業の継続ができない」という問題を解決することにお金を使った方が良いです。
もの凄く魅力的なノウハウが、2万円で売っているとしましょう。
そのノウハウを、Nさんはとても欲しいと思っています。
一方で、継続力を上げるためのコンサルが20万円で売っています。
そのコンサルを、Nさんはそれほど受けたいとは思いません。
Nさんの問題点が「継続力がない」という場合であれば、必要な商品は継続力を上げるための20万円のコンサルです。
どんなに魅力的で優れたノウハウを手にしても、行動や継続ができなければ結果は出せないからです。
「自分一人では甘えてしまってダイエットができない」というのが問題であれば、「アドバイスをくれるダイエットコーチ」に投資をする。
「家では誘惑が多くて思うように勉強ができない」というのが問題であれば、「作業に集中できるようにコワーキングスペース」に投資をする。
これが、必要な物事に投資をするという意味です。

12.どんな物事もプラス思考で捉える!
プラス思考とは、物事を前向きに捉える考え方です。
この世に起こる全ての物事は、人によって捉え方が異なります。
またもや筋トレの話ですが(笑)、以前、デッドリフトというウエイトトレーニングの最中に、腰を痛めたことがありました。
「デッドリフトで腰を痛めた」という出来事も、人によってはプラスの出来事にもなりますし、マイナスの出来事にもなります。

嫌な経験をしたと思いがちですが、私は良い経験をしたと思っていました。
考えようによっては、

今回失敗していなければ、もっと大きな怪我をしていたかもしれない!
これからは正しいフォームで行おう!
と、プラスの出来事に捉えられるからです。
実際、その経験があったからこそ、ジムのパーソナルトレーナーさんに定期的に教わるようになり、筋トレの効率性が圧倒的に上がりました。
同じ出来事が起きても、

と平然としている人もいれば、

と落ち込む人もいます。

起こった物事は変えられませんが、起こった物事に対する捉え方は変えられます。
プラス思考に必要なのは、起こった出来事に感謝できる心を持つことです。
どうせ起こってしまったことが変えられないのでしたら、「ピンチはチャンス!」と思って、その出来事を前向きに捉えた方が良いですよね?
人はピンチや失敗から学ぶ生き物です。
働きもせず、毎日ギャンブルをしている人がいるとしましょう。

ギャンブル最高だぜ!
ある日、彼にピンチが訪れます。
ギャンブルで全財産を失い、日常生活を送ることがままならなくなりました。
そして彼は気付きます。

よし、ちゃんと働こう!
「働きもせずに毎日ギャンブル生活」
側から見れば失敗の人生に思えるかもしれません。
しかし、そこからお金の尊さに気付けたのであれば、それは失敗ではなく学びです。
人はピンチに陥ったり、失敗をしない為に学ぼうとします。
将来良い会社に入り、お金や生活に困らない為に、親が子どもに勉強を促す。
しかし、ピンチに陥ったり、失敗してから学んだとしても、別に遅くはないと思います。
どんな場面でピンチに陥るかもわからなければ、どんなことで失敗をするかもわからないからです。
ピンチに陥り失敗をして、そこから学び乗り越えることで、人は成長します。
「ピンチや失敗は学びである」
私が経営者の先輩から学んだことです。
ちなみに私は大学生の頃、電車が遅延して授業やアルバイトやデートの待ち合わせに遅れた時は、

と、強引に気持ちを切り替えていました。
よく友人からは、

と、言われていました 笑
どうしても前向きに考えられない場合は、ぜひこの手法を使ってください!
13.長期的な視野を持って物事に取り組む!
「ピーター・ドラッガー」というユダヤ人の経営学者がいるのですが、彼は凄く有名な名言を残しています。
ところが、5年先に実行可能なことを、少なく見積もりすぎている。
by.ピーター・ドラッガー
例えば、起業をする場合、短期的に成功しようと考える人は沢山います。


それは私自身も同じで、

とか、すごい欲張ったことを思っていました。
独立した頃は日記を付けていたのですが、見返してみると物凄い熱意に溢れています 笑


うんうん。
こういう時代もあったな。
懐かしいです。
当時を思い返して思うのは、自分の能力を過信しすぎていたということです。
どんな物事であっても、真剣に取り組めば人生は大きく変わります。
ただ、人間は完璧じゃありません。

と目標を立てても、実際は上手くいかないこともあると思います。

もう諦めよう…。
こんな感じで諦めてしまう人が多いです。
これが非常に勿体無い!
この場合、目標金額の500万円には届いてはいませんが、100万円達成できている時点で、1年前の自分と比べて成長しています。
「残りの400万円にはなぜ届かなかったのか?」ということを反省して、改善した後で再び挑戦すれば良いだけです。
成長した部分は褒めて、達成できなかった部分は反省して、改善してまた挑戦する。
この繰り返しが大事なんです。
ところが、5年先に実行可能なことを、少なく見積もりすぎている。
by.ピーター・ドラッガー
まさにピーター・ドラッガーの言う通りだと思います。
人生は短距離走ではありません。
長距離走です。
42.195キロのフルマラソンで、出だしの3キロだけ好調でも、残りの39.195キロが不調では意味がありません。
たとえ最初の20キロが不調でも、残りの22.195キロが好調であれば問題ないです。
もう一度言います。
人生は短距離走ではありません。
長距離走です。
何か物事に取り組む場合、早々に結果が出なくても何も問題はありません。
諦めることなく、反省や改善を繰り返しながら、長期的に取り組むのが大事だと思います。
長期的な視点を持って物事に取り組むべし!
14.不安を煽らない!
新しい物事に取り組む際には、不安を感じる人が多いと思います。
まず、覚えておいてください。
不安とは、未来に起こる可能性のあるリスクに対して感じます。
起業に挑戦しようと思っており、「万が一会社が倒産したらどうしよう!」と不安に感じている若者がいるとしましょう。
この不安は、「会社が倒産してお金を失うリスク」に対して感じています。
ただ、未来に起こる可能性のあるリスクに怯えていても、意味がありません。
起こるかどうかわからないです。

リスクが発生する時は発生しますし、発生しない時は発生しません。
万が一何か起こったら、その時に対処すれば良いです。
サラリーマン時代の私は、お金さえあればある程度の不安は解消されると思っていました。
1年で会社を退職して独立。
独立した当初はまだ売り上げも少なかったですが、2~3年である程度は事業が軌道に乗ってきました。
今では会社を設立して、当時に比べると余裕のある生活ができています。
生活に余裕ができたらできたで、「調子が良いのは今だけではないのか?」「いつか売り上げが下がるのではないか?」という、新しい不安が出てきました。
そしてある時、経営者の先輩から言われました。

むしろ、売り上げが伸びすぎちゃったらどうしよう!と思って、楽しみながらビジネス進めた方が有意義じゃない?
まさしくその通りだと思いました。
人生において最も高いリスクは「死ぬこと」です。
でも、

今日、殺人事件に巻き込まれて死んでしまったらどうしよう!
とか、いちいち考えません。
そんなこと、考えるだけ無駄だからです。
仮に交通事故で死ぬリスクを恐れて家に引きこもっていたとしても、大地震が来て家が崩壊して死ぬ可能性もあります。
人間、死ぬ時は何をやっても死にます。
明日の朝を迎えられるかどうかもわかりませんし、いま生きていることが奇跡です。
未来に起こる可能性のあるリスクに対して、いちいち不安を感じても意味がありません。
だったら、

と不安を煽って生きるよりも、

と快楽を感じながら生きる方が、よっぽど有益な人生だと思います。
もちろん、不安が全くない状態ですと、命の危険のある場所に足を運んでしまったり、何の戦略もなく多額の借金をしてしまったり、危険な行動をとりがちになってしまいます。
少しぐらいの不安を持っている方が、人間は安全に生きられます。
不安とは、言い換えれば危機管理や危険回避のことです。
狩を行なっていた原始時代では、不安という感情により、勝ち目のない獰猛な動物との戦いを避けたり、危険な場所に足を踏み入れなかったりと、危機を回避してきました。
人間は、不安という感情があるからこそ、これまで生き残ってこれました。
しかし、現代は普通に生活している以上、命を脅かすような危険はほとんどないです。
街中で猛獣に襲われることもなければ、食料が尽きて飢え死にすることもまずありません。
必要以上に不安を感じたり、不安を煽る必要はない訳です。
重要なのは、未来に起こる可能性のあるリスクを想定して、事前に保険をかけておくことです。
- 大地震が起こるリスクがある→防災グッズを揃える
- 会社が潰れるリスクがある→副業収入を作っておく
- 車で事故を起こすリスクがある→自動車保険に入る
など。
特にビジネスの世界は、順調に進んでいようと、何の前触れもなく売り上げが激減することがあります。
- 昨日まで上手くいっていた手法が、急に通用しなくなる。
- ガンガン商品が売れていたのに、いきなり売れなくなる。
こんなことは日常的に起こります。
だからこそ、利益の数%を別事業に投資したり、次にヒットするような新商品を開発したり、何かしらの保険を掛けておくことが重要です。
15.失敗を恐れない!
何か新しいことに取り組もうとしている方で、こんなことを言う人がいます。

私はそういう方たちに対して、いつも言っていることがあります。
人生は負けても経験値が入るドラクエです!
ドラクエの原則とは次の3つ。
- 敵を倒すと経験値とお金が手に入る
- 経験値が一定の基準に達するとレベルアップする
- 負けるとゴールドが半分になるペナルティがある
ドラクエに限らず、多くのRPGにも共通するのは、敵に負けると経験値が手に入らないことです。
しかし、人生は失敗しても経験値が手に入ります!
正直に言いますが、私は過去に何度もビジネスで失敗を重ねてきました。
- 初めてのプロモーションで100万円の売り上げを目標にするが、90万円しか売り上げられなかった。
- 初めてのセミナーで10人の集客を目標にするが、3人しか集まらなかった。
私の立てた目標は、ことごとく失敗に終わっています。
しかし、失敗して失うものがあったかと言えば、何もありません。
失うどころか得たものがあります。
それが経験値です。
2つの目標は達成できませんでしたが、プロモーションとセミナーに挑戦したという経験値を手に入れています。
それどころか、90万円の売り上げと3名のお客さんも得ました。
成功の反対は失敗ではない!
行動しないことである!
私はそう教わって生きてきました。
人生は失敗をしても経験値を得られ、レベルがどんどん上がります。
レベルが上がれば次の挑戦が楽になり、成功しやすくなります。
行動しなければ何も手に入りません。
もちろん、失敗すると命に関わるとか、失敗すると多額の借金を負うとか、極端にリスクの高い挑戦は考えものです。
しかし、得られる物事に対してリスクが小さいのであれば、失敗する覚悟で挑戦して、経験値を積んだ方が良いと思います。
リスクを負うのが怖くて挑戦しないのは、スライムに負けるのが怖いから、最初の町から一歩も出ないのと同じです。
そんなドラクエ、果たして面白いでしょうか?
16.最初からいきなり質を求めない!
何か教わったことを、完璧にこなそうとする必要はないです。
最初は質よりも量をこなしてください。
例えば、この記事には私の考え方や体験談を多く盛り込み、自分で作った画像も沢山載せています。
読者さんが読みやすいように、見出し、改行、装飾などにも気を遣い、文字数は13,000字を超えました。
1記事に多少時間をかけてでも、質の高い記事を書こうと意識しています。
ただし、それは私がWebマーケターとして、記事を書くのに慣れているからです。
Webマーケターの活動を始めたばかりの頃は、画像も使わず、装飾も行わず、500〜800文字程度の内容の薄い記事をアップしていました。
いきなり質を求めてしまうと、記事を書くのに膨大な時間が掛かるからです。
まずは量をこなす方に集中していました。
今、昔の記事を読み返すと、

と恥ずかしくなります 笑
多くの記事を更新していくと、効率の良い記事の書き方がわかってくるので、記事の作成スピードが上がります。
レベルが上がると余裕ができるので、やれることが自然と増えていきました。
私は、「量が質を産む」と思っています。
以前、保険の営業成績全国No1の実績を持つ、ビジネスマンのセリフを聞いたことがあります。
「私は契約を取った数は全国で一番だが、断られた数もまた、全国で一番である!」
とにかくアポと取りまって場数をこなして、営業の成功体験や失敗体験を積み重ねていく。
多くのお客さんと接することで、お客さんの気持ちがより理解できるようになる。
トーク力も磨かれ、契約が取れるようになり、全国でNo1という実績を掴めた。
私はそういう意味だと理解しています。
まさに量が質を産んだ結果ですね。
飽くまでも感覚的な話ですが、量と質の割合は次の図を参考にしてください。

初心者は質よりも量を意識する。
中級者は質と量を同じぐらいにしてみる。
上級者は量よりも質を意識する。
もちろん、全ての物事がこの図式に当てはまる訳ではありません。
飽くまでも一つの目安として、参考にして頂けると嬉しいです。
17.完璧を求めない!
日本人は、完璧主義者が多いと思います。
完璧主義者とは、その名の通り、物事を完璧にこなさないと気が済まないタイプです。
一見すると向上心のある良い性格にも見られます。
しかし、現状に満足できずに常に上を目指そうとするので、いつまで経っても満足感や達成感を得ることができません。

1位以外はあり得ない!

こんなの母親として失格だわ!
こんな毎日を送るのは、かなり辛くありませんか?
行き過ぎた完璧主義者は、「完璧で当たり前、それ以外は全て失敗!」という考え方を持ってしまいます。

仮に完璧な結果を出しても、

と自分自身を褒める行為をしなくなりますし、理想の結果が出なければ、

と自信を損失させる原因にもなります。
私の場合、現状を一旦受け入れた上で、更に高みを目指すという生き方をしています。
要は、こんな感じです。
正直、今のままでも十分幸せです。
その上で、「もっと発信力が身に付いたら良いな」とか、「もっと腹筋をバキバキに割りたいな」とか、成長意欲があります。「今のままでも素晴らしい!」⇒「成長できたらもっと素晴らしい!!」
こうやって考えた方が、人生楽しいと思います。— ユウキ/引きこもりの経営者 (@yuki_webcreator) January 22, 2020
仮に100点満点の試験で30点を取った場合も、全然問題無し。
ただ、次は31点以上が取れればもっと素晴らしい。

重要なのは、決めた目標に向かってより良い結果を出す為に取り組むことです。
例えば、iPhoneを想像してみてください。
ものすごく高性能ですし、世界中で絶大な人気を誇っています。
iPhoneを作っている人たちは、めちゃくちゃ頭が良くて技術のある集団です。
しかし、発売後に定期的にアップデートされます。
それは、iPhoneが完璧ではないからです。
頭が良くて技術のある人たちが集団になって作っているにも関わらず、iPhoneは完璧には作れません。
より良い製品にしようと発売日まで作り込み、その後で、改善すべき点をアップデートします。
人間も同じです。
目標を決めたら自分の中で最大限の力を注ぎ込み、達成できない部分があれば、改善して次に繋げる。
これで十分です。
マインドセットまとめ

学び方や取り組み方とは、姿勢のようなものです。
正しい姿勢で学ぶと人の教えを素直に吸収できるようになり、正しい姿勢で取り組むと結果が出るスピードが上がります。
もう一度まとめますと、大事なのは次の17個です。
- 相手の立場で物事を考える!
- どんな意見もまずは素直に受け入れる!
- 知行合一を意識する!
- 守って破って離れる!
- 徹底的に真似る!
- 一点に集中する!
- 自分が主体であることを忘れない!
- 技術だけではなく考え方も学ぶ!
- 魚の釣り方を教わる!
- しくじった話を積極的に聞く!
- 必要な物事に投資をする!
- どんな物事もプラス思考で捉える!
- 長期的な視野を持って物事に取り組む!
- 不安を煽らない!
- 失敗を恐れない!
- 最初からいきなり質を求めない!
- 完璧を求めない!
私の経験談ではありますが、この17個を意識してからは、成長のスピードが上がったと感じています。
ぜひ、参考にして頂けると嬉しいです。