僕が住んでいる小田原市には、二宮尊徳の功績を伝える「尊徳記念館」が建てられています。
以前、妻と一緒に足を運びました。
二宮尊徳(にのみやそんとく)は、江戸時代後期に活躍した農政家・思想家です。
幼少期は「二宮金次郎」と呼ばれ、薪を背負いながら本を読む姿で、広く知られています。
道徳と経済の調和を重視した「報徳思想」を広め、荒れ果てた農村を数多く立て直しました。
道徳を重んじた人格者でありながら、経済的にも優れた手腕を持つ指導者です。
二宮尊徳の思想を象徴する言葉に、「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」という教えがあります。
僕の事業軸にもなっているので、今回はその言葉の意味を紹介させてください^^
「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」の意味
「道徳と経済は、両立して初めて人々が豊かに暮らせる健全な社会が成り立つ」という意味です。
道徳なき経済は犯罪である | 経済なき道徳は寝言である |
---|---|
意味:経済活動において、道徳(思いやり・誠実さ・倫理観)が欠けていると、法律に反したり、人を不幸にする可能性がある。 | 意味:道徳を重んじて、素晴らしい理念を掲げていたとしても、利益を出せなければ、ただの絵空事で終わってしまう。 |
例:徹底的なまでに利益だけを追求した結果、低賃金労働で従業員が苦しみ、誇大表現でお客さんに商品を売ってしまった。 | 例:「安心・安全な食材を多くの人に届けたい」という想いから、利益無視の価格で料理を提供し続け、会社が倒産してしまった。 |
これはあくまでも僕の感覚ですが、事業者には「道徳」と「経済」のどちらか一方に偏っている人が多いと感じます。
・「とにかく自分がお金持ちになりたい!」という利己的な欲求が強すぎて、利益第一主義になってしまう事業者。
・「私の作ったサービスでお客さんを救いたいです!」という社会貢献欲求が強すぎて、利益を考えない事業者。
本来は、道徳と経済のバランスを考える必要があります。

ユウキ
自社のサービスを広めて、こんな豊かな社会を実現したい!(道徳)
理想の社会を実現させるためにも、しっかり売り上げを上げよう!(経済)
自身の心を磨きながら、経済活動をしていくことが大切です。
「道徳」と「経済」は調和させる
僕は理想を掲げています。
「教育の力で世の中を豊かにしたい」
関連記事:「教育の力でより良い社会を実現する」という裏テーマを語ります。
「一人ひとりの個性が輝き、尊重し合い、笑顔があふれる社会を目指す」
関連記事:創業12年目にして「企業理念」を見直すことにした!
「社会に存在する人々が幸福に暮らせて、人類を発展させることが、僕の生きる意味である」
関連記事:僕が辿り着いた人生哲学-世と人に尽くすため、人格を磨き続ける。-
若い頃に利益を追求しすぎて苦しんだ経験から、社会貢献をすごく意識するようになりました。
側から見れば、僕の言っていることは綺麗事に聞こえるかもしれません。
しかし、思い描く未来へ向かって行動し、社会に価値を提供できれば、理想は少しずつ現実となります。
そのために必要なのが、資金です。
資金がなければ事業を続けられず、僕の掲げた理想はただの綺麗事で終わってしまいます。
「会社の売り上げが尽きれば、理想を実現する手段も尽きる」
だからこそ、徹底的に戦略を練って、売り上げを上げる必要があるのです。
まとめ
「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」
もしもあなたが道徳に偏っているなら、経済にも目を向けてみてください。
経済に偏っているなら、道徳にも目を向けてみてください。
道徳と経済は、両立してこそ健全な社会が成り立ちます^^