「個人でビジネスをしているのですが、ブランディングを全く意識していません!ブランディングを個人で行う方法や効果について知りたいです!」
そんな疑問を抱えている場合は、記事をご覧ください。
ブランディングを個人で行う方法や戦略、効果についてまとめました。
記事を読んでもらえれば、個人をブランド化させて、ビジネスの売り上げをアップさせる方法が身に付きます。
特にWebを活用した情報発信を行う際には、ブランディングは必要不可欠なので、ブログ運営などを行っている場合は、ぜひ参考にしてみてください。
ブランディングの基礎知識



まずは、ブランディングの基礎知識について解説します!
ブランドとは何か?
「ブランディング」について解説する前に、「ブランド」の意味を理解しておきましょう。
ブランドとは、「イメージ」や「信用」のことです。
あなたは何か好きなブランドがありますか?
洋服でも時計でも家具でも化粧品でも、何でも構いません。
「グッチ」「エルメス」「シャネル」など、世の中にはありとあらゆるブランド品があります。
ちなみに私は、ブーツのブランドである「レッドウィング」が大好きです。
思い返せば、あれは10代の若かりし頃…。
ドラマでキムタクがカッコ良く履きこなしているのを見て、レッドウィングに強い憧れを持ちました。
今では「アイリッシュセッター」「ベックマン」「ポストマン」という3足を揃えて、その日の服装や気分に合わせて履いています。

私がレッドウィングを好きなように、あなたも一つや二つ、何かしら好きなブランドがあると思います。
そしてそのブランドに対して、何かしら抱いているイメージがあるはずです。
例えば「ロレックス」であれば、次のようなイメージを持っている人が多いと思います。
- 高級品
- 時計の中の王様
- カッコイイ
- 社長が身に付けている
- 資産価値が高い
「レッドウィング 」であれば、次のようなイメージを持っている人が多いと思います。
- ワークブーツの王道
- 丈夫で10年以上は履ける
- オシャレ
- デニムとの相性が抜群
- キムタクが愛用している


このように、人の想いが作り出すイメージをブランドと言います。
ブランドとは高級品に限らない?
一般的にブランドと聞くと、高級品のイメージがあると思います。
しかし、ブランドは高級品に限りません。
例えば、ユニクロは高級品ではありませんが、「庶民的で安い割に質が良い」というイメージや信用があります。
10円で買えるうまい棒もブランドですし、私の大好きなドラクエもブランドですし、庶民の味方であるユニクロもブランドです。
ブランドとは、いわば魂のようなもの。
高級品に限らず、法人・商品・サービスなどあらゆるものに、ブランドは宿っています。
- Apple:シンプルでお洒落!
- ドラゴンクエスト:国民的RPG!
- ロレックス :成功者の証!
個人も例外ではありません。
例えば、日本一のユーチューバーであるヒカキンさん。
どんなイメージを持っていますか?
- 優しい
- 謙虚
- 腰が低い
- 努力家
- 思いやりがある
私の中では優しくて謙虚なイメージがあります。
ユーチューバーの神様とも言える信用があります。
好感度No1女優と言われる綾瀬はるかさん。
どんなイメージを持っていますか?
- 天然
- マイペース
- 可愛い
- 演技が上手い
- さわやか
私の中では可愛らしく天然なイメージがあります。
女優としての信用度も高いですよね。
個人に対して持っているイメージや信用、これも一つのブランドです。
ブランディングとは何か?
ブランディングとは、イメージや信用をコントロールしてブランドを確立させることです。
自分で自分のブランディングを行うことを、「セルフブランディング」と呼びます。
個人でビジネスを続けていく為には、ブランディングを意識してブランドを確立する必要があると思ってください。


ちょっとこの絵をご覧ください。

これは、私が描いた意味不明の絵です。
1円の価値すらもないと思います。
それでは、この絵をピカソが描いた場合はどうでしょうか?
100万円を出してでも購入しようとする人がいると思います。
「何を描いたか?」は重要ではありません。
「誰が描いたか?」が重要なのです。
人の想いが作り出したピカソのイメージや信用が、絵の価値を高めています。
ブログで情報発信をしており、「夢を叶える為に一番大事なのは一歩踏み出すこと!」という文章を書いたとしましょう。
これを「ニートの男性」と「ホリエモン」が発信するのとでは、どちらが心に刺ささるでしょうか?
当然、ホリエモンだと思います。
「何を言ったか?」は重要ではありません。
「誰が言ったか?」が重要です。
これが、ブランド力です。

ブランディングを意識してブランド力を高めることで、ファンやリピーターができる。
それだけ商品やサービスが売れやすくなるから、ブランディングは重要ということなんですね。

だからこそ大手企業は、ブランド力を高める為に広告に有名人を起用したり、高級街にお店を出店したり、社長が自らメディアに出たり、色んな戦略を試みています。
ブランド化されたビジネスが主流になる?
今後は企業にしても個人にしても、ブランド化されたビジネスが主流になっていくと思います。
今はインターネットの普及により、誰でも気軽に情報発信ができる時代になり、世の中にはあらゆる商品やサービスが出回っています。
実績が凄いだけの人や、質が良いだけの商品や、価格が安いだけのサービスでは、ファンやリピーターは生まれにくいです。
例えば、慶応大学出身でTOEIC800点という実績だけを武器に、英会話の先生をしている場合を考えてみましょう。
東京大学出身でTOEIC900点の実績を持つ人がいれば、生徒さんはそちらへ流れてしまう可能性があります。
日本製の上質なスーツを3万円で提供するという、質と安さだけを武器にスーツの販売をしている場合を考えてみましょう。
日本製のスーツを2万円で提供するお店があれば、お客さんはそちらへ流れてしまう可能性があります。
ビジネスをしていく上では、

と思ってもらうことが大事です。
ブランディングの効果


これまで意識しなかったですが、ブランド力って大事なんですね。
ブランディングを行うと、どんな効果があるでしょうか?

- ファンやリピーターが増える
- ライバルと競う必要がなくなる
- 売り上げが安定して利益もアップする
ファンやリピーターが増える
個人がブランド化されると、あなたの理念や生き方などに共感してくれる上に、信用力が付きます。
その分、ファンやリピーターが増えやすいです。
あなたのことが好きだから注目してくれて、商品やサービスを購入してくれる。
ビジネスの理想的な形だと思います。
ブランド化しないと、ファンやリピーターがつきにくいので、新規顧客を集客し続けなければなりません。
ライバルと競う必要がなくなる
もしもブランドが確立されていなければ、ライバルと商品やサービスを比べられてしまいます。
特に「値段」「品質」「実績」を比べられてしまい、自分や自分よりも優れた商品やサービスがあれば、そちらに流れてしまう可能性が高いです。
ブランドが確立されると信用力が高まり、「何となく好き!」「この人が販売する商品なら安心!」「コンセプトに共感が持てる!」というイメージで商品を購入してくれるようになります。
つまり、ライバルと比べられることがなくなり、競争自体が不要になります。
売り上げが安定して利益もアップする
ブランド化されれば、広告費にあまりお金をかけないで済みます。
広告費をかけずとも、人が勝手に集まってくるからです。
実際、ロレックスのテレビCMを見たことは一度もありません。
それでもロレックスは、腕時計業界でNo.1の知名度を誇っています。
広告費をかけずともお客さんが集まり、ファンやリピーターがどんどん増える。
売り上げが安定して、利益も大幅にアップします。
ブランディングを個人で行う方法・戦略


実際に、どんな方法で個人ブランディングを行うのでしょうか?

- 情報発信をする
- 理念を発信する
- 強みを明確にする
- 世界観を意識する
- お客さん目線の対応をする
情報発信をする
まず、個人ブランディングに情報発信は必要不可欠です。
ブログを運営したり、Youtubeに動画投稿をしたり、SNSで情報を発信することで、世間の人たちにあなたという存在を認知してもらえます。
今はインターネットで、個人が簡単に情報発信できる時代です。
ブログ,Youtube,SNS,メルマガ ,LINE公式アカウントなど、個人メディアで持ちましょう。
理念を発信する
情報発信やビジネスをする際には、何の為に情報発信をして、何のために商品を販売しているのか、理念を伝えてください。
ただなんとなく情報発信やビジネスをしている人と、明確な理念を持って情報発信やビジネスしている人では、後者の方がファンがつきやすいです。
例えば、私が大好きなワイシャツのブランドに、「メーカーズシャツ鎌倉」というアパレル企業があります。
鎌倉シャツが好きな理由は、商品の質が良いのはもちろんのこと、理念に共感できるからです。
私がまだ大学生だった頃に、鎌倉シャツの理念を聞いたことがあります。
日本人は勤勉且つ真面目で、世界からの評価も高い。
しかし、その反面でダサいと思われることも多い。
電車の中を見渡せば汚れたシャツを着て、疲れ果てた顔をしているビジネスマンが沢山いる。
どうせだったら、勤勉で真面目な上にカッコいいと思われたい!
そんな世界に誇れる人たちを増やす為に、上質な日本製のシャツを低価格で提供する。
学生時代に聞いた話ですが、凄く印象に残っています。
もう一度言いますが、ただなんとなく情報発信やビジネスをしている人と、明確な理念を持って情報発信やビジネスしている人では、後者の方がファンがつきやすいです。
これは会社に限らず、個人に関しても同じことが言えます。
ちなみに私が情報発信を始めたのは、人と関わるのが嫌いで組織にも馴染めなかったのがきっかけです。
Webマーケティングに出会ったことで、面倒な人付き合いや組織勤めをすることなく、自分らしい生き方ができるようになりました。
「私と同じような悩みを抱えている人たちに、こんな生き方もあると伝えたい。」
そんな理念を持ち、情報発信を始めました。
強みを明確にする
あなたの強みを明確にしてください。
他にはない独自の強み、これをUSPと言います。
私は「Webマーケター」として活動しながらも、「心理セラピスト」の資格も習得しています。
Webマーケティングの技術は「Webマーケター」として、人生を豊かにする為の考え方は「心理セラピスト」として、2つの視点から人に伝えられる。
これが私の強みだと思っています。
独自の強みが思いつかない場合は、次の2つの方法もおすすめです。
- ジャンルを特化させる
- 2つのジャンルを掛け合わせる
例えば、

という場合は、

というように、アイメイクに特化させる。
更に特化させるのであれば、

というように、男性を意識したアイメイクに限定する。
美容という大きなジャンルではライバルは多いですが、「男性から愛されるアイメイク」にまで特化させれば、その人独自の商品やサービスにまで絞り込めるかもしれません。
これも一つの強みです。
全く異なる2つのジャンルを組み合わせることで、新しいサービスを生み出すこともできます。
私は「Webマーケター」と「心理セラピスト」を組み合わせて、「未来型Webマーケティング」というサービスを提供しています。
Webマーケターのプロは世の中に沢山いますし、心理セラピストのプロも世の中に沢山います。
しかし、「未来型Webマーケティング」というサービスを提供している人は、見たことがありません。
異なるジャンルを組み合わせて新しいジャンルを作り出すのも、中々面白いですよ。
世界観を意識する
自分が周りからどんなイメージに見られたいのかを想像して、世界観を意識するのも重要です。
私は会ったこともない人から、「優しそうな人だと思いました」と言われることが多々あります。
それは恐らく、ブログのイメージです。
ブログに可愛らしいキャラクター画像を使ったり、結婚をして犬を買っていると記事に書くことで、何となく優しそうなイメージを持たれるのだと思います。
こんな風に自分の世界観に合わせて、「言葉遣い」「ブログのデザイン」「ファッション」などを考えてみると良いです。
- 「子どもがいる」=「何となく安心感がある」
- 「ペットを飼っている」=「何となく優しそう」
- 「読書が好き」=「何となく知的に思える」
- 「元サッカー部」=「何となくカッコ良さそう」
- 「専業主婦」=「何となく家庭的に思える」
これも一種のブランディングになります。
お客さん目線の対応をする
これはビジネスをする上では当然のことです。
お客さんに対して、丁寧な対応をしましょう。
お客さんに喜んでもらえるような、質の高い商品を提供する。
お客さんからの質問に対して、できるだけ素早く返信をする。
ブランド力とは、言ってしまえば信用のことです。
どれだけブランディングを意識したところで、お客さんへの対応が不親切であったら、信用を失います。
言い方を変えると、お客さん目線の丁寧な対応をしていれば、ブランディングをそこまで意識しなくてもブランド力は高まります。
「どんな対応をすればお客さんは喜んでくれるのか?」を常に考え、行動していきましょう。
ブランディングを個人で行う際の注意点


さっそく私もブランディングをしてみますね。

- 素とかけ離れ過ぎると疲れる
- 素を出しすぎるのも危ない
- 踏み外すと一瞬で崩壊する
素とかけ離れ過ぎると疲れる
まず、素とかけ離れ過ぎると疲れます 笑
例えば、私は人付き合いが嫌いです。
人とできるだけ関わりたくないという理由もあり、起業しました。
それにも関わらず、

というイメージで情報発信をしてしまうと、偽りの自分を演じ続けなければなりません。
素の自分と近い方が、ブランディングはやりやすいです。
素を出しすぎるのも危ない
かと言って、素を出しすぎるにも危ないです。
素を出しすぎると、イメージ的にマイナスになる場合もあります。
例えば、清純派で売っている女性アイドルが次のような発言をしたとしましょう。
男を知らないウブな女性が、男性を虜にできる訳はありません!
恋愛をしてこそ、アイドルは輝きを増すと思っています!
男性ファンはどう思うでしょうか?

Aちゃんは僕らだけのアイドルなのに…。
こんな風に、失望する人が少なからずいるはずです。
もう一度言います。
ブランディングは、素を出せば良いという訳ではありません。
清潔感のあるイメージに見られたいのであれば、優しい言葉使いをしたり服装を爽やかにしたり、クリーンなブランディングを行う。
キャバクラで豪遊した話はわざわざしない。
落ち着いたイメージに見られたいのであれば、ゆっくりと話をしたり大人っぽい服装をしたり、安心感のあるブランディングを行う。
ギャンブルで大損した話はわざわざしない。
嘘をつく必要はないですが、ブランドとかけ離れた言動や行動を、わざわざ人に見せる必要はありません。
踏み外すと一瞬で崩壊する
ブランド構築には時間が掛かりますが、崩壊する時は一瞬です。
例えば、芸能人が不祥事を起こした場合、それまでに積み上げてきたイメージが一気に崩れ去りますよね?
個人ブランディングも、それと同じです。
特に、情報発信をする際には自分の発言に一貫性を持たせましょう。

という発信をしたにも関わらず、家庭を犠牲にして仕事に励むなど、発信内容と行動に一貫性がない場合は信用を失う可能性に繋がります。
ブランドは、じっくり時間をかけて成長させる。
そして、崩壊させないように慎重に行う。
イメージや信用を崩さなように、発言や行動には気を付けましょう。
ブランディングを個人で行う方法・戦略まとめ

ブランドとはイメージや信用のことであり、高級品に限らず、法人・商品・サービス・個人など、あらゆるものに宿っています。
今後は法人も個人も、ブランド化されたビジネスが主流になるのは間違いありません。
だからこそ、個人ブランディングが必要不可欠です。
正しくブランディングを行えば、ファンやリピーターが増えて売り上げアップに繋がります。
ブランディングには情報発信が活用できる為、まずはブログなどの個人メディアを制作してみてくださいね。

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