• マズローの欲求6段階説の意味がよくわからない!
  • マズローの欲求6段階説の詳しい説明や具体例が知りたい!
  • マズローの欲求6段階説を理解して自分の人生に活かしたい!

こんな疑問を持っている場合は、最後まで記事を読んでみてください!

心理セラピストの資格を持っている僕が、マズローの欲求6段階説を丁寧に解説します^^

マズローの欲求6段階説を頭に入れておくことで、「今の自分は何を望んで生きているのか?」という、現在の自分の心理状態が理解できるようになります。

あなたの人生の方向性を明確にしたり、幸福度の高い人生を送る為にも必要なので、一緒にマズローの欲求6段階説を学んでいきましょう!

マズローの欲求6段階説の意味とは?

マズローの欲求6段階説って何?

心理セラピストの資格を持っている夫よ、マズローの欲求6段階説について教えてくれ!

ユウキ

OK!
マズローの欲求6段階説とは、アメリカの心理学者である「アブラハム・マズロー」が、人間の欲求を5段階に分けて体系化した理論のことだよ。

あれ…?
「マズローの欲求6段階説」なのに、6段階ではなくて5段階なの?

ユウキ

最初は5段階だったんだ。
ところが、マズローが晩年になって6段階目の存在を説いたことで、今では6段階に分けられることが多くなったんだよ。
だから実際は、マズローの欲求5段階説と言われることが多いんだよ。

今回は「マズローの欲求6段階説」という名称を用いていますが、実際は下記のような名称で呼ばれることも多いです。

  • 自己実現論
  • マズローの欲求段階説
  • マズローの欲求5段階説

名称が違うだけで、どれも意味は同じです( ´ ▽ ` )ノ

マズローの欲求6段階説の欲求の種類とは?

それぞれの段階について詳しく解説していくよ!

具体的には、どんな欲求に分けられるのだい?

ユウキ

まずは、5段階の欲求について解説するね。
5段階の欲求は、「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「尊厳欲求」「自己実現欲求」の5つだよ!

下記のような、ピラミッド構造になっています。

マズローの欲求5段階説

生理的欲求

1段階目は生理的欲求。

人間が生存する為の本能とも言える欲求です。

Example

大抵の人間は、生理的欲求は満たされています。

特に日本という国に住んでいる以上、困窮するほど食事に困ったり、睡眠が取れないという状況には、滅多に陥ることはないでしょう。

安全欲求

2段階目は安全欲求。

安心安全に生活したいと思う欲求です。

Example

「貯金が少なくなって不安になる」「就職が決まらなくて不安になる」「近所で殺人事件が起きて不安になる」というのは、「安心安全に暮らしたい!」という安全欲求を満たす為の危機管理とも言えるでしょう。

社会的欲求

3段階目は社会的欲求。

人から必要とされたり、集団に属したいと思う欲求です。

別名、所属と愛の欲求とも呼ばれます。

Example

多くの人間は、孤独を避けて社会に所属したいと思います。

それが社会的欲求です。

尊厳欲求

4段階目は尊厳欲求。

別名、承認欲求とも呼ばれます。

尊厳欲求には、2つのレベルがあるとマズローは説きました。

レベル1.他者からの承認

Example

他者からの承認欲求が強すぎるのは、危険な状態です。

「人から認められる為に大企業に入ろう!」「人から凄いと思われる為に仕事を頑張ろう!」と、人の目を伺いながら生活をするようになってしまいます。

レベル2.自分からの承認

Example

他者からの承認を求めるよりも、自分で自分を承認してあげることが、豊かな生活を送る為には重要です。

自分で自分を承認してあげることで、「他人からどう思われようと、自分は自分の信じた道を突き進む!」と、人の目を気にしないで生活できるようになります。

自己実現欲求

5段階目は自己実現欲求。

自分の実現したい目的を決めて、それを達成したり成長したいと思う欲求です。

Example

自分の能力を最大限に活かしたり、成長すること自体に喜びを感じるようになります。

マズローの欲求6段階説の6つ目の欲求とは?

中々辿り着けない領域…それが6段階目の欲求!

なるほど。
ピラミッドを見てみると、確かに納得できるね。
この5つの欲求の上に、6つ目の欲求があるということかい?

ユウキ

うん!
それが「自己超越」だよ。

マズローの欲求6段階説

自己超越とは、自分自身の欲求や利益にとらわれることなく、より大きな目的や価値のために生きる状態のことです。

例えば、「医者になって患者さんを救う」という自己実現欲求を掲げている場合、心のどこかでは「お金や地位が欲しい!」という承認欲求や、「患者さんを救うことにやりがいを感じる!」という満足感を求めている場合もあると思います。

一方で、自己超越の状態では、「より多くの患者さんを救い、健やかな社会の実現に貢献したい」という社会的な使命感や貢献意識に突き動かされて生きているのです。

マズローの欲求6段階説をお医者さんで例えてみると、次のようになります。

Example

マズローの欲求6段階説の仕組みとは?

欲求は一段ずつ上がっていくのです!

なるほど!
我々が目指すのは自己超越だね。

ユウキ

その通り。
マズローは、欲求は基本的に一段階ずつ上昇していくと説いたんだ。

マズローの欲求6段階説

食事に困らず、十分な睡眠がとれる環境が整うと、「安全に暮らしたい」という欲求を持つようになります。

住む場所があり、経済的にも安定してくると、「家庭や職場など何らかの集団に属したい」「社会の役に立ちたい」という欲求が生まれます。

社会に属するという欲求が満たされた時に、「自分の尊厳を守りたい」「他者から認められたい」という欲求が現れてきます。

これらの欲求が満たされたとき、人はようやく「自分らしく生きたい」「本当の自分を表現したい」といった自己実現へと目を向けるようになります。

言い換えると、欲求は一気に二段階以上は上がりにくいです。

マズローの欲求6段階説

食事や睡眠も満足に取れない状態であれば、「会社に属したい」という欲求よりも先に、食事や睡眠などの生理的な欲求を満たすことに目が向きやすいです。

お金も住む家もない状態であれば、「歌手になって人々を笑顔にしたい」という欲求よりも先に、安全に生活できる環境を確保することに目が向きやすいです。

自己超越を志して行動すれば、自然とほかの欲求も満たされていくからです。

マズローの欲求6段階説

他者や社会のために本気で動く人には、信頼や感謝が集まります。

つまり、結果として、経済的にも精神的にも豊かになっていくのです。

Point

マズローの欲求6段階説の僕の例!

僕のこれまでの人生を例に解説します!

確かに、一段階ずつ自分の欲求を高めていくのが、確実な気がするね。

ユウキ

参考までに、僕のこれまでの人生を振り返りながら、欲求の変化を解説していくね。

僕は元々、サラリーマンとして活動していました。

マズローの欲求6段階説

サラリーマンだった当時は、「社会的欲求」や「尊厳欲求」をウロウロしていたイメージですね。

「社会人の役割を果たしたい」「営業成績を伸ばして上司から認められたい」「スキルを身に付けて自信を付けたい」などと思っていました。

そして2014年には、「人と無理に関わらずマイペースに生きたい!」という自己実現を掲げ、Webマーケターとして独立をします!

マズローの欲求6段階説

独立1年目で結婚したこともあり、1〜2年目は生計を立てるのにも精一杯でした^^;

もちろん幸せだったのですが、この頃は安全な生活を確保するという「安全欲求」や、幸せな家庭を築きたいという「社会的欲求」が中心でした。

独立3〜4年目で、経済的にはかなりの余裕ができます。

マズローの欲求6段階説

その為、「スキルを身に付けたい」「自分自身の実力をもっと高めたい」「経営者として自信を付けたい」など、「尊厳欲求」や「自己実現欲求」が強くなりました。

2018年には、法人成りを果たして株式会社を設立。

この頃は、自分が何の為にビジネスをしているのかわからないという状態でした^^;

しかし、経営者の先輩からアドバイスをもらったことで、自己超越へと目を向けるようになったんです。

先輩

ユウキ君はある程度の自己実現を達成しているから、人に何を与えたいかをよく考えてみると良い。

ユウキ

僕のような小規模事業者さんを、心から支えたいと思っています!
マーケティングの力だけでなく、心の豊かさも一緒に届けていきたいです。

それからは心理セラピストの資格を取得し、現在のように「豊かな人生を送る為の思考法」や「Webマーケティングの戦略」などを発信するようになりました^^

マズローの欲求6段階説

今では「Webマーケティングで世の中を豊かにする」という目的を持ち、成長を楽しみながらも活動しています!

まだまだ「自己超越」に完全に達している訳ではありません。

「自分自身の成長や楽しさの為」と「他者に与える為」の半々ぐらいの割合ですね^^

マズローの欲求6段階説を人生に活かす方法!

マズローの欲求6段階説を人生に活かそう!

人生を豊かにする為には、マズローの欲求6段階説をどのように活用すれば良いのだい?

ユウキ

まずは自分の欲求と向かい合い、欲求を満たす為にはどうすべきかを考えてみよう!

世の中には、

  • 必死にお金を得ようとする人
  • 必死に大企業の就職を望む人
  • 必死に婚活に励む人

など、何かを求めている人がたくさんいます。

しかし、大金を得たり、大企業に就職したり、結婚したところで、根本的な欲求が満足できなければ意味がありません。

例えば、「お金が無くなって生活が困窮するのが怖い」という理由で大金を求めている場合は、安全欲求を満たすことが目的です。

しかし、どれだけお金を得たところで、「もしも病気になって手術が必要になったら…」「もしも突然収入が途絶えたら…」と次から次へと不安を煽ってしまっては、安全欲求からは永遠に解放されません。

このような場合、本当に必要なのは「お金」ではなく、不安を抱えやすい思考や性格の見直しかもしれません。

大金を得たい
なぜ大金を得たいのか?

安心して暮らしたいから(安全欲求)
なぜ安全な生活を送りたいのか?

不安から解消されるから
お金を得れば本当に不安から解消されるのか?

このように「なぜ?」を何度も繰り返すことで、あなたの本当の欲求と、それを満たすための手段が見えてきます。

そうでなければ、いつまでも満たされることなく、欲求に振り回される人生になってしまうかもしれません^^;

幸福度の高い人生を送るためにも、マズローの欲求段階説をヒントにしながら、自分の内側とじっくり向き合ってみてください!

まとめ

まとめ

マズローの欲求6段階説とは、アメリカの心理学者である「アブラハム・マズロー」が人間の欲求を段階に分けて体系化した理論のことです。

次の6つの欲求から成り立っています。

Check

人生を豊かにする為にも、今の自分がどの段階に属しているのかを見極めて、欲求を満たす為にはどうすべきかを考えてみましょう( ´ ▽ ` )ノ

今回の記事を参考に、自分自身の欲求と向き合ってみてくださいね!