コンサルティングをするようになって、強く感じることがあります。

それは、「頼ること」と「依存すること」を履き違えている人が、意外と多いということです。

僕は日頃からクライアントさんに対して、「遠慮せずに頼ってください」「徹底的に使い倒してください」とお伝えしています。

だから、頼ってくれる人に対しては、優しく手厚いサポートをしています。

しかし、依存してくる人に関しては、かなり厳しく線を引きます。

そのままサポートしてしまうと、相手の依存心を助長させ、成長を阻害してしまうからです。

そこで今回は、「頼ること」と「依存すること」の明確な違いについて、整理してみました。

「頼ること」と「依存すること」の違い

結論から言うと、両者の決定的な違いは「主体性があるかどうか」です。

Point

たとえば、僕のコンサルティングではブログの記事の添削などを行なっています。

これを、「頼る場合」と「依存する場合」で見ていきましょう。

頼る場合の例

Good

記事のゴールやターゲットなどを、自分の頭で整理し提示した上で、添削を依頼しています。

依存する場合の例

Bad

記事の意図が整理されていないだけでなく、正式な添削依頼すらもなく、「当然見てもらえているだろう」という前提で相手に丸投げしています。

課題の分離で考える

この違いは、「クライアントの課題」と「コンサルタントの課題」を分けて考えると、非常にわかりやすいです。

クライアントの課題コンサルタントの課題
ブログの記事を書き、記事の意図を言語化した上で、添削を依頼すること。依頼された記事を、意図を踏まえながら添削し、フィードバックすること。

このように、自分と相手の課題を切り分けて考えることを、課題の分離と言います。

自分の課題を放棄したまま、「より良い成果へ導いてくれるんでしょう?」という受け身のスタンスでは、ビジネスで成果を上げることは不可能です。

もしもこういう方がいた場合は、「この部分はあなたの課題です」と明確に伝えた上で、サポートします。

でなければ、相手の依存心を助長させ、成長を阻害してしまうからです。

人が成長する過程

人生でもビジネスでも、人が成長する過程にはステップがあります。

Point

頼るという行為は決して弱さでも甘えでもありません。

自立した人同士が、より高い成果を出すために選択する健全な協力関係の第一歩です。

一方、自分の足で立とうとしない「依存」からは、何も生まれません。

僕が目指すのは、自立したもの同士が協力し、お互いに高め合う、「相互依存」の関係です。

そのために、「魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ」という価値観で、クライアントさんのサポートをしています。

まとめ

あなたがもしも今、誰かのコンサルティングを受けている場合は、一度胸に手を当ててみてください。

「自分は主体性を持った上で、相手に協力をお願いしているだろうか?」と。

このスタンスを少し意識するだけで、得られる学びも成果も、何倍にも跳ね上がるはずです。