僕は2014年に起業して、Webマーケターとして活動してきました。
昔と今とでは、セールスのあり方が大きく変わってきたと感じます。
そこで今回は、違いを比較してみました。
「従来のセールス」と「現代のセールス」の違い

従来のセールス | 現代のセールス | |
---|---|---|
選ばれる理由 | 売り込む | 惹き込む |
行動の動機 | 欲望で不安で動かす | 気づきや意欲で動かす |
文章の書き方 | テクニックが中心 | パッションが中心 |
伝える内容 | 性能や実績のみを話す | 価値観やストーリーも話す |
顧客との関係性 | 一度購入するだけの関係 | 長期的に付き合える関係 |
従来のセールスが「商品で購入者の人生を豊かにすること」だとすれば、現代のセールスは「販売者と購入者が関係性を築きながら、共に人生を豊かにしていくこと」だと感じています。
つまり、「販売者から購入者への一方的な価値提供」だったものが、「販売者と購入者が共鳴し合い、継続的に価値を創り出す関係性」へと変わりつつあるのです。
これはもはや、「販売者と購入者」という表現よりも、「共に歩む仲間」という関係性の方が、しっくりくるかもしれません。

特に現代は、インターネットの発達によって人と人との距離が縮まり、個人同士のつながりがより重視されるようになってきました。
さらにAIの進化が、「人とのつながり」の価値を際立たせる要因になっていると思います。
ドラゴンクエストから学ぶ「現代のセールス」

たとえば、僕はゲームが好きで、特にRPGの「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」の大ファンです。
幼いころは、家に引きこもって何時間もプレイしていました 笑
最近では、新しいゲームの発売が迫ると、プロデューサーなど制作の裏側にいる人たちが表に出てきて、開発秘話やストーリー、自分たちの想いを語ることが増えています。
インターネットがまだ発達していなかった、昔では考えられない光景ですね^^
そんな開発者の方々の想いを知ると、

ユウキ
僕もゲーム業界を盛り上げたいし、この人たちを応援するつもりで購入しよう!
もっともっと面白いゲームを、世の中に提供して欲しいな!
と感じることもあります。
これが先ほど説明した、「販売者と購入者が共鳴し合い、継続的に価値を創り出す関係性」です。
僕もサービスの販売ページでは、「僕とお客さんの立場が対等であること」「二人三脚で協力してゴールを目指すこと」などを強調しています。

一方的に価値を提供するだけの関係でもなく、販売者が崇拝されるような関係でもありません。
あくまで対等な立場で、お互いにリスペクトを持ちながら、共に協力し合いながら理想の未来に向かって歩んでいく。
そんな空気感を大事にしています。
RPGの主人公を目指しましょう

僕はRPGの主人公を目指すのが、現代らしいビジネスの考え方だと思っています。
理想の未来を提示し、理念・価値観・想いなどを発信し、生き方に賛同してくれる仲間を集める。
そんなイメージですね。
誤解のないようにお伝えしておくと、お客さんに役立つ情報や、商品の魅力なども、しっかり伝える必要はあります。
たとえば、文章の専門家なのに、ライティングのノウハウを全く発信せず、商品の魅力も語らないままでは、「この人は本当に信頼できるのかな?」「この商品は自分に必要なのかな?」と、お客さんは判断できません。
リピーターさんとは既に信頼関係が築けているでしょうが、新規のお客さんにとっては、あなたも商品もまだ未知の存在です。
だからこそ、あなたの生き方に共感してもらいながら、商品にも興味を持ってもらえるよう、バランスよく発信をするのが大切です。
まとめ

昔はお金を、「商品・サービス」と交換するために使っていました。
今はお金を、「この人を応援したい」と支援のように使ったり、「この人と関わりたい」と繋がりを求める手段として使うことが増えました。
「理想の未来に向かって仲間と共に歩んでいく」
そんなRPGの主人公を目指すことが、現代らしいビジネスのスタイルだと思います。