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自分の商品の価格の設定方法!値段はいくらがベストなのか?

    
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自分の商品の価格の設定方法!値段はいくらがベストなのか?

どうも、Webマーケティング専門家/内向型人間研究家のユウキです^^

プロフィール

どうも、Webマーケティング専門家/内向型人間研究家のユウキです^^

プロフィール
  • 自分の商品を販売したいんですけど、価格の設定に迷ってします!
  • 自分の商品を作ったんだけど、値段が決められません!
  • 自分の商品の価格は、いくらに設定すれば良いのでしょうか?

こんな場合は記事をご覧ください。

自分の商品の価格の設定方法を詳しく解説しました!

記事の信憑性
僕は2014年からWebマーケターとして独立し、自分の商品を作ってWebで販売してきました。
2018年には法人成りを果たし、現在もブログ運営や自社商品の販売で安定的な売り上げを維持しています!

記事を読んでもらえると、自分の商品の適正な価格・値段の設定方法が身につきます^^

自分の商品の価格の決め方とは?

夫よ。
自分の商品を作って販売したいのだが、価格設定に迷っているよ。
自分の商品の値段は、いくらに設定するのがベストなんだい?

ユウキ

ふむふむ。
自分の商品の価格設定は迷うところだよね。
最初に言っておくと、価格設定に絶対的な正解は無いよ。
強いて言うならば、商品を販売する目的に合わせて設定するのがベスト!

商品を販売する目的?

ユウキ

わかりやすく言うと、「フロントエンドの商品」と「バックエンドの商品」と「モニターの商品」とで、価格の設定方法が変わるという意味だよ!

簡単に言うと、

  • フロントエンドの商品であれば、購入者さんが最も多くなる価格に設定するのがおすすめ!
  • バックエンドの商品、もしくはフロントエンドとバックエンドを分けずに商品を販売する場合は、利益が最も大きくなる価格に設定するのがおすすめ!
  • 初めて独自商品を販売する場合や、実績がない場合はモニター価格で販売してみるのも有り!

ということです。

「フロントエンド」「バックエンド」に関する詳しい説明は、下記の記事でも詳しく説明しています^^

関連記事:自分の商品の役割を決めよう【売り上げを11.3倍にした販売戦略】

それでは、目的に合わせた価格設定の方法を詳しく説明していきますね。

フロントエンドの場合

フロントエンドの商品は、顧客をファン化して、バックエンドの商品に繋げることが目的です。

そのため、購入者さんの数が最も多くなる価格に設定するのがベスト!

パターンA、パターンB、パターンCを比べてみます。

パターン商品価格購入者数売り上げ
パターンA1万円100人100万円
パターンB5万円50人250万円
パターンC10万円30人300万円

売り上げが最も高くなるのは、パータンCの300万円です。

しかし、購入者さんの数は、30人と最も少なくなります。

それに対してパターンAは、売り上げが100万円と最も少ないです。

しかし、購入者さんの数は、100人と最も多くなります。

フロントエンドの役割を考えるならば、購入者数が最も多くなる、パターンAの価格を採用すると良いです!

商品の良さを多くの人に知ってもらえる分、バックエンドの商品を購入してもらいやすくなります^^

Note
僕は以前、約2万円のフロントエンドの商品を販売していました。
商品の質には自信があったので、5万円程度で販売したいのが本音でした^^;
しかし「より多くの人に自分の商品を知ってもらいたい!」と思い、あえて低めの価格設定にしました。
結果としてフロントエンドの商品の購入者さんの1割程度の人たちが、約30万円のバックエンドの商品を購入してくれました^^

なーるほど!
フロントエンドの商品単体の売り上げを考えた場合、
商品の価格を5万円に設定していた方が、利益は大きくなったかもしれない。
でも、バックエンドの商品込みで考えた場合、商品の価格を2万円に設定した方が、利益は大きくなるということだね。

ユウキ

うん。
フロントエンドの商品を購入し、ファンになってくれたお客さんが、バックエンドの商品を購入してくれる可能性があるからね!
バックエンドの商品が控えている場合は、価格低めのフロントエンド商品を販売するのも、一つの戦略だよ^^

Point
フロントエンドの商品は、購入者数が最も多くなる価格に設定するのがおすすめです!

バックエンドの場合

バックエンドの商品は、利益の最大化が目的です。

本命の商品なので、利益が最も大きくなる価格に設定するのがベスト!

パターンA、パターンB、パターンCを比べてみます。

パターン商品価格購入者数売り上げ
パターンA10万円20人200万円
パターンB50万円15人750万円
パターンC100万円3人300万円

パターンAは購入者さんの数が20人と最も多いですが、売り上げは200万円と最も少ないです。

パターンBは購入者さんの数が15人と少し減りますが、売り上げは750万円と最も多いです。

利益を最大化するというバックエンドの役割を考えるならば、売り上げが最も多くなるパターンBの価格を採用するのがベスト!

パターンCのように商品価格が高いと、少ない購入者数でも大きな売り上げに繋げやすいです。

しかし、あまりにも価格が高すぎて、商品が全く売れなければ本末転倒です^^;

Note
独立して間もない頃に、約50万円程度のブログ集客コンサルティングを販売したことがあります。
数万円のフロントエンドの商品を購入してくれた、10名の方のうち3名の方が商品を買ってくれました。
結果、購入者さんの数は3人で約150万円ほどの売り上げになりました。
フロントエンドの商品だけだったら売り上げは少なかったですが、バックエンドの商品のおかげで売り上げが大きく伸びました!
購入してくれたお客さんには、非常に感謝しております^^

ふむふむ。
バックエンドの商品は、できるだけ利益を出すように高い価格で設定したほうが良いのか。
でも、高すぎて売れなければ本末転倒だから、その辺りのバランスが難しいところですな!

ユウキ

うん。
バックエンドの商品を販売する場合は、フロントエンドの商品の質に加えて、メルマガにおける教育や販売ページの作り込みなどが重要になるね!
いかにお客さんとの信頼関係を築くかが、最大のポイントだよ^^
購入したお客さんに喜んでもらい、尚且つ利益を最大化する為にも、お客さん目線での対応を心がけ、値段以上の価値を与えるように商品を作ろう!

Point
バックエンドの商品は、利益が最大化する価格に設定するのがおすすめです!

本命商品を一つだけ売りたい場合

男性

フロントエンドとかバックエンドとか難しそうだから、とりあえず自分の商品を売りたい!

女性

フロントエンド・バックエンドで商品を分けないで、一つの商品を売りたいです!

こんな人もいると思います。

フロントエンドの商品を用意せずに本命の商品を一つ売りたい場合は、バックエンドの感覚で利益が最大化する価格に設定しましょう。

本命商品を一つ販売するという意味では、バックエンドの商品と役割は同じですね^^

人によって考え方は違うかもしれませんが、価格の安い商品を大人数に販売するよりも、価格の高い商品を少人数に販売する方が楽です!

月の売り上げ目標が、100万円の場合で考えてみましょう。

極端な例ですが、1個1万円の商品でしたら100人に販売する必要があります。

しかし、100万円の商品でしたら、1人に販売すれば目標達成です。

特にコンサルティングやコーチングなど、あなた自身が商品となる労働型のサービスを販売する場合は、なおさら高額の方がおすすめです!

販売者目線から見ると、高額の商品が売れた方が、当然テンションが上がります。

高いサービス料金を支払ってくれる、意識の高いお客さんも集まってくれます。

購入者目線から見ても、低額よりも高額のサービスの方が安心できます。

一人に費やせるサービスの時間が長くなるので、満足度も高まります。

Note
僕も昔、約10万円のコンサルティングを販売したことがありますが、コンサルティングの相場を考えると、価格が安かったもあり、お客さんの中には音信不通になる方もいました^^;
約50万円のコンサルティングを販売した時は、やはり高額な分、礼儀正しいお客さんが多かったです。
一人のお客さんに使える時間も長いので、お客さんの満足度も高かったと思います!

なるほど。
できるだけ価格を高く設定しほうが、販売者にも購入者にもメリットがあるんだね。

ユウキ

そうだね。
本命の商品であれば「商品の安売りは避ける!」というのが、販売の鉄則だね^^

Point
フロントエンド・バックエンドを分けずに一つの本命商品を販売する場合は、できるだけ高額で商品を販売するのがおすすめです!

モニター価格の場合

モニター価格とは、お客さんから意見や感想をもらう代わりに、通常よりも低価格で商品を販売することです。

動画教材などのデジタルコンテンツにしても、コンサルティングなどの対人サービスにしても、商品は最初の一つを売るまでのハードルが一番高いので、モニター価格という形で商品を提供するんです。

例えば、英語講師として英会話の個別レッスンを提供する場合、5名だけ通常よりも低価格で販売をします。

その代わりに、お客さんから意見や感想をもらい、お客様の声として、販売ページに掲載させてもらいましょう!

なるほど!
お客さんは低価格で商品を購入できるし、販売者は5名のお客さんにサービスを提供したという実績に繋がるわけだね。

ユウキ

うむ!
そのほかにもフィードバックがもらえる、実績ができる、自信がつく、商品が売れるか判断できる、などのメリットがあるよ。
その後はモニター価格を終了し、通常価格に戻せばOK^^

Note
僕が人生で一番最初に行った独自商品の販売は、2ヶ月間のブログ集客のコンサルティングです。
当時はまだWebマーケターとしての実績があまりなかったので、1名限定で5,000円という破格でブログ上で販売しました 笑
「現役のWebマーケターがブログで集客する方法を教えます!」というように、現役で学び、実践をしていることを強調しました。
リアルタイムで学んでいることや実践しているは、すごく価値が高いからです。
「本当に自分の商品を買ってくれる人なんているのだろうか?」と半信半疑だったのですが、1週間程度でブログに連絡があり、なんと商品が売れました!

1人だけでも商品が売れることは、めちゃくちゃ自信に繋がるよね!
まさに感動だね^^

ユウキ

そうなんだ!
クライアントの方は、僕がリアルタイムで学び実践していることに興味を持ち、申し込んでくれたみたい。
そのクライアントさんは結果を出してくれたこともあり、お客様の声として、販売ページに掲載させてもらったよ^^

その後は徐々にWebマーケターとしての実績を積んだことで、数万円から数十万円の商品が売れるようになりました。

いま現在は「あまり人と関わりたくない」「労働時間を減らして売り上げを上げたい」「ブログなど文章での情報発信が好き」などの理由から、コンサルティングなどの対人サービスは販売していません。

サポート無しのデジタルコンテンツを販売することが多いですが、ありがたいことに、安定的に商品を購入していただいています^^

初めての商品販売や、実績なしで商品を販売したい場合は、最初の1〜5名ほどは、モニター価格を適用させてみるのがおすすめです!

ただし、ただし、モニター価格には注意点があります!

自信がないからという理由で、永遠とモニター価格を続けるのは、お客さんのためにも、販売者さんのためにもなりません。

お客さんは「モニター価格が続いているなんて自信がないんじゃないの…?」と不安になります。

販売者のあなたは、モニター価格が続けば売り上げが伸びていきません。

モニター価格は最初の数名だけと決めておくのが良いね。

ユウキ

うん。
決めた人数の人たちが申し込んでくれたら、スパッと通常価格へと切り替えよう^^

Point
はじめて商品を販売する場合は、数名限定のモニター価格で販売してみるのもおすすめ!

自分の商品の適正価格は販売してみないとわからない?

フロントエンドの商品は、購入者数が多くなるように価格を設定する。
バックエンドの商品は、利益が多くなるように価格を設定する。
とは言うものの、購入者さんの数や利益がどうなるかなんて、実際に販売してみないとわからないよね?

ユウキ

そうだね。
そのため、長期的に商品を販売する場合、最初は気持ち控えめで価格を設定して、様子を見てから値上げするのがおすすめだよ^^

その理由は、値上げは気軽にできますが、値下げは気軽にできないからです。

例えば、自分の商品を10万円という価格で販売したとしましょう。

100人に販売したものの、購入してくれた人はたったの一人でした。

仮に5万円に値下げした場合、

男性

きっと商品が売れなかったから、値下げしたんだろうな…。

とお客さんから思われる可能性が高いので、商品の価値が下がってしまいます^^;

更に10万円で購入してくれた方は、

女性

あ…せっかく発売と同時に購入したのに、値段下がってる。
発売日に買わないで、いま買えば良かった!

とショックを受ける可能性が高く、信用を失うこともあり得ます^^;

値下げは商品の価値を下げてしまうので、できるだけしない!

最初は気持ち控え目で価格を設定をして、順調に売れそうであれば徐々に値上げをしていくと良いです。

Note
以前、約1年半に渡り19,800円で販売した商品を、29,800円に値上げをしたことがあります。
購入者さんの数が減るのではないかとドキドキしたのですが、むしろ値上げをした後の方が購入者さんの数が増えました^^
価格が高い方が、商品に価値があると思ってくれる人も多いです。
こんなふうに、値上げをして購入者さんの数が増えるというパターンもあります!

たしかに商品が値上げをすると、「この商品には値上げをするだけの価値があるんだ!」と思っちゃうな。

ユウキ

ディズニーランドの入場料も定期的に値上げをしているけど、それでもお客さんは減らないもんね。
サービスにそれだけの価値がある証拠だね!

Point
長期的に商品を販売する場合は、最初は気持ち控えめで価格設定をして、順調に売れるようであれば値上げをするのがおすすめです!

自分の商品の価格設定を間違えた場合はどうすれば良いのか?

もしも商品の価格を高く設定しすぎて、全く売れなかった場合はどうすれば良いの?
やっぱり値下げをするしかないの?

ユウキ

その場合は、商品の価値を高めるように工夫しよう!
値下げは商品の価値が下がるから、どうしようもないときの最終手段だね!

商品の価値を高めるためには、具体的に下記のような対策が有効です^^

Check
・販売ページを書き換える
・新たな特典を追加する
・コンセプトを変更する

重要なのは商品を安売りするのではなく、商品の価値を高めることです!

販売ページで商品の魅力をアピールしたり、新たな特典を追加したり、コンセプトを変更するだけでも、商品の価値を高められます。

実際、僕は販売ページを何度か書き換えています。

同じ価格の商品でも、ヘッダーを変更したり、特典を追加するだけでも、成約率が変わります^^

商品のコンセプトを変更するのもポイントです。

あなたは「シュレッダーバサミ」という、紙を細かく切り刻むためのはさみをご存知でしょうか?

刃がいくつも付いているハサミだよね?
ホームセンターで見たことあるよ!

ユウキ

実は「シュレッダーバサミ」は、元々は「刻みのりバサミ」というのりを刻むための商品だったんだよ!
商品のコンセプトを「はさみのシュレッダー」に変えただけで、売り上げが何十倍にも跳ね上がったんだって!

こんなふうに商品の内容や価格を変更しないでも、コンセプトを変えただけで価値が高まり、売れる商品へと変化する可能性があります^^

Note
僕は昔、「Webマーケティングアカデミープロ」という、Webマーケティングスキルを高めるためのオンライン講座を販売していたことがあります。
現在は、「Webマーケティングアドベンチャー」という、RPGをプレイするように、楽しみながらWebマーケティングスキルを高められるオンライン講座へと、コンセプトを変更して販売しています。
今のコンセプトに変更してからの方が、圧倒的にお客さんからの反応は良いです!
もちろん、商品自体も作り直して中身も大幅にパワーアップしているので、コンセプト変更のみをしたわけではありませんが、
意外と盲点かもしれませんが、コンセプトの変更は売り上げアップに繋がる可能性があります^^

意外と盲点かもしれないけど、コンセプトの変更は売り上げアップに繋がる可能性があるんだね^^

ユウキ

僕の場合は、商品自体も作り直して、中身も大幅にパワーアップしているから、コンセプトのみを変更したわけではないけどね。
それでも、反応が変わったのは、コンセプトの変更が大きかったと思う!
何にしても値下げはできるだけしないで、最終手段にしておこう^^

Point
商品が売れない場合は、販売ページを書き換えたり、特典を追加したり、コンセプトの変更を行うなど、商品の価値を高めるのがおすすめです!
どうしても売れない場合は、ダウンセルを検討してみましょう!

自分の商品の価格の設定方法まとめ

自分の商品の価格設定は、フロントエンドの商品とバックエンドの商品とで戦略が変わります。

フロントエンドの商品では購入者数が最大化する価格に、バックエンドの商品では利益が最大化する価格に設定するのがポイントです!

また、はじめて商品を販売する場合は、モニター価格を設定してみるのもおすすめです^^

お客さんは低価格で商品を購入できますし、販売者はお客さんにサービスを提供したという実績ができます。

あなたの商品の価格を決める際に、今回の記事の内容が参考になれば嬉しいです!

自分の商品の作り方に関する記事を、下記にまとめました。

講座タイトル
独自商品の種類自分の商品を作りたい場合は必見【独自商品の種類を解説します】
独自商品の役割自分の商品の役割を決めよう【売り上げを11.3倍にした販売戦略】
独自商品の作り方自分の商品を作る方法【売れやすくなる作り方を5ステップで解説】
独自商品の価格設定自分の商品の価格の設定方法!値段はいくらがベストなのか?

自分の商品が作れるようになるので、順番に記事を読んでもらえると嬉しいです!