コンサルタント、コーチ、カウンセラーなど、「教育業」に携わる人たちは、常に「クライアントさんを成長させたい」という情熱を抱いて活動していると思います。
しかし、活動を続ける中で、ひとつの現実に直面します。
それは、世の中には「教育が極めて困難な層」が一定数存在するということです。
誤解のないように言えば、人は誰でも成長できます。
しかし、本人が「自発的に変わろう」という強い意志を持たない限り、成長はできません。
つまり、「教育が極めて困難な層」とは、「今はまだ教育の準備が整っていない段階の人」です。
変化の準備ができていない人にリソースを割き続けることは、あなたのエネルギーを枯渇させるだけでなく、コミュニティの調和にも影響を及ぼします。
そこで今回は、教育が難しい人の3つの特徴をまとめました。
教育が困難な層の3つの特徴

もし以下の特徴に当てはまる場合、教育の難易度は急激に高まります。
・成長意欲がない
・テイカー気質が強い
・視座が極端に低い
成長意欲がない
大前提として、本人が「成長したい」という意欲を持っていない限り、教育はできません。
あなたがどれだけ「育てたい」と願っても、本人が「変わりたくない」と思っている以上、外からの言葉はすべて雑音になります。
教育の扉は、外側からではなく、内側からしか開かないのです。
本人の内なる意志が外へと溢れ出す「インサイド・アウト」の姿勢があって、初めて教育は成り立ちます。
テイカー気質が強い
テイカーとは、人に求める傾向が極めて強い人のことです。
主体性が弱いため、他者や環境に依存しやすく、自分の課題や責任を周りに押し付けてしまいます。
「自分の人生を自ら切り拓こう」とするのではなく、「誰かに人生を変えてもらう」と無意識に期待しているのです。
また、プライドが高いゆえに、成長を願ってのフィードバックも、非難や攻撃として受け取ってしまうことがあります。
視座が極端に低い
視座が極端に低い場合、物事を俯瞰して捉えることができません。
主観が強くなるため、周りの意見や教えを素直に受け入れるのが難しいです。
また、抽象的な概念や本質的な話を理解できず、目先の手法や成果だけを求めてしまう傾向があります。
こちらが「魚の釣り方」を教えようとしても、相手が求めているの「今すぐに食べられる魚」なのです。
サービスを提供する人を見極める

「現段階で、この人を教育するのは難しいな…」と判断したら、勇気を持ってサービスの提供を控えましょう。
教育業は、目の前の人を導くことが使命です。
ただし、情熱を注ぐ対象は、「学ぶ姿勢」のできている人に限ります。
「学ぶ姿勢」のできていない人にまで、情熱を注ぐ必要はありません。
僕は、本人が「変わりたい」「成長したい」という意志を持っているなら、能力の有無に限らずにサポートします。
しかし、はっきり言いますが、依存体質や他責思考の人にまで、サービスは提供しません。
この層に歩み寄ろうとすれば、想像を超えるエネルギーを費やすことになるからです。
僕が普段関わっているのは、成長意欲が高く、与え合う精神を持ち、高い視座を目指す人たちです。
だからこそ、僕たちは深く共鳴し、共に成長しながら歩むことができます。
一方で、世の中には成長意欲がなく、周りから与えられることしか考えず、主観の世界に閉じこもる人もいます。
少し厳しい言い方をしますが、学ぶ姿勢が伴っていない人には、僕たちの言葉が届くことはありません。
もし、無理に教育しようとして、自分のコミュニティに招き入れたらどうなるか?
自分のエネルギーが枯渇するだけでなく、共に歩む大切な仲間たちにも悪影響を及ぼします。
だから、「この人はまだ、成長するステージに立っていない」「現段階では、自分にとっての理想の顧客ではない」と割り切ること。
学ぶ姿勢が整ったときに、改めてサービスを提供すればいいのです。
その行為は、決して冷たさではありません。
あなたの限られたリソースを、「成長する準備ができている人」に100%集中させるための、合理的で誠実な判断です。
まとめ

教育とは、「教え育てるもの」ではなく、「教え育つもの」です。
教える側の情熱と、教わる側の自ら育とうとする意志。
この二つが重なり合ってこそ、初めて「教育」は成り立ちます。
だからこそ、「自ら変わろう」という意思を持った人だけを導く。
もしその人が成長したならば、「変わったのは相手の力である」と考えましょう。
このお互いに自律した状態が、理想の関係性を築きます^^




