- 立てた目標がいつも達成できない。
こんな悩みを抱えている場合は、当記事をご覧ください。
PDCAサイクルを回す方法や意味を、具体例と共に解説します。
PDCAサイクルとは、計画、実行、評価、改善という、4つの工程を繰り返すことです。
当記事を読んでもらえれば、目標達成がスムーズになるPDCAサイクルが身につきます。
目次
PDCAサイクルの意味


具体的には、次の4つの工程から成り立っています。
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善)
4つのアルファベットの頭文字を取り、PDCAサイクルと呼ばれています。
Plan(計画)
あなたが達成したいと思っている目標に沿って、計画を立てます。
目標達成への、第一段階です。
Do(実行)
あなたが立てた計画を、実行します。
計画を立てて満足してしまう人がいますが、必ず実行に移しましょう。
Check(評価)
あなたの行動している内容が、「計画に沿って進んでいるのか?」「効率的に実行できているのか?」など、客観的に評価をします。
計画だけして満足してしまったり、実行したが上手くいかずに諦めてしまう、という人も多いです。
ただ淡々と実行を続けるだけでなく、定期的に実行内容を見直しましょう。
Action(改善)
あなたの行動した内容が、「計画に沿って進んでいない」「非効率的な作業が多い」という場合は、修正箇所を見つけて改善します。
計画に沿った行動へと改善することで、目標達成までの道筋が再び明確になります。
PDCAサイクルの必要性


例えば、1月1日に年間目標を立てたとしましょう。

1年間で、10キロのダイエット計画を立てよう!
まずは1ヶ月目で2キロ落として、2ヶ月目は…。
しかし、計画通りに進まなくて、

まぁ、2ヶ月目からまた頑張ろう…。
と諦めモードになってしまい、いつしか計画を立てたことすら忘れてしまう。
こんな経験、あなたも人生で一度や二度はあったと思います。
私なんて、何度この経験を味わったかわかりません 笑
でも、安心してください。
目標が、計画通りに進まないことは普通です。
計画がスムーズに進み、何のトラブルもなく目標が達成できる。
そんなことの方が、よっぽど珍しいです。
最大の問題は、ズレた計画を放っておいてしまうことです。
例えば、こんな状況を想像してください。
あなたは、山登りをしています。
3時間後に山頂に辿り着くのが目標です。
3時間で山頂に到着する地図も持っています。

しかし、地図を見間違えてしまい、完全にコースを外れてしまいました。
このまま闇雲に歩いていては、3時間後に山頂に辿り着くことはできません。

完全にコースを外れているではないかぁ!
この時、あなたはどうするでしょうか?
少し考えてみてください。
・・・
・・・
・・・
どうでしょうか?
- 予定通り山頂に3時間で到着する為、コースに戻って早足で進む。
- 山頂に辿り着くのを4時間後に変更して、コースに戻って自分のペースで歩く。
どちらも正解です。
到着までの時間に差はありますが、間違ったコースを軌道修正して、ゴールに向かって歩み始めています。
問題なのは、次の2つです。
- 間違ったコースを歩き続ける。
- 山頂に辿り着くのを諦めて帰る。
間違ったコースを歩き続けたり、山頂までのゴールを諦めてしまうことです。
人生における計画も、これと全く同じことが言えます。
当初の計画から大幅にズレようが、間違った方向性で歩み続けようが、それに気づいて修正することが大事です。
どれだけ計画がズレていたとしても、修正さえできれば、いくらでも遅れは取り戻せます。
- 計画:3時間で山頂に向かう
- 実行:登山を始める
- 評価:コースから外れていないか確認する
- 改善:コースに戻って早足で進む
修正後に追い上げて、予定通りに目標を達成できるかもしれません。
当初の予定よりも少し遅れてしまったとしても、目標を達成できる可能性はあります。
計画はズレるのが当たり前!
重要なのは、計画を定期的に見直して改善すること!
PDCAサイクルを回す方法

具体的に、PDCAサイクルはどんな風に回していくのでしょうか?

- Plan(計画):まずは計画を立てる。
- Do(実行):立てた計画を実行する。
- Check(評価):実行した内容を評価する。
- Action(改善):評価した行動を改善する。
図で表すと、次の通りです。

この4つの手順が、くるくると回るようなイメージですね。
今回は、具体例を挙げてPDCAサイクルを回す方法を紹介します。
Plan(計画)
ダイエットをする場合で、考えてみましょう。

まずは、1ヶ月で2キロ痩せる為の計画を立てます。
- 1日の摂取カロリーは2,200キロカロリー程度
- 基礎代謝は1,600キロカロリー程度
- 運動は一切していない
- 毎日3時におやつを食べる

ここから計画を立てましょう。
- 1日の摂取カロリーを1,700キロカロリー以下に抑える
- 毎日ランニング30分(250キロカロリー消費)
- 3日置きにジムで1時間のスイミング(600キロカロリー消費)
- 毎日3時のおやつをやめる
これはまだ、仮説の段階です。
1ヶ月間実行したからといっても、確実に2キロのダイエットに成功するとは限りません。
「実行」をした後で、「評価」と「改善」で修正をしていきます。
Do(実行)
立てた計画を、実行に移します。
1日の摂取カロリーを1,700以下に抑えて、ランニングやスイミングで運動をします。

計画に沿って行動しましょう。
Check(評価)
計画通りに実行ができていたか、実行した内容を評価します。
- 1日の摂取カロリーは1,700キロカロリー以下に抑えられた。
- 毎日30分のランニングはできていなかった。
- 3日置きにジムで1時間のスイミングはできている。
- 毎日の3時のおやつは我慢できている。

毎日のランニングはできていないけど、それ以外は順調に進んでいるわね!
私は毎日評価をしていますが、一週間毎でも構いません。
あまりに評価の期間が空くと修正が難しくなるので、最低でも週に1回程度は評価をした方が良いです。
Action(改善)
評価した行動で、「計画に沿っていなかった部分」や「非効率的な部分」などを改善します。
今のペースだと1ヶ月で2キロも痩せられないと判断したら、ランニングやスイミングの時間を30分増やすなど、行動量を調整してみましょう。
実際に行動してみて、1ヶ月で2キロのハードルが高すぎた、1日の計画がハードすぎると感じたら、目標数値を下げたり、1日の計画量を減らしてみましょう。

改善後は再び計画を立てて、実行に移します。
実行したら、評価をして改善する。
この流れを繰り返しましょう。
PDCAサイクルを回す方法まとめ
PDCAサイクルとは、計画、実行、評価、改善という、4つの工程を繰り返すことです。
PDCAサイクルを回すことによって、目標達成がスムーズになります。
「ビジネス」「スポーツ」「ダイエット」「勉学」など、どんな物事にも対応可能です。
上手く活用して、あなたの目標達成に役立ててくださいね。
目標達成にはPDCAサイクルが重要と聞いたのですが、どういう意味でしょうか?