これからの時代、単に商品・サービスを売るだけではなく、コミュニティという「つながりの場」を提供できるかどうかが、事業の存続に大きく関わると考えられています。
僕が起業した2014年から、すでにそういった考え方はありましたが、最近はその流れが一気に加速した印象です。
ということで今回は、コミュニティの必要性や戦略について解説します!
コミュニティとは?


愛犬ムース
ねぇねぇ、コミュニティってなに?
「これからはコミュニティの時代だ!」ってよく聞くけど、定義がわからんのよ。

ユウキ
僕が考えるコミュニティとは、「共通の目的や価値観を持った人たちが集まり、つながりを感じられる場所のこと」だよ。
あくまでも、僕なりの定義ね。
例えば、僕であれば数人規模の小さなコミュニティを運営したことがあります。
コンサルティングを受けてくれた人に対して、チャットグループを用意し、進歩を報告し合ったり、質問や気づきをシェアする場を提供していました。
ときにはグループ通話でミーティングを行い、参加者同士の交流や情報交換の機会をつくっていました。

愛犬ムース
まさしく、共通の目的や価値観を持った人たちの集まりですな。
単なる情報提供の場ではなく、つながりのある空間だもんね。

ユウキ
うむ。
ただ、僕の場合、メルマガやLINEもコミュニティの一部であると考えて、運営しているよ。
僕のメルマガやLINEでは、読者さんを導く目的地を明確にし、僕の理念・価値観・想い・ストーリーなどをふんだんに盛り込んでいます。
共感してくれた方が残り、そうでない方は自然と離れていくような設計にしているんです。
同じ方向性を向いた人たちと、共に成長していけた方が、お互いにとって心地良く、長期的な付き合いができるからです。
そのため、僕は共通の目的や価値観を持つだけではなく、自分の理念に共感してくれた人を集めるよう、意識しています^^
コミュニティがなぜ必要なのか?


愛犬ムース
これからの時代、どうしてコミュニティが必要なの?

ユウキ
ものすごい簡単に言えば、人が「つながりの場」を強く求めるようになったからだよ。
大前提として、人は誰しも、「どこかに所属をしたい」という「社会的欲求」が備わっています。

これまでは、その役割を学校や会社、地元のつながりが自然と担っていました。
みんなが同じような価値観を持ち、同じような方向を向いて生きていた時代です。
今は、一人ひとりの生き方や価値観が尊重される社会へと変化しました。
インターネットの普及により、同じ価値観を持つ人たちと気軽に出会い、つながれる環境も整っています。
その結果、人々は共有の目的や価値観を持つ仲間を求め、コミュニティという場に価値を感じるようになってきました。
この流れが、事業にも大きな影響を与えています。

愛犬ムース
いまは世の中にモノが溢れている。
商品やサービスを提供しているだけだと、差別化がかなり厳しいですな。

ユウキ
「何を買うか?」ではなく、「誰から買うか?」「誰とつながっていたいか?」 に、価値がシフトしていったよね。
だからこそ、つながりの場を提供することは、事業にとって大きな意味を持つんだ。
僕がメルマガやLINEを「コミュニティの一部」と考えているのは、これが大きな理由です。
一方通行の価値提供ではなく、つながりの場として運営するように、意識をしています^^
ゲーム業界を見ても、いまはオンラインで簡単につながれる時代です。
ゲームそのものの面白さだけでなく、「誰と一緒にプレイするのか?」や「どんな仲間とつながれるか?」が、大きな価値になっています。
共に楽しめる「場所」や「関係性」が魅力になっているのです。
コミュニティは競争を不要にする?


愛犬ムース
競争が無くなるってどういう意味?
事業って基本、ライバルがいるものだよね?

ユウキ
確かに、商品やサービスの内容だけで勝負をすると、「どこが優れているのか?」「どこが安いのか?」と比較をされる。
その点、コミュニティは自分の理念に共感し、目的や価値観を共有する人たちが集まる場所だからこそ、競争になりにくいんだ!
大きな枠組みで見ると、僕たちは「日本」という国に所属し、事業を営んでいます。
そして、マーケティング活動の多くは、「インターネット」というインフラで行われるようになりました。
そのインターネットには、いわゆるGAFAに代表される巨大なプラットフォーマーが存在しています。

愛犬ムース
GAFAと言えば、「Google」「Apple」「Facebook(Meta)」「Amazon」という、巨大IT企業の頭文字をとった造語ではないか!
IT業界でプラットフォームを提供していて、現代社会やビジネスにすごく大きな影響力を持っているんだよね!

ユウキ
詳しい説明をどうもありがとう。
インターネットでマーケティング活動を行う場合、僕たちはGAFAという土俵のルールに従う必要があります。
・Google(グーグル):検索エンジンやGoogle広告のルールを作れる。
・Apple(アップル):デジタルデバイスやソフトウェアのルールを作れる。
・Facebook(Meta):SNSやMeta広告のルールを作れる。
・Amazon(アマゾン):オンライン通販のルールを作れる。
検索エンジン、アプリ、広告、オンライン通販などの仕様が少し変わるだけで、売り上げに大きな影響が出るのです。
例えば、Googleのアルゴリズムが変われば、検索順位が一気に落ち、アクセスも激減する。
Metaの広告ポリシーが変われば、広告が配信できなくなるこもある。
「昨日まで通用した戦略が、今日は通用しない」という不安定な場所でもあります。
しかも、その土俵の中では競争が激化しており、あらゆる法人・個人と比較をされます。
・検索エンジンに振り回される
・レビューに左右される
・広告費での勝負になる
・価格を比較される
他社の土俵で戦い続ける限り、消耗線は避けられません。
その点、コミュニティは外部のルールに左右されない「自分の土俵」です。

検索エンジンやオンライン通販などのアルゴリズムに、振り回されることもありません。
自分の理念に共感してくれて、目的や価値観を共有する人たちが集まっているからこそ、比較もされにくいです。
だからこそ、コミュニティを意識した事業づくりは、今後さらに重要になると思っています。
コミュニティを作る方法とは?


愛犬ムース
コミュニティを作るためには、何をすれば良いの?

ユウキ
法人・個人に関わらず、情報発信をすること!
自分の理念に共感をする人を、惹き寄せる必要があるからね。
そして、情報発信をする際には、次の4つの要素を意識すると良いです。
要素 | 意味 | お客さんの感じ方 | 参考記事 |
---|---|---|---|
コンセプト | 誰に、何を届け、どんな未来へ導くのか? | 「自分のことだ!」 | 情報発信のコンセプトを設計しよう【必要な4つのStep】 |
MVV | 使命・目指す社会・価値観 | 「すごく共感できる!」 | 創業12年目にして「企業理念」を見直すことにした! |
ストーリー | 活動に至るまでの背景 | 「心を掴まれた!」 | 人を惹きつけるストーリーの作り方!【神話の法則を活用しよう】 |
世界観 | 表現方法や空気感 | 「この世界に入りたい!」 | 僕が自分の世界観を表現するために意識していること! |
それぞれの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです^^
まとめ

コミュニティとは、共通の目的や価値観を持った人たちが集まり、つながりを感じられる場所のことです。
それはオンラインサロンのような、有料会員ビジネスに限りません。
考え方を少し変えるだけで、メルマガやLINEなどでも形成できます。
これからの時代、コミュニティの需要はますます高まっていくはずです!
ぜひ、自分の理念に共感してくれた人を集められるよう、意識をしてみてください^^