内向型が社会で生きづらいと感じる4つの理由!
どうも、Webマーケティング専門家/内向型人間研究家のユウキです^^
どうも、Webマーケティング専門家/内向型人間研究家のユウキです^^
- 内向型はどうして社会で生きづらいのか?
- 内向的な人が社会で生きづらい理由を知りたい!
- 漠然とした生きづらさを抱えている…。
こんな場合は記事をご覧ください。
内向型人間研究家の僕が、内向的な人が社会で生きづらい理由を、体験談を含めてまとめました^^
内向的な人の生きづらさの原因がわかるので、参考にしてもらえると嬉しいです。
内向型が生きづらさを感じる理由とは?
内向型や内向的な人って、社会で生きづらさを抱えている人が多いような気がするんだけど…。
それは何か、理由があるのかね?
確かにその通りだね。
僕は大きく4つの理由があると思っているよ。
Check
内向型とは人間の気質の一種です。
簡単に言うと、外部からの刺激に敏感で、ゆっくり休むことでエネルギーを充電できるような特性を持った人たちのことです。
関連記事:内向型の気質・性格を専門家がわかりやすく説明します!
昔の僕もそうだったのですが、内向型は社会で漠然とした生きづらさを抱える人が多いです。
僕は生きづらさを抱えてしまう原因は、4つあると思っています。
Check
・外向型が理想という価値観を持っている
・外向型が基準とされる社会で生きている
・内向型は誤解されやすく理解もされにくい
・内向型は自己肯定感が低くなりやすい←特に重要
外向型が理想という価値観を持っている
あなたは何となくでも、内向的な人よりも外向的な人の方が優れている、という価値観を持っていませんか?
Example
・物静かで思慮深い人よりも、活発で行動力のある人の方が優れている。
・一人で黙々と仕事をする人間よりも、人脈を拡大して大勢で仕事をする人間の方が成功しやすい。
・友人が少ない人よりも、友人が多い人の方が魅力的に見える。
これは、内向型と外向型の代表的な特徴を比較しています。
僕も昔は、こんな価値観を持っていました^^;
しかし、こういった価値観は全て思い込みに過ぎません。
Good
・物静かで思慮深いということは、物事を冷静に判断できるということ。
・一人で黙々と仕事をするということは、それだけ集中力や継続力があるということ。
・友人が少ないということは、それだけ一人の人間を大事にできるということ。
こんな内向的な人もまた、外向的な人と同様に魅力的でしょう!
内向型にも沢山の強みがあるにも関わらず、外向型こそが理想であると思い込んでしまう。
その原因は、昔からの教えや、幼い頃の教育にあると思っています。
内向型と外向型という気質や性格は、スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングが1921年に提唱したことで広まりました。
カール・グスタフ・ユングは、内向型と外向型は気質の違いであり、どちらが優れており、どちらが劣っているかという区別はしませんでした。
つまり、気質が違うだけであって、どちらも重要な性格だと考えた訳ですね。
しかし、オーストリアの神経学者ジークムント・フロイトの主張は違いました。
フロイトは自身の論文の中で、内向型をネガティブな性格とし、外向型をポジティブな性格としたと言われています。
このような主張をしたのは、フロイトだけではありません。
Note
1920年代のアメリカでは、心理学者や医師たちは、外向型は円滑な人間関係や経済的な成功をもたらすのに対し、内向型はアルコール依存や自殺といった悲惨な結末を導きかねないと警告し、子どもを社交的に育てるように助言したのです。
更に1940年代後半には、ハーバード大学のポール・バック学長が、「繊細・神経質・頭でっかちな学生よりも、健康的で外向的な学生を入学させるべきだ!」と言明しました。
参考文献:「内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法(著:スーザン・ケイン)p28〜29より」
世の中の教育により、内向型=劣等、外向型=優秀というイメージが、植え付けられてきたのです。
僕自身、昔から自分の内向的な気質・性格をよく思っていませんでした。
それはやはり、内向的な自分は劣等生であるという、漠然としたイメージを抱いていたからです。
僕たちが内向型についてあまり良いイメージを持たないのは、一部の学者たちの主張により、劣等的な印象を与えられてきたからかもしれませんね^^;
Check
アメリカだけではなく、日本においても、外向型が理想とされる価値観は根強く浸透していると感じます。
例えば、学校ではできるだけ多くの友人をつくるような教育をします。
「友だち100人できるかな!」という歌は、まさしくその象徴でしょう!
確かに、子どもの頃は友だちはいた方が良いと思います。
未成年は精神的にも未熟ですし、友だちが心の支えになることもあります。
友だちと触れ合うことで、思いやりを学んだり、多様な価値観があることを知ったり、人間的にも成長できるでしょう。
僕も幼い頃は学校が嫌いでしたが、やっぱり仲の良い友達がいてくれたのは大きいです。
とはいえ、別に大勢の友だちはいらないと思います。
僕も仲の良かった友だちは数名程度です。
無理にたくさん友だちを作らなくても、一般的な学生生活を送る中で、協調性やコミュニケーション能力は身につくでしょう。
僕が小学生の頃、休み時間に教室でひとり絵を描いて遊んでいたことがありました。
その時に担任の先生が、
ユウキ君、お友だちと外で遊ばないの?
積極的に、みんなの輪の中に入ってみましょう。
と声をかけてくれました。
心配して声をかけてくれたのはわかります。
しかし、僕は友だちがいなかった訳でも、友だちの輪の中に入れなかった訳でもありません。
単純に絵を描くのが好きで、一人の時間を楽しんでいただけです!
大人たちから見ると、僕のような内向的な子どもたちはネガティブなイメージに捉えられて、外で活発に遊んでいるような子どもたちはポジティブなイメージに捉えられるのでしょう^^;
実際、外で活発に遊んでいるような子に対しては、
いつも外でばっかり遊んでいないで、たまには教室でお絵描きでもしてみましょう!
なんて、声はかけませんからね。
現代は日本でも「個性を尊重すべき」という時代に変わってきてはいますが、まだまだ古い価値観が根強く残っているように感じますね^^;
外向型が理想という価値観は、思い込みに過ぎません!
外向型が基準とされる社会で生きている
内向型の割合については諸説ありますが、おおよそ30%前後と言われています。
内向型の割合は3人に1人に対して、外向型の割合は3人に2人です。
僕たちのような内向的な人間は、世間一般的に見て少数派です。
Note
僕の体感では、内向的な人が3人に1人もいるようには思えません。
外向型が理想であるという価値観を持ち、外向型が基準とされる社会で生きているので、内向型である自分を偽り、無理に外向的な振る舞いをしている人が多いからでしょう。
こういった人たちを「隠れ内向型」と呼びます。
関連記事:内向型(内向的な人)の割合が圧倒的に少なく感じる理由!
多くの人は外向型が理想であるという価値観を持っています。
言い換えるならば、社会は外向型を基準につくられていると言えるでしょう。
例えば、僕は自宅で一人で仕事をしている時が、一番力を発揮できます。
周りに人がいると神経が過敏になり、気が散ってしまうからです。
しかし、大半の会社は同僚と机を並べて、大勢の社員がいる部屋で仕事がおこなわれます。
仕事を終えて、飲みに誘われた時のことも考えてみてください。
お誘いありがとう!
ぜひ、一緒に行こう!
と誘いにのれる人と、
ごめん。
今日は自宅でゆっくり過ごしたいから、行けないわ…。
と誘いを断る人。
職業や社風によっても変わるでしょうが、一般的には前者の方が評価はされやすいでしょう。
特に社会人になってからは、誰とでも分け隔てなく接することのできる人や、職場の上司と上手く打ち解けられるような人が評価されやすいですよね?
外向的な人間が評価されやすいということは、自分の上司も外向的な人間になりやすいということです。
これはあくまでも僕の経験に過ぎませんが、学生時代におこなっていたアルバイトの上司、会社員時代の上司、独立後に出会った起業家たちは、僕の性格とは正反対の外向的な人たちが圧倒的に多かったです。
会社員時代は「出世をするためには麻雀やゴルフを覚えた方が良い」とアドバイスをされましたし、独立後は「できるだけ多くの人たちと関わって人脈を作った方が良い」とアドバイスをされました。
外向的な活動で結果を出した人たちが多いので、アドバイスもまた外向型の人に向けたものになるのでしょう。
Warning
もちろん、それらのアドバイスが間違っているわけではありません。
ただ、外向的な活動が苦手な内向型にとって、そのようなアドバイスが負担になることもあると思います。実際、僕にはかなりの負担になりました^^;
妻は僕と結婚してから専業主婦になりましたが、結婚前にバリバリの営業職をしていた時期があります。
休日は週に1日しかなかったのですが、社員での運動会や登山などのイベントには強制参加。
飲み会を断った時は「場の空気を乱すな!」と、上司から30分近くこっぴどく説教をくらったそうです^^;
今では妻は専業主婦として、自分のペースでのんびり家事をこなしています。
会社勤めなんて、もう二度としたくない!
と言っています 笑
会社や職業によっては、社員同士のコミュニケーションは重要だと思います。
しかし、一人で読書をして知識を身につけたり、自宅でゆっくり休んで仕事のパフォーマンスを高めることだって、同じぐらい重要だと思います。
「性格学入門―運命のカギをにぎる16のタイプ別性格判断」の著者であるオットークルーガーとジャネット・M・トゥーゼンは、内向型の生き方について、次のような見解を示しています。
Note
内向型は外向型に比べると数で劣っている。
つまり、内向型は外向型に合わせて活動する場面が必要に迫られる。
世間の人々と同じように振る舞うような圧力がかかり、あさ目が冷めた瞬間から、外向的な世界に順応するように矯正されている。
参考文献:「内向型を強みにする(著:マーティ・O・レイニー)p12より」
この主張、僕はすごく共感しました!
学生時代は、文化祭や体育祭の打ち上げに行きたくなかったのですが、空気を悪くしないように参加していました。
会社員時代は飲み会が嫌いでしたが、「飲み会大好きです!喜んで参加します」という空気を出して、参加していました。
面倒な人間関係が嫌になって独立した後も、起業家同士の交流には悩まされました。
僕は起業家のコミュニティに所属していたのですが、定期的に飲み会や合宿などのイベントが開かれます。
ひどい時は1週間前から吐き気を感じるレベルに陥っていましたが、「この合宿や飲み会は学ぶものがあるはずだ!」と、無理やり自分を納得させて参加していました^^;
人によっては、僕や妻のように内向的な人間を、ノリが悪いと思うでしょう。
しかし、僕は「なぜノリを合わせなくてはならないのか!」と思います 笑
人には人の特性があり、生き方があり、価値観があるのです。
人付き合いよりも、自分の時間や家族との時間を優先するという価値観を持っていたって構わないでしょう。
ノリが悪い?
そう思いたければ思えばいいさ。
僕は身体の疲れを癒すために、家でゆっくりと休ませてもらうよ!
こんなふうに自由奔放に生きられれば良いのでしょうが、内向的な人たちは場の空気を読む力が強いです。
だからこそ、余計に周りの空気に合わせて自分を偽ってしまうのでしょう^^;
今では僕も内向的な自分を受け入れ、大切な人とだけしか関わらないようにしています。
人の誘いも断れるようになりましたが、昔は人との関わりが嫌で仕方なかったです…。
先ほども言ったように、現代は昔に比べると、個性が尊重されるような世の中に変わってきたと思います。
女性も社会で働きやすくなりましたし、個人の強みを活かして起業をする人も増えました。
しかし、社会全体的な雰囲気は、まだまだ外向的な人が基準とされており、評価される傾向があるように感じています。
少数派の内向型は、多数派の外向型に合わせる場面が多いかもしれませんね。
内向型は誤解されやすく理解もされにくい
世の中には、内向型に対して誤解を持っている人は多いでしょう。
あなたは内向的な人と聞いて、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか?
内気でコミュニケーション能力が低く、自宅にこもってパソコンゲームをプレイしている。
なんとなく、そんな人を思い浮かべるのではないでしょうか?
もちろん、内向型の中には、内気な人もいるでしょうし、コミュニケーション能力が低い人もいるでしょうし、パソコンゲームが好きな人もいるでしょう。
しかし、内気というのは性格ですし、コミュニケーション能力というのはスキルですし、パソコンゲームが好きというのは趣味です。
内向型に直接的に結びつくわけではありません。
言い換えれば、内気で、コミュニケーション能力が低く、パソコンゲームが好きな外向型もいるというわけです。
しかし、多くの人は人間の気質や性格に関する知識がありません。
そんなことは、学校の教育で学ばないからです。
Warning
そもそもの話、内気な性格が悪いわけでも、コミュニケーション能力が低いのが悪いわけでも、パソコンゲームが好きなのが悪いわけでもありません。
ただ、外向型が理想という価値観を持ち、外向型が基準とされる社会で生きている人が多いため、内向的な人=劣等という誤解を受けやすいのだと思います。
そして、これは僕の経験上の話ですが、内向的な人は周りから理解されにくい傾向があると感じています。
例えば、僕がサラリーマンだった頃、同期の誕生日には、毎回居酒屋で誕生会が開かれていました。
当然ながら、僕の誕生日もみんなでお祝いをしてくれました。
ありがたいのですが、本音を言えば、僕は家でゆっくりと休みたいのです!
角が立たないように、
俺の誕生日は気を遣わないでいいよ。
とやんわりと断っても、
いやいや、 なに気を遣っているんだよ!
みんなで楽しくパァーッとお祝いしようぜ!
と、半ば強制的に参加させるわけです 笑
この流れがとにかく疲れます!
学生時代も、独立後も、このような場面には多々出くわしました。
もちろん、人にもよるでしょうが、僕のような内向的な人間の気持ちは理解されにくいのだと感じます。
だからこそ、何の悪気もなく「みんなで一緒に過ごす方が楽しいに決まってるじゃん!」「仕事は人脈が何よりも大切だろ!」「もっと積極的に人と関わった方がいいよ!」というようなアドバイスをされることがあるのです。
いまの僕のように、自分の気質をしっかりと理解している人間であれば、
確かにそういう考え方や生き方もあるよね。
でも、自分には合わないな!
と割り切れると思います。
昔の僕のように、自分の気質をよく理解していない人間であれば、
確かにそうなのかな…。
自分のような考え方や生き方は、間違っているのかな…
と真剣に考え込み、自分の気質には合わないような生き方をしてしまうでしょう。
その結果、人間関係や仕事が思うようにうまくいかず、劣等感に苛まれる…という悪循環に陥るのです^^;
これもまさしく、内向型が生きづらくなる原因の一つだと思います。
内向型の気質や性格は、なかなか理解されづらいですよね。
内向型は自己肯定感が低くなりやすい
僕は内向型が生きづらさを抱えてしまう一番の原因が、自己肯定感の低さだと思っています。
Check
自己肯定感とは、自分自身を素直に受け入れる感覚のことです。
関連記事:自己肯定感が低い内向的な人は、肯定する前に受け入れるのが大事!
外向型が理想という価値観を持ち、外向型が基準とされる社会で生き、周りからも理解されにくい。
そんな人生を送ってきた内向型の人たちは、自己肯定感が低くなりやすいです^^;
自己肯定感が低い人間は「自分はなんてダメな人間なんだ」「社会で何の役にも立っていない」「人に迷惑ばかりかけている」というように、常に自分を責め続ける傾向があります。
本来は、内向型にも外向型にも優劣はありません。
どちらが優れているわけでも、どちらが劣っているわけでもありません。
RPGなどファンタジーの世界に出てくる戦士と魔法使いの違いのように、得意なことと苦手なことが違うだけです!
内向型の人間にも立派な強みがあるし、世の中から必要とされています。
「自分には存在する価値があるし社会の役に立っている!」ということに気づかない限り、生きづらさから解放されることはないのだと思います。
結局は、自分の内面の問題なんです。
自己肯定感の低さ。
これが、生きづらさを抱えてしまう一番の原因でしょう!
内向型が自分らしく生きるには?
確かにわたしも、「内向的な人間よりも、外向的な人間の方が理想である!」という価値観を持っているね。
社会の雰囲気も、何となく外向型を基準とする傾向があるもんね…。
内向型が自分らしく生きるためには、一体どうすれば良いのだろうか?
僕としては、次の3ステップが重要だと思っているよ!
関連記事で詳しく解説しているから、合わせてチェックしてみて^^
Check
Step1:自分を知る
Step2:自分を受け入れる
Step3:自分を活かす
関連記事:内向型が自分らしく生きるための3つのステップ!
まとめ
内向型が社会で生きづらさを抱えてしまう理由は次の4つ!
Check
・外向型が理想という価値観を持っている
・外向型が基準とされる社会で生きている
・内向型は誤解されやすく理解もされにくい
・内向型は自己肯定感が低くなりやすい←特に重要
内向型・外向型とは気質の違いであり、そこに優劣はありません!
「内向型だって立派な個性!」と自分を受け入れて、一人社長という自分の適正に合った活動をすることで、僕は気楽に生きられるようになりました^^
自分らしい豊かな人生を送れるかどうかは、自分の気持ち次第です。
ぜひ今回の記事を参考にしてもらえると嬉しいです。