僕は、中小企業さんや個人事業主の方々に向けて、Webマーケティングのコンサルティングを提供しています。
ごくごく稀に、相性の合わないクライアントさんと関わることがあります。
滅多にいませんが、関わるときに大きなストレスを感じるんですよね…。
今回は、そんな場合の対応方法をまとめました!
無料相談での相性確認

僕はクライアントさんとの相性を確認するため、コンサルティング提供前に、1対1のオンライン無料相談を行なっています。
僕がお役に立てると思い、なおかつ相性が合うと感じた人のみ、契約を交わします^^
次のどれか一つにでも当てはまった場合、僕はサービスを提供しません。
・他責思考の人
・依存体質の人
・他者への期待値が高い人
・他者の意見や提案を受け入れられない人
・高圧的な態度をとる人
・感情だけで物事を判断する人
・思いやりや感謝の気持ちがない人
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理由はシンプルで、僕の心がすり減り、他のクライアントさんにも影響が出るからです。
特に僕は、対人関係のストレスを感じやすいため、チャットやミーティングで過剰な拒否反応が出てしまうことがあります。
例えば、「これぐらいはやってもらって当然」「自分の思い通りに動いてほしい」という、期待値の高い人と関わると、心臓をギュッと締め付けられたようなストレスを感じるのです。
高圧的な態度をとる人や、感情的になって怒る人も苦手で、そういう人と関わると本当に吐きそうになります^^;
自分の挑戦や失敗に関するメンタルは鋼のように硬いのですが、対人関係におけるメンタルは豆腐のように脆いんです 笑
僕は、「お客さん」と「販売者」の関係性は対等だと考えています。
この価値観が合わない人とは、一緒に仕事はできません。
相性が合わないクライアントさんへの2つの対応方法

無料相談で見抜けずに、相性が合わない人と契約してしまうこともあります。
その場合の対応方法は、次の2つです。
A.仕事と割り切り、契約期間を全うする。
B.日割りで返金対応し、契約を打ち切る。
仕事と割り切り、契約期間を全うする。
正直に言えば、日割りで返金対応し、すぐに契約を打ち切りたいです 笑
でも、僕は余程のことがない限りは、「自分の成長に必要な仕事である」と割り切り、契約期間を全うします。
契約を途中で打ち切ると、クレームが発生したり、泥沼化したり、余計にストレスを抱える可能性があるからです^^;
契約終了後、継続や再契約を頼まれた場合は、上手い理由で断り、接点を持たないようにします。
インターネットで簡単に繋がってしまう現代だからこそ、意識的に距離を置くことが大切です!
日割りで返金対応し、契約を打ち切る。
あまりにもクライアントさんの対応が理不尽で、精神的な苦痛が続く場合は、契約の打ち切りも視野に入れると良いです。
自分の心と体を優先しましょう。
ただし、途中で契約を打ち切ると、余計に関係が拗れてしまい、インターネットに悪評を書かれる可能性もあります^^;
そのため、契約書に「打ち切りの内容」を盛り込んでおき、クライアントさんが納得した上で契約をするのがおすすめです。
事前にそれをしていない場合は、弁護士さんなど第三者の機関に相談をして、法的に問題がない形で契約を終了するようにしましょう。
苦手なクライアントさんと関わったときの体験談

僕は感受性が強いので、メールや会話の印象で、相手の雰囲気を繊細に感じ取れます。
苦手な人を感知するセンサーが、非常に敏感です 笑
過去に、

ユウキ
この人はちょっと危ない感じがする…。
でもまぁ、礼儀も正しいし、対応も丁寧だし、大丈夫かな…。
と、多少の違和感を感じつつも、サービスを提供したクライアントさんがいました。
僕の予感は、見事に的中します^^;
最初は多少違和感があるぐらいだったのですが、関わっていくうちに、徐々に歪んだ考え方が明るみになってきました…。
テイカー気質の人だった
そのクライアントさんは人に対する期待値が高く、他責思考の傾向も持ち合わせていました。
自分の思い通りにならないと不機嫌になり、他者に責任を押し付けようとします。
さらに、感情の起伏も激しく、高圧的な態度を取られたり、不満をぶつけられることもありました。
空気がものすごく重たいので、施策の提案もしづらいです…。
これは、典型的なテイカー(「与えること」よりも「受け取ること」を優先する人)の特徴です。
人は大きく、「ギバー」「マッチャー」「テイカー」に分かれます。
・ギバー:自分よりも他者の利益を優先する人。受け取る量よりも与える量が多い。
・マッチャー:自分と他者の利益のバランスを考える人。受け取る量と与える量が均等。
・テイカー:他者よりも自分の利益を優先する人。与える量よりも受け取る量が多い。
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テイカーとは、人に求める傾向が強く、ビジネスの現場では「クレクレ君」や「モンスタークライアント」と呼ばれることもあります。
関わるだけで凄まじいエネルギーを奪われるので、いち早く関係を断つことが大切です。
認知の歪みが強かった
テイカーの行動の背景には、認知の歪みが関係しています。
認知の歪みとは、物事を極端に偏って捉えてしまう思考のクセのことです。
例えば、自分とは違う意見を言っただけで、「否定された!この人は敵だ!」と思い込んでしまうなど。
無意識に起こることが多く、物事を正常に判断できなくなったり、不安や怒りを感じる原因になります。
他責思考や高圧的な態度は、劣等感が背景にあることが多いです。
他責思考の理由:相手に責任を押し付けることで、自分を守ろうとする。
高圧的な態度を取る理由:相手を下に見ることで、優位に立とうとする。
劣等感が強いが故に、認知が歪み、テイカーになってしまうのです。
僕の信念は、マーケティングのやり方と人間としてのあり方を教育し、クライアントさんを成熟まで導くことです。
成長を促すために、クライアントさんの良い部分を褒めた上で、改善点を伝えるように心がけています。
そんな中でも、認知の歪みの強いテイカーの教育は、むちゃくちゃ気を遣います^^;
テイカーは承認欲求が強く、褒められると子どものように喜ぶことが多い一方、改善点の指摘を「人格否定」と捉え、不満や怒りを向けてくることもあるからです。
どれだけ気を遣っても、ふとした瞬間に地雷を踏むことがあるので、まるで難易度「ベリーハード」のゲームをプレイしている感覚になります 笑
子どもだと考えて乗り切った
日を追うごとに僕のモヤモヤは大きくなり、精神的にも疲弊してきました。
正直、「少しでも違和感を感じた無料相談の時点で断っておいた方が良かったな…」と思いました^^;
ただ、事前に相性を見極められなかった、僕自身の責任です。
契約期間も残りわずかだったので、僕は腹を括り、契約期間を全うすることに決めました。

ユウキ
本音を言えば、すぐにでも契約を打ち切りたい…。
でも、ここを乗り越えれば、僕もまた一段階成長できるはずだ。
テイカーとまともにやり取りをすると、とてつもない精神力を使います。
そのため、僕はクライアントさんを「子ども」だと思い、割り切って付き合うことにしました。
子どもであれば、機嫌が悪くなったり、感情的になっても、何とも思いません。
これは、僕がどうしてもテイカーと関わらなければならないときに、よく使う手法です 笑
おかげで気持ちはだいぶ楽になり、無事に契約期間終了まで乗り切れました。
我ながら、大人の対応だったと思います^^
ちなみに、妻が契約終了までの日めくりカレンダーを用意してくれたので、毎日ワクワクしてめくっていました 笑
まとめ

相性を確認する意味でも、無料のオンライン相談は必ず行いましょう!
それでも見抜けなかった場合は、契約してしまった自分の責任です。
仕事と割り切り、契約期間を全うした方が、揉めないで済みます。
あまりにもクライアントさんの対応がひどい場合は、契約を打ち切っても良いと思います。
穏便に契約を終了するためにも、契約書に「打ち切りの内容」を盛り込んでおくのがおすすめです!