フルマラソン大会当日!肋骨を骨折した状態でサブ5.5を達成せよ!
どうも、Webマーケティング専門家/内向型人間研究家のユウキです^^
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2019年10月27日。
ついにやってきましたフルマラソン大会当日!
肋骨を骨折してから1ヶ月半が経過した為、状態もかなり回復しました。
完走する気は満々で、気合いに満ち溢れております。
制限時間である6時間以内の完走が目標だったのですが、とある理由からサブ5.5(5時間30分以内)を目指すことになりました。
果たして、フルマラソン初心者が初めての大会でサブ5.5を達成できるのか?
これまでのあらすじ!
2019年8月22日。
フルマラソンに興味を持った僕は、10月27日のフルマラソンの大会にエントリーします。
それからは、
- フリーウェイトやランニングの練習
- ランニングシューズやアップルウォッチの購入
- いぼ痔の治療や肋骨の骨折
などを経験しながらも、2ヶ月の濃いトレーニング期間を過ごしました。
関連記事:フルマラソン初心者が2ヶ月の練習で完走を目指す!31歳男の挑戦!
関連記事:フルマラソン練習の記録!【18回のメニューを全て公開します】
そして2019年10月27日。
いよいよフルマラソンの大会当日を迎えます。
行くぞ俺!
肋骨を骨折した状態でサブ5.5を達成せよ!
当日のタイムスケジュールはこんな感じです。
- 9時30分:フルマラソン組スタート
- 10時00分:30キロマラソン組スタート
- 10時30分:ハーフマラソン組スタート
- 11時00分:10キロマラソン組スタート
自由解散なので、どんどん人数が減っていく仕組みです。
11〜13時ぐらいにランナー数がピークに達しますが、その後は徐々に減っていき、最終的にはフルマラソン組だけになります。
参加者は100名ほどの小さな大会です。
そのうちフルマラソン参加者は14名。
ちなみに14名中、初心者は僕を含めて3名のみ。
11名は見るからにアスリートっぽいオーラを放っている人たちでした。
足の筋肉が僕とは全く違います。
コースは高低差の少ない川沿いです。
フルマラソン組がスタートする時間が近づいてきて、係員のお姉さんによる説明が始まりました。
皆さんには一周5キロある川沿いを、8往復してもらいます。
2.195キロという端数があるので、1周目は端数分だけ多く走ってもらいます。
制限時間は6時間です。
ただし、5時間20分で足切りとさせてもらいますのでご了承ください。
- 1周目:7.195キロ
- 2周目:12.195キロ
- 3周目:17.195キロ
- 4周目:22.195キロ
- 5周目:27.195キロ
- 6周目:32.195キロ
- 7周目:37.195キロ
- 8周目:42.195キロ
なるほど。
6時間以内が目標だったけど、何としても5時間20分以内にゴールしたいな。
そんな訳でサブ5.5(厳密にはサブ5.33ぐらい)を目指すことになりました。
1〜2周目(12.195キロ地点)
9時30分。
妻に見送られながらもフルマラソン組がスタート。
行ってらっしゃい。
周りに人がいると自分のペースが乱されそうだったので、一番後ろについてスローペースで走っていました。
1〜2周目はできるだけ体力を温存する戦法です。
特に緊張もしていませんし、マイペースに景色を楽しみながら走り続けます。
折り返し地点には係員のおじさんがいるのですが、通過するたびに声をかけてくれました。
良いペースだね!
自分のペースで走り続けるんだよ。
無理にペースを上げると後々キツくなってくるからね。
調子に乗ってスピードを早めてしまうと後でキツくなる。
2ヶ月間の練習で痛いほど味わっていたので、おじさんのアドバイス通り、できるだけ一定のペースで走り続けるように心がけました。
アップルウォッチは1キロの平均ペースを割り出してくれるので、フルマラソンではめちゃくちゃ役立ちます。
10時を過ぎるとハーフマラソン組がスタートするのですが、一週目の時点で既に死にそうになっている人が何人かいました。
周りに流されず、マイペースに走り続けるのが一番です。
Point
とにかく自分のペースを保って走り続けること!
無理に飛ばすと後で必ずツケがきます。
3〜4周目(22.195キロ地点)
3〜4週目はノリに乗っていました。
1〜2週目で走りに慣れてきたので、完全に自分のペースを掴んでいます。
走り始めは曇りだったのですが、この頃から太陽が見え始めたので、気分的にも晴れやかです。
先頭のランナーの方は一週目から僕の1.5〜2倍近いスピードで走っており、全くスピードが緩まる気配がありません。
この時点で僕の2週ぐらい先を進んでいたと思います。
ベテランランナーさん恐るべし…。
僕の場合は1キロ6〜7分ペースで走っていたのですが、できるだけスピードを緩めるように意識していました。
ここで調子に乗ってスピードを出し過ぎてしまうと、確実に後に響くからです。
どれだけ余裕だったとしても、後半に向けて体力は温存しておかないと…。
約2時間30分をかけて22キロを終えました。
僕は徒歩の場合、1キロ10分ペースで進みます。
つまり、1時間歩き続ければ6キロ進む計算です。
この時点で、歩き続けても6時間以内にゴールできることが確定しました!
よほどのトラブルがない限り、ほぼ確実に完走できます!
あまりにも余裕すぎたので、
フルマラソン、意外と余裕じゃないか!
このままいけば、サブ5.5どころかサブ5目指せそうだな!
と思い、5時間以内の完走を目指して走るようになったのですが…。
Point
徒歩の時速が分かっていると、完走までの時間を計算しやすいです!
5〜6周目(32.195キロ地点)
ここから先は未知の領域です。
練習で走ったのは20キロまでだったので、この先も同じペースで走り続けられるかどうかはわかりません。
5週目までは余裕だったのですが、案の定6週目からはスピードが落ちました。
25〜26キロあたりから徐々に疲れが溜まり始め、30キロを超えた付近から一気に体が重くなってきます。
それまでの疲労の蓄積が、急激に襲いかかってくるようなイメージです。
- 足の爪
- 足の裏
- ふくらはぎ
- 膝
- 太もも
- 腰
- 肋骨
- 背中
- 肩
ありとあらゆる箇所に地味な痛みが生じてきました。
肋骨の骨折はほとんど治っていると思ったのですが、地味に痛みます。
そういえばお医者さんから、「出場するのはOKだけど、走るのは結構キツイかもしれない。」と言われていたっけ…。
30キロを超えたあたりからは、徒歩とランニングの繰り返しになりました。
ゆっくり歩いて、体力が回復してきたら走る。
ひたすらこの繰り返しです。
ここでありがたいのが、係員の方からの応援です。
2.5キロ毎に給水ポイントがあるのですが、そこを通過する度に声援をかけてくれます。
頑張ってください!
焦らずマイペースにいきましょう!
この声援が結構ありがたいです。
やはり声をかけてもらえると、気分が明るくなります。
僕は割と冷めた性格で、
人から何を言われても、マイペースにコツコツやるだけ。
と思うことが多いのですが、これほど声援の力をありがたいと感じたことはないですね。
Point
後半になると、蓄積された疲労が一気に襲ってきます!
前半にどれだけ余裕があっても、少しスピードを落として走るぐらいが丁度良いと思います!
7〜8周目(42.195キロ地点)
ラスト10キロ。
ここが一番キツかったです。
この時間になると多くのランナーさんはゴールをしているので、フルマラソン組が数名だけになります。
僕は人混みが嫌いなタイプなので走りやすいですが、寂しがり屋の人は辛いかもしれません 笑
足を進める毎に全身の疲労と痛みが襲ってきました。
それに加えて空腹や喉の渇きが凄まじいです。
今までは給水ポイントで1杯ポカリを飲む程度でしたが、7週目に入る直前にはポカリを5〜6杯、サンドウィッチや菓子パンなども食べました。
7週目に突入した時点での経過時間は約3時間45分。
6時間以内の完走はほぼ確実です。
しかし5時間以内でゴールする為には、残り1時間15分で10キロを走る必要があります。
1週(5キロ)を37〜38分で走りきればサブ5達成か…。
走り始めの体力がある時で、1キロ6分30秒〜7分30秒ペースです。
しかしこの時は体力を使い果たし、1キロ8〜10分ペースに落ちていました。
このままのペースでいくと、サブ5にはギリギリ間に合いません。
10〜15分ぐらいオーバーしてしまいます。
むしろ、5時間20分でさえギリギリの状況です。
10〜15分ぐらい、簡単に縮められるんじゃないか?
という気持ちもあったのですが、7週目を終えた時点で約4時間30分が経過。
…よし!
5時間20分以内にゴールしよう!
と気持ちを切り替えました 笑
結果、5時間13分17秒で何とかゴールイン!
5時間20分までギリギリでした 笑
当初の目標は6時間以内の完走だったので、その目標は大きく上回れたので良かったです。
ずっと応援してくれたおじさんは、
君は練習すればもっと伸びるよ!
次も頑張って!
と言ってくれました。
非常にありがたいお言葉ですが、次もまた参加するかはわかりません 笑
アップルウォッチのデータによると、平均7分24秒で走っていました。
途中で操作を誤って3〜4分停止していたのですが、距離の誤差はほとんどなさそうです。
それにしても、消費したトータルカロリーが凄まじい…。
2〜5週目はほぼ同じペースで走り続けているのですが、やはり6週目から大幅にペースが落ちました。
できるだけ体力を温存しながら、マイペースに走り続けるのがポイントですね。
ちなみに1位の方は、3時間ちょっとで42.195キロを走り切っていました。
同じ人間とは思えませんね 笑
Point
フルマラソン初心者でも、2ヶ月間あれば余裕で完走できます!
フルマラソンを終えて感じたこと!
「フルマラソン初心者が練習期間2ヶ月で完走するのは厳しい!」
そんな声をちょくちょく耳にしましたが、完走自体は思ったよりも余裕でした。
もちろん、
- サブ5などの記録を狙う
- 坂道の多いハードなコース
- 何十年も運動していない
など、目標や環境は人によって違うので一概に言い切れません。
僕は純粋に楽しめました。
フルマラソンに挑戦する上で大事なのは、「マイペースに走り続けること」だと思います。
これはランニングシューズを買う時に店員さんからも言われましたし、給水ポイントで係員の方とすれ違う時にも何度も言われました。
周りには多くのランナーさんがいるので、
ヤバイ!
遅れないようにもっと早く走らないと!
と焦ることもあるかもしれません。
しかし、フルマラソンは競争ではないです。
仮に競争をしていたとしても、周りのランナーさんを意識しすぎると自分のペースが乱されます。
自分のペースが乱れると、
- 普段の力が発揮できない
- 体力の消耗が早くなる
- 後半にバテてしまう
という悪循環に陥る可能性が高いです。
横や後ろではなく、前だけ向いて走り続ける。
そうすることで、自分のペースを保ちやすくなると思います。
実際僕も、自分のペースで練習をして、目標を立てて走っただけです。
特に大きな結果を残した訳ではありませんが、サブ5.5という目標を達成できたので十分満足しています。
走っている時にしんどいと思うこともあるかもしれないですが、走り切った後の爽快感は格別です。
完走後は妻と温泉に入ったのですが、人生で最高に心地良いお風呂でした 笑
これからフルマラソンに参加される場合は、あまり気負わずマイペースに頑張ってください!
少しでも参考にして頂けると幸いです!
フルマラソンに出場する場合は、ぜひ頑張ってください!
PS.
フルマラソン後は足の親指の爪が少し浮いており、中から大量の膿が出てきました。
爪が伸び切った状態で走ると、剥がれる可能性があるかもしれません。
フルマラソン前に、爪の処理はしておいた方が良いと思います。
当日と翌日は筋肉痛に苦しみましたが、翌々日からはほとんど痛みがなくなりました。
肋骨も何ともありません。
人にもよるでしょうが、2〜3日休めば筋肉痛は回復すると思います。
11月に入ってからは、山登りをして紅葉を楽しみました。
フルマラソンの練習で体力がついたので、山登りは楽勝でした 笑