「自社のサービスをできるだけ多くの人へ広めたい!」
そんな想いを持っている事業者さんも多いでしょうが、世の中にはサービスの提供を避けた方がよいお客さんも存在します。
それが、「テイカー気質の人(クレクレ君)」です。
テイカーとは、人に求める傾向が非常に強く、関わることでじわじわとエネルギーを消耗させていく人を指します。
特に、コンサルティング、コーチング、カウンセリングなど、教育系の対人サービスを提供する場合、テイカーの存在には注意が必要です。
実際、僕も過去にテイカーにコンサルティングを提供した経験があります。
その時に感じたのは、「これはお互いのためになっていないな…」という違和感でした。
今回は、心理セラピストの資格を持つ僕が、テイカーの心理的背景、関わることで起きる問題、あなたの人生を守るための具体的な方法についてお伝えします!
この記事は、利他の精神を大切にしている、ギバーの事業者さんに向けて書きました。
自分の課題や責任を外に押し付けてしまうテイカー気質の人には、おそらく内容を受け入れづらいと思います。
主体性を持って人生を歩める人にのみ、読んでいただけたら幸いです。
テイカー(クレクレ君)とは?


妻
夫よ。
テイカーってなに?

ユウキ
他者よりも自分の利益を優先する人だね。
人に求める傾向が強く、ビジネスの現場では「クレクレ君」や「モンスタークライアント」とも呼ばれるんだ。
アメリカの心理学者「アダム・グラント」は、著書「与える人こそ成功する時代」の中で、人を次の3種類に分けています。
・ギバー:自分よりも他者の利益を優先する人。受け取る量よりも与える量が多い。
・マッチャー:自分と他者の利益のバランスを考える人。受け取る量と与える量が均等。
・テイカー:他者よりも自分の利益を優先する人。与える量よりも受け取る量が多い。
関連記事:「give & give」を意識することで、人生も事業も上手くいく!
僕は、ギバーの人間であろうと意識して生きています。
有益な生き方を突き詰めて考えた結果、世のため人のために生きる(他者貢献)ことが最も大切だと気づいたからです。
そんなギバーの天敵になるのがテイカーです。
テイカーは常に「受け取る側」にいます。
与えてくれる優しい人を見つけると、依存してくるのです。
見極めずに関わってしまうと、エネルギーを吸い取られてしまいます。

妻
利他の精神を持っている人ほど、テイカーには注意が必要だね。

ユウキ
うむ。
テイカーの多くは、こんな傾向を持っているよ。
・他責思考:自分の失敗や成果が出ない理由を、他者や環境のせいにする。
・依存体質:自分で考えたり判断したりすることを避け、決断や問題解決を他者に委ねようとする。
・期待値が高い:自分や他者に大きな期待を抱き、期待を裏切られると落ち込んだり怒ったりする。
・プライドが高い:自分の未熟さを受け入れられず、指摘されると苛立ちを感じる。
・マウントを取る:相手よりも優位に立ちたい気持ちが強く、立場や経験などを使って「自分の方が上」だと示そうとする。
・コントロール欲求が強い:怒りや悲しみなどの負の感情を利用して、相手に罪悪感や責任感を抱かせ、思い通りに動かそうとする。
・承認欲求が強い:「認めてほしい」「評価してほしい」という気持ちが異常に強く、他者からの褒め言葉や賞賛を常に求める。
・自己主張が強い:自分の意見や価値観を相手に押し付け、相手の意見や価値観を尊重できない。
・被害者意識が強い:建設的なアドバイスや改善提案であっても、「攻撃された」「否定された」と受け取り、自分は被害者だと感じやすい。
・受益者意識が強い:「与えられて当たり前」「やってもらって当たり前」という感覚が強く、サービス提供者の労力や価値を軽視する。
・感謝が薄い:相手の好意を当たり前として受け取り、感謝の言葉や態度がほとんど出てこない。
・自己中心的:自分の都合や利益を最優先し、相手の立場や状況への配慮が欠ける。
・自己正当化:自分にとって不利な事実を受け入れず、「自分は悪くない」という理由を探して正当化しようとする。
・見返りを求める:行動の基準が損得であり、「自分がどれだけ得をするか」「自分にどれだけ利益があるか」を優先して考える。
・過度な要求:契約範囲を超えたサービスを、当然のように求めてくる。
・受け身の姿勢:自ら動こうとしない「指示待ち」の状態で、成長の主導権を相手に丸投げする。
・怒りっぽい:感情のコントロールが苦手で、些細な出来事でも不機嫌になったり、相手に怒りをぶつけたりする。
・情緒不安定:感情の起伏が激しく、気分の良し悪しが態度に露骨に現れるため、周囲の人たちに気を遣わせる。
・寛容さの欠如:人のミス・失敗・未熟さを受け入れられず、過剰に責めたり怒ったりする。
・短期的思考:成長のプロセスよりも、目の前の結果を求めるため、長期的な視点で物事を捉えられない。
・二極化思考:物事を「成功か失敗か」「良いか悪いか」の極端な基準で判断し、中間やグレーゾーンを認めない。
・視野が狭い:自分の感情に飲まれやすく、物事を俯瞰して捉えられない。
テイカーは、「相手は自分のために◯◯をしてくれるはずだ!」と自分本意な期待を抱きます。
「与えられて当たり前」「やってもらって当たり前」「満たしてもらって当たり前」という前提で生きているのです。
自分の欲求が満たされなかったり、少しでも気に入らないことがあると、怒ったり、責めたり、不機嫌な態度を取ります。
厄介なのは、多くのテイカーが「自分はテイカーである」「自分の思考に問題がある」と自覚していない点です。
「自分は正しい」「相手に問題がある」と考えるため、自分の思考や行動を改めません。
言葉を選ばずに言えば、テイカーとは関わる人間に大きな負担をかける存在です。

妻
たまにそういう人っているよね。
一緒にいると、すごく疲れちゃう。

ユウキ
僕はテイカーと判断した場合、できるだけ早い段階で関係を断つように心がけているよ。
与えることを自然にできる、ギバーとだけ関わると決めているんだ。
実際、僕の仕事仲間や多くのクライアントさんは、こんな特徴を持っています。
・当事者意識:あらゆる物事を自分ごととして捉え、自らの課題や責任を全うする。
・自立的姿勢:自分で考え、自分で決断し、必要なときだけ適切に助けを得る。
・期待をしない:「期待をしている自分の思考に問題がある」と捉え、自分にも他者にも期待を抱かない。
・謙虚さ:自分の未熟さや課題を素直に認め、学び続ける姿勢を持っている。
・対等な意識:人に優劣をつけず、対等な立場で関わろうとする。
・尊重の姿勢:相手をコントロールしようとせず、相手の意思と選択を尊重する。
・自己承認:他者の評価に依存せず、自分で自分の価値を認められる。
・健全な自己表現:自分の意見や価値観は伝えるが、決して押し付けず、相手の意見や価値観も尊重する。
・建設的な受け止め:指摘やアドバイスを真摯に受け止め、成長や改善へと繋げる。
・貢献意識:「与えてもらう前提」ではなく、「自分は何を与えられるか」を考える。
・感謝力:何気ない日常や他者の行為に感謝をして、どんな些細なことにも「ありがとう」と伝える。
・利他の精神:自分だけではなく、相手の利益や幸福を考えて行動する。
・内省と改善:不利な事実からも目をそらさず、自分のできる改善策を探す。
・無条件の提供:見返りを求めず、自己犠牲にならない範囲で周りに与えようとする。
・適切な依頼:契約や役割の範囲を理解し、理不尽な要求をしない。
・主体性:自分の意思や判断に責任を持ち、自発的に行動する。
・思いやり:自分にも他者にも優しく、人の目線に立って行動する。
・情緒の安定:感情の起伏が穏やかで、常に精神が安定している。
・寛容さ:人のミス・失敗・未熟さを許容し、前向きに捉える。
・長期的思考:短期的な結果だけにこだわらず、成長のプロセスを大切にする。
・グラデーション思考:物事を白黒で決めつけず、中間やグレーゾーンも受け入れる。
・視野が広い:自分の感情に飲まれず、物事を俯瞰して捉えられる。
端的に言えば、「人に満たしてもらおうとせず、自分が人を満たせる人間であろう」と心がけている人たちです。
テイカーは人から与えられることを求めるのに対して、ギバーは自らが人へ与えようと行動します。

そのため、テイカーと関わると疲れますが、ギバーの仲間たちと一緒にいるのは本当に心地が良いです^^
テイカー(クレクレ君)になってしまう原因とは?


妻
人はどうしてテイカーになってしまうの?

ユウキ
根本的な原因は自己肯定感の低さだね。
自己肯定感とは、ありのままの自分を受け入れて、肯定する感覚のことだよ。
関連記事:自己肯定感とはどういう意味?簡単にわかりやすく解説します!
| 自己肯定感の低い人 | 自己肯定感の高い人 |
|---|---|
| 自己肯定感が低い人は、自分で自分を満たせません。 心が満たされていないので、承認・優しさ・配慮といった「心の栄養」を、他者から与えてもらおうとします。 心に余裕がなく、他者からの評価に敏感で、些細なことで落ち込みやすいです。 | 自己肯定感が高い人は、自分で自分を満たせます。 心が満たされているため、承認・優しさ・配慮といった「心の栄養」を、他者へ与えようとします。 心に余裕があり、他者からの評価にも振り回されず、誰に対しても寛容です。 |

妻
自己肯定感が低い人は、周囲に「与えてもらうこと」を求め続けるから、テイカーになりやすい。
一方、自己肯定感が高い人は、周囲に自然と「与えること」ができるから、ギバーになっていくんだね。

ユウキ
そうだね。
自己肯定感が低いは、自分にも他者にも完璧であることを求めてしまうんだ。
自己肯定感が低い人は、自分に自信がない分、完璧であろうとします。
「人から好かれたいし、人から評価されたい!」という承認欲求もあるので、人の期待に応えようと必死になります。
そのため、少しでも思い通りにできないと、自分を否定し責めてしまうのです。
以前、「この人は自己肯定感が低く、劣等感を抱えているな…」と感じたクライアントさんがいました。
その感覚が確信に変わったのは、ある出来事がきっかけです。
その方は「◯日までにこの作業を終わらせます」と目標を設定しましたが、期限に間に合いませんでした。
すると、「目標を達成できずに、大変申し訳ございませんでした!」と、僕に対して必死に謝罪をしてきたのです。
さらに、「自分で目標を立てておいて、こんなこともできないなんて!」と、異常なほど自分を責めていました。

妻
目標を達成できなくても、誰に何の迷惑もかけていないのにね。
目標を立て直せば良いだけじゃん。

ユウキ
そうなんだよ。
完璧にこなせない自分を、責めてしまったんだろうね。
僕が「全然気にしていませんよ。それじゃあ、仕切り直して◯日まで終わらせましょう!」と提案すると、僕が怒らないことに驚いていたよ。

妻
それって裏を返すと、その人は自分のクライアントさんが目標を達成できなければ怒るってことだよね?

ユウキ
恐らくそうだろうね。
実際、その人は他者に対して期待をする傾向があったんだ。
そして、期待を裏切られると苛立っていたよ。
これが自己肯定感の低い人の心理的背景です。
自己肯定感の低い人は、自分と同じように他者に対しても完璧であることを求めます。
他者に期待を抱き、自分の期待に応えてくれるものだと思いがちです。
だから、できない人に腹を立て、怒ったり責めたりする傾向があります。

妻
「期待を抱いている自分の思考に問題がある」とは気付かないのか…。
自己肯定感が低い人が、テイカーになってしまう理由がよくわかったよ。

ユウキ
僕は「人に期待せず、人の期待に応えない」という生き方が、最も人間として成熟していると思う。
でもそれは、自己肯定感の高い人が辿り着ける境地なんだろうね。
関連記事:「人に期待せず、人の期待に応えない」という有益な生き方。
テイカー(クレクレ君)になぜサービスを提供しない方が良いのか?


妻
どうしてテイカーにサービスを提供しない方が良いの?

ユウキ
エネルギーを吸い取られて、パフォーマンスが大きく下がるからだよ。
テイカーと関わると、心身ともに尋常じゃないほど疲れます^^;
以前、ストレスで食欲を失い、約3キロ痩せたことがありました 笑
仕事のパフォーマンスにも影響が出るので、関わらないに越したことはありません。
特に次の3点が大きな負担になります。
・依存してくる
・感謝の気持ちがない
・理不尽な不満を言われる
依存してくる
テイカーの多くは、主体性がないため、高確率で依存してきます。
例えば、僕はWebマーケティングのコンサルティングを提供しています。
クライアントさんを理想の未来へ導くためには、自分の頭で考え、自分で行動するという、主体性が必要不可欠です。
そのため、僕はクライアントさんが主体となるよう、下記の流れでサポートしています。
まずは必要なやり方を伝え、クライアントさんに行動してもらう。
わからないことや相談したいことがあれば、その都度連絡をもらう。
添削の際には、答えを教えるのではなく、改善点を伝える。
クライアントさんに考えてもらい、自分で答えに辿り着けるように導く。
関連記事:「魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ」という僕の価値観

妻
「魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ」という、有名な格言を基準にしたサポートだね。

ユウキ
うむ。
僕が1から10までをすべて先回りして教えてしまうと、「自分が行動しないでも、この人は全て丁寧に教えてくれる」と、主体性を削いでしまう可能性があるからね。
基本サービスは、「60分間のミーティングが数回」と「質問・相談が無制限で可能なチャットサポート」です。
販売ページには「主体性を持って行動できる方のみお申し込みください」と明記し、「約束を守れる」にチェックを入れた上で申し込んでもらいます。
トラブルを避けるためにも契約書を交わし、内容に納得してくれた方にのみサービスを提供します。
チャットサポートを活用する場合の、「クライアントさんの課題」と「僕の課題」を分けると次の通りです。
| クライアントさんの課題 | 僕の課題 |
|---|---|
| 質問や相談をチャットで送信する。 | 質問や相談にチャットで返信する。 |
このように、自分と他者の課題を切り分けて考えることを、「課題の分離」といいます。
ほぼ全てのクライアントさんは主体性を持っているので、自分の課題を認識した上でチャットサポートを活用してくれます。
・「メルマガを書いたので、添削をお願いできますか?」
・「Googleアナリティクスの使い方を教えてくれませんか?」

妻
「質問・相談が無制限で可能なチャットサポート」な訳だから、自分から連絡するよね。

ユウキ
うん。
でも、テイカー気質を持ったごく少数のクライアントさんは、依存的な姿勢を見せることがあるんだ。
・「私が昨日お客さんに送ったメルマガはどうでしたか?」→自分で依頼をしていないのに、相手が添削してくれている前提。
・「Googleアナリティクスの使い方、なぜ教えてくれないのですか?」→自分で質問をしていないのに、相手が教えてくれる前提。

妻
「質問や相談をチャットで送る」という課題を、放棄しているのか。
課題の分離ができていないんだね。

ユウキ
うん。
これは、僕を頼っている(主体性を持ち、相手に協力をお願いすること)のではなく、僕に依存している(主体性を手放し、相手に課題や責任を背負わせること)状態だね。
中には、「いやいや、お金を払ったんだから、事前に添削しておいてください…。ユウキさんから積極的に連絡をしてください…」と考える人もいるかもしれません。
しかし、販売ページには 「質問・相談が無制限で可能なチャットサポート」 と明記しています。
さらに、 申込時には「主体性を持って行動できる」 という項目にチェックを入れて、契約書にサインまでもらっています。
それにも関わらず相手に求めるのは、ドリンクがセルフサービスのお店で、「店員さんが席までドリンクを持ってきてくれるはず」と期待し、叶わないと文句を言っているのと同じ理屈です。
もしも内容に納得できないのであれば、最初から申し込まないという選択が、健全で誠実な行動なのです。
僕は、クライアントさんが主体となるサポートにこそ、最も価値があると考えています。
教育サービスは、飲食や美容のように、受け身のままで理想の結果が得られるものではありません。
クライアントさん自身が考え、行動するという「主体性」があってこそ、初めて結果につながります。
僕の役目は、クライアントさんが理想の未来へ向かって進めるよう、優しく伴走することです。
しかし、課題や責任まで背負うことは、真の優しさではありません。
それは相手の未熟さを助長し、結果として成長の機会を奪ってしまうからです。

妻
だからあなたは、テイカーのように依存的な姿勢を持つ方は、サポート対象外にしているんだね。

ユウキ
うん。
成長意識があり、自分の課題や責任ときちんと向き合える人にしか、サービスを提供しないように心がけているよ。
感謝の気持ちがない
テイカーの多くは、相手の好意を当たり前として受け取り、感謝の言葉や態度がありません。
例えば、僕はギバーであろうと心がけているので、受け取った以上に与えることを意識します。
クライアントさんに喜んでもらいたいので、基本サービスに加えて、無償で次のようなサービスを提供することもあります。
・文章の改善点や集客の戦略を、PDFにまとめて提供する。
・ブログのヘッダー画像を制作して、特別にプレゼントする。
・ミーティングの終了時刻を過ぎても、サービスで少し延長する。

妻
あなたはよく、時間をかけてPDFの資料を作成しているよね。

ユウキ
クライアントさんにプレゼントをすると、すごく喜ばれるんだ。
もちろん、自己犠牲にならない範囲で線引きをしているよ^^
ありがたいことに、多くのクライアントさんはこんな反応をしてくれます。
・「契約にはないサービスまで提供していただき、本当にありがとうございます!」
・「ここまで丁寧にサービスをしていただけるなんて、感激です!」

妻
こんなに喜んでくれると、よりサービスしたくなるよね。

ユウキ
そうなんだ。
ただ、与える相手には注意が必要だよ。
テイカーのクライアントさんに与えすぎると、こんな反応になっていくからね。
・「いつものように、資料にまとめておいてください!」
・「まだ聞きたいことあるんで、ミーティング延長して良いですよね?」

妻
善意でのサービスを、当然の権利のように捉えるのか…。
「与えてもらって当然」という考え方を持っているから、人の善意に対して感謝を示さないんだね。

ユウキ
うん。
テイカーの多くは、人の労力や時間を奪っているという自覚がないんだ。
テイカーにこのまま与え続けると、善意は「特別な配慮」ではなく、「いつもしてくれるもの」へとすり替わります。
一品おまけしてくれた飲食店で、次からも「当然、今回もサービスしてくれますよね?」と、求めるようなものです。
それどころか、「◯◯もしてください!」「◯◯はしてくれないのですか?」と、過度な要求が増える可能性もあります。
エネルギーを吸い取られ続けるので、テイカーには与える量を調整することが大切です。
当然ながら、基本サービスの「ミーティング」と「チャットサポート」は全員に与えます。
販売ページに記載して、契約書も交わしているので、それを与えないのは大きな問題です。
しかし、それ以外の追加サービスについては、必要に応じて線引きします。
テイカーには、必要以上に与えるのではなく、ほんの少し多めに与える程度に留める。
イメージとしては、ギバーではなく、マッチャー寄りで接します。
そうすることで、相手に誠実さは示しつつも、無理な要求や依存を避けられるのです。

妻
テイカーに与え続けると、自己犠牲に繋がる。
だからどの程度ギブをするかを、的確に見極める必要があるね。

ユウキ
うん。
僕はギバーの人には惜しみなく与えるけど、テイカーの人にはギブの量を調整するよ。
結果的に、ギバーのように自然と与えられる人ほど得をして、テイカーのように求めてばかりいる人ほど損をするんだ。
理不尽な不満を言われる
テイカーの多くは、サービスに過度な期待を抱きます。
例えば、僕のコンサルティングは成果保証は付けていませんし、契約書でサービスの範囲も明確に取り決めています。
ここまで徹底しても、問答無用で期待を抱くのがテイカーです。
・きっと成果が出るはず!
・手取り足取り教えてくれるはず!
・自分が言わなくても添削してくれるはず!

妻
むしろあなたは、「そんなに簡単に結果は出ない」「迷いがあるなら申し込まない方が良い」と、期待値を下げて売っているよね 笑

ユウキ
売り上げが下がってでも、主体性のある人にだけサービスを届けたいんだ。
期待値の高い人には、サービスは届けないように徹底しているよ。
関連記事:期待値の高い人に商品・サービスを提供しない方が良い理由
期待とは自分勝手な欲望に過ぎません。
自立した大人であれば、「期待を抱いている自分の思考に問題がある」と受け止めます。
しかし、テイカーは期待を裏切られると、相手に不満や怒りを感じるのです。
テイカーの多くは、サービスを加点方式ではなく、減点方式で受け取ります。
契約以上のサービスを提供しても、加点されることはほとんどありません。
テイカーにとって基準となるのは、自分が抱いた期待です。
その期待が満たされないと、容赦なく減点されます。
さらに、テイカーは期待値が高いだけでなく、自分の課題や責任もサービス提供者に押し付けがちです。
その結果、高確率で減点され、「それはあなたの問題ですよね?」という理不尽な不満を言われることもあります。
これが、テイカーが「クレクレ君」や「モンスタークライアント」と呼ばれる所以です。

妻
「期待をした自分が悪い」のではなく、「期待を裏切った相手が悪い」と思うんだね。

ユウキ
まさにその通りだね。
他者に課題や責任を押し付けることで、自分の未熟さと向き合わずに済む。
つまり、自分を守ろうとする傾向もあるんだ。
以前、主体性が欠けており、他責思考や依存体質の傾向があるクライアントさんがいました。
その人はコンサルティング終了後に、「最後まで、◯◯というツールの使い方を詳しく教えてくれませんでした。もっと結果を出す姿勢を持ってほしかったです」という不満点を述べていました。
おそらくその人は、「自分から質問をするより前に、相手が教えてくれて当然である」という認識だったのでしょう。
課題の分離ができておらず、自分の課題や責任を他者に背負わせている状態ですね。
一見、手取り足取り教えることが「優しさ」のように思えるかもしれません。
しかし、その優しさは相手を依存させ、成長の機会を奪ってしまう行為です。
それは本当の意味で利他的な行動ではなく、「嫌われたくない」「評価を下げたくない」という、自分を守るための利己的な行動です。
結果的に、自分のためにも相手のためにもなりません。
もちろん、不満点の原因がサービス提供者側にある場合は、真摯に受け止め、改善していく必要があります。
しかし、相手が担う課題や責任までを押し付けてきた場合は、僕たちが背負う必要はありません。

妻
テイカーの不満を聞き入れて、相手の課題や責任まで背負うのは、お互いのためにはならないね。

ユウキ
うん。
だからその時は、表面上は「貴重なご意見どうもありがとうございます。今後の参考にさせていただきます」と大人の対応をして、内面では「これは相手の課題や責任だから、僕が背負う必要はない」と線引きしたよ。
テイカー(クレクレ君)は教育できないのか?


妻
テイカーも、教育によっては思考の改善ができるよね?

ユウキ
もちろん改善はできるよ。
ただ、テイカーの教育は本当に難しいんだ。
僕は、マーケティングのやり方だけではなく、人としてのあり方を教育するように心がけています。
・やり方:スキル、ノウハウ、テクニックなど。
・あり方:信念、価値観、姿勢など。
図で表すと、やり方とあり方が成熟したAの状態まで導くのが、僕の役目です。

あり方の成熟とは、簡単に言えば「利他の精神で生きられている状態」のことです。
自分を大切にしながら、世のため人のために尽くせる人間。
そういう人間の方が、ビジネスもプライベートも上手くいきやすいです。
| あり方が成熟している人 | あり方が未熟すぎる人 |
|---|---|
| 人に与える ↓ 信頼される ↓ 商品が売れる ↓ 売り上げが伸びる ↓ 余裕ができる ↓ さらに人に与える… | 人に求める ↓ 信頼されない ↓ 商品が売れない ↓ 売り上げが下がる ↓ 余裕がなくなる ↓ さらに人に求める… |
しかし、テイカーにあり方を教育するのは本当に難しいです。
仕事仲間やクライアントさんからも話を聞きますが、テイカーの教育には皆さん頭を抱えています。
その理由は次の4つです。
・自分の問題点に気付いていない
・話が通じない可能性が高い
・問題を外に押し付けてしまう
・本人の強い意思が必要
自分の問題点に気付いていない

妻
大前提として、本人が「自分の思考に問題がある。あり方を変えよう!」と思わない限り、教育はできないよね。

ユウキ
うん。
僕が利他の精神の大切さを語ったところで、本人が「自分には関係ない」「思考を変える必要はない」と思っていれば、成長はしないからね。
ここで障壁となるのが、多くのテイカーが「自分の思考に問題がある」と自覚していない点です。
例えば、天気予報で「晴れ」と言っていたから傘を持たずに外出し、途中で雨が降ってきたとします。
成熟した大人であれば、

愛犬ムース
天気予報が外れることもあるんだから、折り畳み傘を持ってきた方が良かったな。
良い学びになったから、次からは気をつけよう!
と、自分の課題と向き合い、改善に繋げようとします。
これがテイカーだった場合、

愛犬ムース
天気予報が「晴れ」って言うから、折り畳み傘持ってこなかったじゃん!
雨に濡れたのは、天気予報士のせいだ!
と、責任を他者に押し付け、怒ったり責めたりします。
ほとんどのテイカーは、こういった思考に問題があることに気づきません。
それは、思考パターンが無意識レベルで染みついているからです。
本人にとっては、期待をすることも、怒ることも、責めることも、当たり前のことなのです。

妻
なるほど。
まずは思考に問題があることに、気付いてもらう必要があるんだね。

ユウキ
うん。
それが第一の関門なんだ。
話が通じない可能性が高い

妻
それじゃあ、テイカーの問題点を指摘してあげれば良いじゃん。
お金をいただいている以上は、クライアントさんの問題点を指摘するのも大切な役割だもんね。

ユウキ
その通りだけど、まだ大きな問題がある。
テイカーには、話が通じない可能性が高いんだ。
テイカーは自己肯定感が低く、プライドが高い傾向があります。
人によっては、自分の弱さや未熟さを素直に認められません。
問題点を指摘しても受け入れられず、不機嫌になったり、怒ったりする人もいます。
それに加えて、俯瞰して物事を捉えることが苦手な人も多いです。
「自分はこう感じた」という、強い主観で物事を解釈してしまう可能性があります。
その結果、こちらの意図とはズレた受け取り方をされてしまうのです。
言うなれば、僕たちは一人ひとり「見えている世界」が違います。
僕は、社会にとって最も有益な行動を選べるよう、視座を高く保って世界を見るように意識しています。
主観に偏らないよう、自分の感情は脇に置いて、俯瞰して物事を捉えます。
一方で、世の中には「自分がどう感じたか」「自分にとって損か得か」を最優先に考えてしまう人もいます。
そうなると判断基準が常に感情ベースになり、同じ出来事を見ていても、受け取り方や解釈にズレが生じやすくなるのです。
例えば、以前サポートしたクライアントさんで、主体性が弱く、依存体質の傾向を持った方がいました。
・添削の依頼をしていないのに、「先日、私が送ったメルマガの内容はどうでしたか?」と、添削を済ませていることが前提で話が進む。
・ミーティングが始まると、「今日はどんなことをやりますか?」と、こちらが段取りを決めていることが前提で話が進む。
・LP制作のサービスは頼んでいないのに、「LPに記載する内容を、資料にまとめておいてください!」と、やってもらえることが前提で話が進む。
この姿勢で事業に取り組んでも、信用を失うため、周りからは人が離れていきます。
結果として、人間関係を上手く築けず、孤立してしまう可能性が高いです。

妻
「面倒くさいから、この人とは関わらないでおこう」ってなるもんね。
そうなると、ビジネスもプライベートも上手くいかないのか。

ユウキ
うん。
あくまでも僕が見た範囲の話だけど、テイカー気質の人で、人生が上手くいっている人には会ったことがないよ。
ここで僕が選択する最適解は、クライアントさんの問題点を指摘することです。
クライアントさん自身に問題点を理解してもらい、成長へと進むきっかけを作ります。
ただし、そのクライアントさんは承認欲求や劣等感が非常に強い印象がありました。
それに加えて不機嫌な態度を露骨に出す方だったので、刺激しないように、慎重に指摘する必要があります。

ユウキ
厳しい言い方に聞こえてしまったら、申し訳ありません。
これまでサポートさせていただく中で、「やってもらって当然」という受け取り方になっているように感じる場面が多々ありました。
例えば、資料作成などのサポートは、僕が善意で行っているサービスです。
また、先日も急遽ミーティングを予約されましたが、その際にも一言お礼を言うことが、人として大切なあり方です。
これは人との信頼関係に影響しますし、こうした姿勢はお客さんにも伝わっていきます。
「やってもらって当然」ではなく、「やってもらったことに感謝する」という姿勢を持つことが大切です。
その結果、クライアントさんは僕の指摘を受け入れられませんでした。
クライアントさんの受け取り方は次の通りです。
・頼ることを否定されるのはどうしても納得できない
・一度お礼を言い忘れたぐらいで責めるのは酷い
・慣れない活動の中で自分は精一杯努力している
・上から目線で言われてすごくモヤモヤした
ここにテイカー特有の心理構造があります。
問題の本質は、主体性がなく、やってもらって当たり前という前提で人と関わり、自分の課題や責任を相手に背負わせようとしている点です。
頼ることを否定しているわけでも、お礼を言い忘れたことを責めているわけでもありません。
しかし、そのクライアントさんは指摘の内容を事実として受け取るのではなく、「自分の感情」を基準に受け止め、主観的に歪めて解釈してしまいました。
さらに、「自分はこれだけ努力しているんだから認めてほしい」「上から目線で言われてすごくモヤモヤした」という、承認欲求と被害者意識が混ざった心理が強く働いています。
その結果、自分の捉え方に問題があると気付かずに、「自分をこんな気持ちにした相手が悪い!」と、他者に責任転嫁してしまうのです。
また、感情を抑えられない人は、自分勝手な欲求を満たすために怒りを相手にぶつけたり、露骨に不機嫌な態度をとって相手に気を遣わせたりします。
このように、物事を歪めて解釈してしまうことを、「認知の歪み」と言います。
テイカーの多くは、「自分はこう感じたからこれが事実である」「人は自分の期待に応えてくれるのものである」など、偏った思考の癖を持っています。
実際、そのクライアントさんは数ヶ月間サポートをしていたのですが、認知の歪みが非常に強く、会話にズレを感じることが多かったです。
わかりやすく言うと、この記事を認知の歪んでいるテイカー気質の人が見たら、「めちゃくちゃ責められている!」「上から目線で説教されている!」「すごく腹が立つ!」と、事実ではなく感情ベースで受け取ってしまう可能性があります。
この歪みこそが、テイカーの教育を難しくしている理由の一つです。
僕は、相手に上手く伝わらなかったときに、「自分の伝え方は適切だったのか?」「より良い伝え方はなかったのか?」を振り返ります。
行動を見直し、改善点を考えた方が、自分の成長に繋がるからです。
しかし、上手く伝えられなかったことに対して、自分を責めることはしません。
どれだけ伝え方に気をつけても、相手の捉え方まではコントロールができないからです。
特に、認知が歪んでいる場合は、高確率でズレた解釈をされてしまう可能性があります。
当然ながら、相手を責めるようなこともしません。
悪意があったわけではありませんし、「責める」という行為自体が、自分の感情をぶつけるだけの未熟な対応だからです。
だからこそ僕は、「良い学びになった!次はこう伝えてみよう」と前向きに捉え、次に活かすことを大切にしています。
関連記事:プラス思考×ネクスト思考で、より良い結果を目指そう!

妻
確かに。
自分の伝え方はコントロールできても、相手の捉え方まではコントロールできないもんね。

ユウキ
そうなんだ。
だから失敗を前向きに捉えて、次に活かすようにしているよ。
問題を外に押し付けてしまう

妻
テイカーは、自分の問題点を受け入れられない人は多そうだね。
問題を外に押し付けてしまう人って、結構いるもんね。

ユウキ
そうだね。
「他責思考」が、テイカーの教育を最も難しくしている点だと思うよ。
実際、過去に他責思考の傾向を持ったクライアントさんをサポートしたことがあります。
そのクライアントさんは、「自分は未熟なので、これから成長していきます!ご指導どうぞよろしくお願い致します!」と成長意識を持っていました。
しかし、認知の歪みが激しく、テイカーの気質も持っていました。
情緒が不安定で、機嫌が悪いときは、まるで人格が変わったように高圧的になります。
「この方に問題点を指摘すると、反発される可能性があるな…」と感じたため、事前に確認をしました。

ユウキ
サポートをしていて、改善した方が良い点が見当たりました。
少し厳しいことをお伝えしますが、よろしいでしょうか?
すると、「はい。むしろ言っていただけた方が、改善できるのでありがたいです」と了承してくれました。
そこで、人としてのあり方についてお伝えしたのですが、やはり僕の指摘を受け入れられませんでした。
返ってきた言葉は次のとおりです。
・ユウキさんの言うことは納得できません
・コンサルティングの最後に言ってほしかったです
・今はもうやる気を失いました
「指摘してほしい」と言ったにも関わらず、いざ自分の問題点を指摘されると受け入れられない。
成長のためにコンサルティングを受けているにも関わらず、必要なタイミングではなく「最後に言ってほしい」と求めてしまう。
自分の内面や捉え方に問題があるにも関わらず、あたかも「相手の伝え方」に問題があるかのようにすり替えてしまう。

妻
なるほど。
これはまさにテイカーあるあるですな。

ユウキ
自分の問題点を、すべて外に押し付けている状態だね。
クライアントさんは明らかに不満を抱えていたので、「これ以上、僕とやり取りをするのは苦痛かもしれません。残りの期間に応じた費用を返金した上で、コンサルティングを終了することも可能です。もちろん、継続をご希望であれば、最後までサポートさせていただきます。どちらをご希望でしょうか?」と選択肢を提示し、判断を委ねました。
クライアントさんは継続を希望したため、最後までサービスを提供しました。
すると最終日には、僕のサービスの改善点として、次のようなメッセージが送られてきました。
・ユウキさんの悪かった点は、途中で匙を投げたことです。
・中小企業や個人事業主を助けることがユウキさんの仕事なので、クライアントのモチベーションを上げるべきです。

妻
これも認知の歪みだね。
「選択肢の提示」を、「匙を投げた」と解釈してしまったのか。

ユウキ
さらに、モチベーション管理という本人の問題も、外に投げてしまっているね。
つまりクライアントさんは、「私のモチベーションが下がったのはあなたの責任であり、それを立て直すのはあなたの役目である!」と言っています。
しかし、「私のモチベーションが下がったのは自分の責任であり、それを立て直すのは自分の役目である!」と考えることが、自立した人間の思考です。
僕は、クライアントさんが行動しやすいよう、モチベーションを高めるようなサポートを意識しています。
しかし、それはあくまで僕が自主的に行っているサポートです。
クライアント側が、「ユウキさんはきっと、自分のモチベーションを上げてくれるはず!」「自分が行動できるようにサポートするのも、ユウキさんの役目だ!」と期待するのは、単なる依存に過ぎません。
・コンサルタントはクライアントに期待せず、クライアントはコンサルタントに期待しない。
・コンサルタントはクライアントの期待を背負わず、クライアントはコンサルタントの期待を背負わない。
このように、相互に主体性を持ち、依存しない関係性を保つことが、健全なコンサルティングの土台になります。
問題を外に押し付けてしまうのは、テイカーによく見られる構造であり、主体性の欠如が生む典型例です。
ちなみに、クライアントさんからは、「嫌な気持ちになったら申し訳ありません。今後、私のような人間がいたときの参考にしてください」とメッセージをもらったので、このように返信しました。

ユウキ
全然嫌な気持ちになっていませんよ!
むしろ、お伝えいただき本当にありがたいです!
今後の参考にさせていただきますね。
この時は教育を行わず、感謝の気持ちだけを伝えて関わりを断ちました。
理由はシンプルです。
他責状態の人に教育を試みても、ほとんどの場合うまくいかないからです。
自分の課題や責任を受け入れられない状態では、「指摘を攻撃と受け取ってしまう」「怒りや不満を相手に向けてしまう」「議論が感情論にすり替わっていく」という流れになりやすく、やり取りは泥沼化します。
本人が自分の課題や責任を外に投げてしまっている限り、周囲がどれだけ関わっても、成長を促すことはできません。

妻
こういう場合、会話が噛み合わないもんね。
話は平行線をたどるだけで、永遠に交わることがないよ。

ユウキ
うん。
だからこの場面では、「深入りせずに感謝だけを伝えて距離を取る」という対応こそが、最適解だと判断したんだ。
自分の課題や責任を外に押し付けようとしているのは、クライアントさんの問題です。
しかし、僕にも反省する点はあります。
特に大きな反省点は次の2つです。
・最初のやり取りで違和感を感じたものの、テイカーと見抜けずに契約をしてしまった点。
・必要以上に丁寧なサポートをしすぎて、クライアントさんの依存性を助長してしまった点。
その経験を踏まえ、今は「人としてのあり方」を積極的に発信し、テイカーを遠ざけながら、想いに共感してくれるギバーの方々に集まってもらえるように意識しています。
また、クライアントさんが「自分の課題や責任に向き合える状態」を保ち、依存を生まないように、関わり方やギブの量を人によって適切に調整することも心がけています。

妻
同じ失敗を繰り返さないために、大事なことですな。

ユウキ
うん。
そして、同じ問題で悩んでいる人の助けになれば良いと思って、こんなふうに自分の経験を記事として発信しているのだ!
本人の強い意思が必要

妻
テイカーでも、自分の問題点をちゃんと受け入れられる人はいるよね?

ユウキ
もちろんいるよ。
ただし、本気で思考を変えたいと思うなら、本人の強い意志が必要なんだ。
先ほども言ったように、思考パターンは無意識レベルで染みついています。
例えば、僕は周りからもよく言われますが、めちゃくちゃ寛容です。
それは僕が、尊敬する恩師から「ギバーの思考パターン」を教わったからです。
| ギバーの思考パターン | テイカーの思考パターン |
|---|---|
| 「人はできなくて当たり前。誰でも失敗はするもの」 だから、人の失敗を責めることは一切しない。 同じ失敗を繰り返さないよう、優しく指導する。 | 「人はできて当たり前。失敗は許されない」 だから、人の失敗に腹を立てる。 不機嫌になったり、怒ったり、責めることが多い。 |
思考パターンは、より有益なものへと変えた方が、生きやすくなります。
しかし、いまこの瞬間から思考を変えられるかと言うと、かなり難しいです。
思考パターンとは、長年の経験や習慣によって無意識レベルで染みついているもの。
つまり、思考パターンを変えるとは、言うなれば利き腕を変えるようなものです。
「今日から利き腕を変えて生活してください」と言われても、簡単にはできません。
強い意識を持って、時間をかけて着実に変えていく必要があります。
以前、主体性の弱いクライアントさんに、下記の記事のリンクを送ったことがあります。
そのクライアントさんは、「自分はこれまで主体性がないまま生きてきました!過去は変えられないので、これから主体性を持って生きます!」と、決意してくれました。
しかし、思考パターンを変えるのは、一筋縄ではいきません。
その後、期待を抱いたり、依存をしたり、責任を押し付ける場面が何度もありました。
僕からしてみると思考や行動に問題があることは一目瞭然ですが、おそらく本人は気付いていません。
長年にわたって染みついた思考パターンが、無意識に働いているからです。
僕は、たとえテイカーの傾向がある人でも、本人が自分の課題や責任と向き合い、成長する意志を持っている場合は、喜んで教育します。
実際、そのクライアントさんも、最初は自分に主体性が欠けていることを自覚し、改善しようという意識を持っていました。
しかし、他責状態に入ってしまった場合、その人は教育対象からは外れます。
本人が自分の課題や責任と向き合えない限り、学びや成長にはつながらないからです。
それだけではなく、こちらに不満や怒りを向けて攻撃をしてきたり、サービス提供者側に被害が及ぶ可能性もあります。
だからこそ、僕のサービスでは「主体性のある方のみお申し込みください」という文言を明記し、事前にチェックをもらっているのです。

妻
本人の思考パターンを変えられるのは本人だけ。
どれだけ教育をしても、本人によほど強い意志がない限り、思考パターンを変えるのは難しいんだね。

ユウキ
そうだね。
「思考パターンを変える」ということは、自分の弱さや未熟さと向き合い、これまで守ってきた自分像を手放すことになる。
自分を変えずに、相手に課題や責任を押し付けている方が、心理的には圧倒的に楽なんだ。
テイカー(クレクレ君)の見極め方とは?


妻
テイカーを見極めるための、簡単な方法はないの?

ユウキ
あくまで僕の一つの基準だけど、人間関係の築き方を見るのは参考になると思っているよ。
特に、夫婦関係にはその人の思考の癖やコミュニケーションの傾向が表れやすいかな。
テイカー気質の人は、他者に求める傾向が強いため、満たされないと相手を責めたり、不満を言う可能性が高いです。
その結果、建設的なコミュニケーションが取れず、夫婦関係をはじめとした身近な人間関係がギクシャクしやすくなります。
以前、激しい夫婦喧嘩を何度も繰り返している人に会いました。
その人は他者への期待値が高く、感情のコントロールも苦手で、テイカーの気質が強かったです。
「もっとこうしてほしい」という自分の欲望を周りにに押し付け、満たされないと相手を責める傾向がありました。
一方、ギバー気質の人は、自分にも、他者にも、そして日常にも期待を抱かない傾向があります。
「相手がしてくれた行為」や「衣食住が揃った日常」を、当たり前だと思いません。
そのため、どんな小さなことにも感謝を抱き、「ありがとう」という言葉が自然と出てくるのです。
こういう方は人としての成熟度が高く、周りの人たちからも信頼されます。
その結果、夫婦関係はもちろん、仕事仲間やお客さんたちとも良好な関係を築ける可能性が高いです。
僕と妻も、夫婦仲は良好ですし、喧嘩をすることが一切ありません。
それは、お互いがギバーの在り方で生きているからです。
常に「相手に何を与えられるか」「どうすれば相手が心地よくいられるか」という方向に意識が向いています。
僕は妻の幸せを考え、妻は僕の幸せを考える。
お互いが「奪う側」ではなく、「与える側」であり続けることで、穏やかな関係性を保てるのです。

妻
あなたの仕事仲間や相性の合うクライアントさんは、みんな夫婦仲が良いよね。
関連記事:夫婦円満な僕の周りには、同じように夫婦仲が良好な人が集まる。

ユウキ
みんな優しく、寛容で、与える精神に溢れているから、夫婦仲が円満になるんだろうね。
残念ながら、テイカーを100%回避することはできません。
僕は、情報発信を通して価値観や人生観の合う人を集め、商品やサービスを提供する人も厳選しています。
そこまで気を遣っても、お客さんの中に一定数のテイカーが紛れ込んでしまいます。
だからこそ大切なのは、テイカーに遭遇したときの対処法を身につけることです。
与える量を調整したり、できないことははっきり伝えたり、子どもだと思って対応する。
そうやって上手く対処することで、エネルギーの消耗を防げます。
関連記事:テイカー気質のお客さん(モンスタークライアント)の対処法!
テイカー(クレクレ君)との関わりに疲れてしまったあなたへのメッセージ!


妻
テイカーとは、無理に関わらず、適切に距離を取ることが大切だね。

ユウキ
うん。
テイカーと関わってギブをしすぎることは、結果的に社会のためにもならないからね。
ここまで記事を読んでくれたあなたは、きっと心優しく、責任感があり、利他の精神に溢れているのだと思います。
だからこそ、テイカーに与え続けてしまう状態には注意してください。
テイカーは、底なしの欲求を抱え、自分の課題や責任までも他者に押し付けがちです。
与え続けるほど、相手は自立心を失い、あなたはエネルギーを消耗します。
つまり、社会全体の利益を考えたときに、テイカーに与え続けることは大きなマイナスなのです。
僕たちは「自分の行動が本当に社会のためになっているのか?」を、しっかり考える必要があります。

妻
利他的に見える行為も、実は「自己犠牲」や「自己満足」にすり替わっていることがあるのか。
テイカーと距離を取ることは、相手のためであり、自分のためであり、そして社会のためでもあるね。

ユウキ
うん。
ギブアンドギブ(見返りを求めずに与えること)が成り立つのは、相手がギバーやマッチャーの場合のみ。
自分の力をテイカーに使い続けるよりも、本当に必要としている人に使おう!
僕たちが目指すのは、「自己犠牲型ギバー」ではなく、「他者志向型ギバー」です。
| 自己犠牲型ギバー | 他者志向型ギバー |
|---|---|
| 自分を犠牲にしてでも、相手へ与え続ける人。 与える人や量を考えないので、疲弊しやすい。 | 自分も大切にしながら、相手へ与え続ける人。 与える人や量を考えるため、良い循環を生み出す。 |
他者志向型ギバーという生き方を選ぶと、自分の周りからテイカーが離れ、ギバーが集まってきます。

妻
与える人や量を調整することで、「この人は思い通りに与えてくれないな…」と感じたテイカーは、自然と離れていく。
その一方で、生き方や在り方に共感を感じてくれた、同じ価値観を持つギバーが自然と集まってくるというわけか。

ユウキ
うん。
実際、僕の周りにギバーが多いのは、他者志向型ギバーという生き方を目指しているからだよ。
もちろん、テイカーの存在そのものを否定したり、責める必要はありません。
テイカーの多くは、環境や教育などの影響により、認知の捉え方に偏りが生じているだけで、悪人ではありません。
僕はこれまでの人生で多くのテイカーに出会ってきましたが、皆さん良い部分もたくさん持っていました。
だからこそ、自分の問題点に気づき、課題や責任と向き合えたとき、人はきっと変われます。
そのきっかけとなるタイミングが、「今ではなかった」というだけの話なのです。
最後になりますが、事業をしていると、「なんなんだこの人は…!?」と思ってしまうようなお客さんに、必ず何回かは遭遇します。
どれだけ誠実に事業をしていても、こればかりは避けられません。
僕はそんな時は、「これは学びや成長のチャンスである」と捉え、その人との出会いに感謝します。
実際、僕はテイカーにサービスを提供した経験から、多くを学び、成長できました。
・同じように苦しんでいる人の気持ちが理解でき、対処法を伝えられるようになった。
・「誰と関わるのか?」「誰に価値を提供するのか?」を、明確に選べるようになった。
・この記事のように、自分の体験を文章にして、大勢に価値を届けられるようになった。

妻
困難な出来事に遭遇した時にこそ、自分を成長させるためのチャンスが隠れているね。

ユウキ
うん。
「目の前で起こるすべての出来事は、学びや成長のためのチャンスである」と捉え、感謝すること。
これこそが、他者志向型ギバーとしての生き方だよ。
まとめ

長くなりましたが、この記事でお伝えしたいことは一つです。
自分の課題や責任と向き合うことは大切ですが、他者の課題や責任まで背負う必要はないということ。
多くのテイカーは、自分が向き合う必要のある課題や責任を、無意識のうちに他者へ押し付けてしまいます。
改善する意思を持った人に教育を行うのは大切ですが、改善する意思を持たない人と関わり続けるのは健全ではありません。
関わりを断つのは冷たさではなく、自分を守り、相手に自立の大切さを気づかせるための「優しい選択」です。
また、この記事を読んで、「これまで上手く対応ができていなかった…」と感じた場合も、決して自分を責めないでください。
自分に対しても、他者に対しても、責めることは問題の解決にはつながらず、心を消耗させてしまいます。
本当に大切なのは、経験から学び、それを成長へとつなげることです。
もしこの記事の中に一つでも気づきがあったなら、それを思考や行動を変えるきっかけにしてください。
その小さな変化こそが、あなたの成長となり、やがて社会に良い影響をもたらす第一歩になります。




